おはようございます!まだまだ、寒い日が続いていますね。みなさま、お風邪などひかれていませんでしょうか。
さて、今日は、水虫の内服薬のお話をしたいと思います。内科系の持病をお持ちの方は継続的にお薬を服用されている方も多いのですが、その定期薬の中に水虫のお薬が処方されていることは結構珍しくありません。特にご高齢の方に多いようにみえます。
水虫の薬といえば、ローションやクリームのような外用薬じゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は、内服薬の方が、水虫の治療にはずっと効果的なんです。どんなものがあるのか、調べてみました。
どんなお薬があるの?
一世代前に水虫の内服薬として広く使われていた、グリセオフルビンは、効果の高いお薬でしたが、副作用が出やすいのが欠点でした。真菌と人間の細胞はとても良く似ているので、真菌をやっつけようとしたときに、人間もダメージを受けてしまうというジレンマがあったからです。
次世代の水虫薬とし登場したイトラコナゾールと、テルビナフィンは、真菌の細胞は壊すけれども、人の細胞は壊さないという優れた特性があり、グリセオフルビンに比べて副作用が格段に減りました。そのためこの2種は、現在の水虫薬の主流になっています。
内服薬を使った方がいいケースは?
- 水虫が広範囲に広がっている場合
- 外用薬を毎日、継続的に塗布することが困難な方
- ご高齢や体の不自由な方
- 水虫が重症化している場合
- 長期的に再発を繰り返している方
- 爪水虫の方
お薬代はどのくらいかかる?
- イトラコナゾール・・・約3万円(パルス療法3クール)
- テルビナイン・・・約2.5万円(6カ月)
健康保険を使用してのお薬代が上記になります。このほかにも診察代、検査代などもかかりますので、総額は、この倍は見ておいた方がいいのかもしれませんね。
結構、かかってしまう印象ですね。でも、爪水虫の場合は、市販薬では完治はほぼ不可能で、内服薬しか有効な手段がありませんので、本気で治すならいたしかたないというところでしょうか。
後期高齢者の方などは健康保険を使えば1割負担で治療ができるので、その場合はだいぶ負担が楽になりますね。
薬局で買えるの?
水虫の内服薬は、服用方法が少し特殊で、医師の指導の下、きちんと服用する必要があります。また、副作用として、肝機能障害が起こる可能性があるので、服用中は、定期的に血液検査を受ける必要もあります。
そのような事情のため、今現在、水虫の内服薬で処方箋なしに買える市販薬はありません。
まずは、皮膚科へ
しつこい水虫に長年、悩まされている方などは、市販の外用薬を使うよりも、一度、皮膚科に行って、内服薬を選択されるのも有効な手段かもしれません。また、それ以前に、その症状が本当に水虫かどうかということを判断する必要がありますので、まだ、皮膚科に行かれたことがないという方は、ぜひ一度、お近くの皮膚科を受診してはいかがでしょうか。
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