こんにちは!今日はあいにくの曇り空、昨日が素晴らしい天気だっただけに少し残念ですが、花粉症の私にとってはなかなかありがたい空模様です。みなさん、どこかお出かけなどされてますでしょうか。3月ということで新天地への引っ越しの真っ最中という方もおられますでしょうね。
さて、突然ですが、みなさまは病院でもらった湿布薬で皮膚がかゆくなった経験はありませんでしょうか。私は何度かあります。なぜ湿布薬を貼ったときに患部がかゆくなったりするのでしょうか。今日は調べてみました。
湿布薬とは?
布地に炎症を抑える効果のある薬剤が塗ったものを湿布薬といいます。主に痛みや腫れのある場所に貼って使用します。皮膚から薬効成分を吸収させ、効果をあげます。
塗り薬と違い、乾燥しにくく、また衣類を汚しにくいという特徴があります。
薬の成分が原因のかぶれ
湿布薬を貼っていると、だんだん貼っている部分がかゆくなってくることがあります。その原因の一つが薬剤の主成分によるもの。ロキソプロフェンやケトプロフェン、インドメタシンなどの消炎鎮痛成分が刺激となって接触性の皮膚炎を起こすことがあります。また、人によっては薬剤によりアレルギー反応を引き起こす場合もあります。
かぶれなど症状がひどいときは、できるだけその湿布薬を避け他の薬剤に変えるか、長時間使用しないようにします。
日光が原因のかぶれ
ケトプロフェンなどの湿布薬をつけて日光に当たると、紫外線に反応してアレルギー症状が起きる場合があります。このような症状を薬剤性光線過敏症といいます。
前述した接触性の皮膚炎の場合は、薬剤そのものが刺激になっていますので、できるだけその湿布薬を使用しない方がいいのですが、薬剤性光線過敏症の場合は、紫外線に当たることが引き金になっていますので、湿布を貼った部分に紫外線が当たらないようにすれば、症状を引き起こさないで済むことがほとんどです。
薬剤性光線過敏症の症状に当てはまる方は、湿布薬を貼っている間は極力、日光に当たらないようにするか、UVカットの衣類を着たりして紫外線を避けるようにしてください。
汗が原因のかぶれ
前述したかぶれの原因は薬剤や紫外線によるものでしたが、それ以外にもシンプルに湿布を貼っていることで皮膚が蒸れてしまいかゆみが起こる場合があります。
一般的な湿布薬は貼付後4時間後あたりが一番効果が発揮されるということですので、ある程度時間が来たら、湿布薬をはがして、患部を清潔に保つようにしましょう。
うちの薬局に来られる患者さんでも、一日中ずっと湿布を貼っているという方や、そのまま眠ってしまう方がいらっしゃいますが、睡眠中は特に汗をたくさんかきますので、できるだけ外して眠るようにしてくださいね。
症状がひどいときは、医師や薬剤師に相談を
痛みを取ろうと湿布薬を貼っているのに、その湿布薬が原因で新たに不快な症状が出てしまっては元も子もありませんよね。
湿布薬は内服薬と違って、皮膚の表面に貼るので薬という認識が薄くなりがちですが、れっきとしたお薬ですので、体に何らかの症状が出た場合はその薬剤によって副作用が出ているという可能性を考えなくていけません。
もし、湿布薬で皮膚がかぶれたり、赤くなる、かゆくなる、湿疹が出る、また気分が悪くなる、頭痛がするなどの症状が出た場合は、医師や薬剤師に相談するといいですね。
その際、いつからいつまで、どこに使用した、どういう湿布薬で症状が出たということを伝えると、診察がスムーズになります。湿布薬を処方されたときに提出したお薬手帳を持参するのもお忘れなく。
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