おはようございます!今日は予想通り、凍てつくような寒さです。近くの公園で山茶花が咲いていたのを見て、気持ちだけぽっとあたたかくなりました。
さて、またまた水虫のお話です。
皮膚の病気のどんなところが厄介かと申しますと、やはり見た目が悪いというところではないでしょうか。ニキビにしろ、蕁麻疹にしろ、そして水虫にしろ、人の目につく箇所の炎症は、時に炎症そのもののつらさよりも、見た目の方がつらいときがあります。
私が勤める調剤薬局で水虫のお薬を処方された患者さんも、よく、「かっこわるい」「見た目がわるい」など、気にされていらっしゃいます。
特に水虫は人にうつることがあるので、周りの目が気になってしまう病気だと思います。今日はそんな水虫を治すためにはどんなお薬がいいのか?ということについて調べてみました。
どんな種類があるの?
水虫の治療薬には大きく分けて2種類あります。皮膚に塗付するタイプの外用薬と、お水で飲むタイプの内服薬です。
外用薬は市販品がたくさん出ていて、薬局やドラッグストアなどで処方箋なしで購入できますが、内服薬は皮膚科など病院に行って処方してもらわないと手に入りません。
重度の水虫といわれる爪水虫の場合は、市販薬ではまず治らないといわれていますので、その場合は必ずお医者さんを受診して下さい。
外用薬にはどんなタイプがあるの?
皮膚に塗付するタイプの外用薬は、有効成分である「主剤」とそれを溶かすための「基材」でできています。外用薬のタイプは、液剤、クリーム剤、軟膏剤、スプレー剤、パウダー剤などがあります。
それぞれの症状に合わせて、最適なお薬を選ぶことが水虫の治療の第一歩となります。
液剤(えきざい)
アルコールが基材となっているものが多く、使用感が良いのがポイントです。乾くのが早いので、足もべたつきません。
その分、浸透力は弱く、薬が流れやすので、余分にかけてしまい、薬の消費量が多くなる傾向があります。(コストパフォーマンスがよくない)
また、アルコールは刺激が強いので、患部がじくじくしている水虫の場合は染みたり、炎症を起こしたりするので、避けた方がいいでしょう。
液剤:乾燥した足の間の水虫・水疱が破れていない足裏の水虫
クリーム剤
角質層への浸透力が高く、皮膚の表面に有効成分を長時間とどめることができます。市販されている水虫の治療薬の中でも一番、人気の高いタイプがクリーム剤です。
塗りやすいテクスチャーなので、のびもよく、広範囲に塗り広げるのが、かんたんです。のびがいいので、少量の使用でOKなので、コストパフォーマンスに優れています。
手で塗り広げるので、使用のたびに手が汚れてしまうというのが、欠点です。
クリーム剤:足の間のじくじくした水虫・水疱でじくじくした水虫・角質化した水虫
軟膏剤(なんこうざい)
油分の割合が多く、クリームよりもべとつくテクスチャーです。
刺激が少ないので、皮膚の状態が悪いときや、乾燥した肌にも使用することができます。いまはクリーム剤が主流となっているので、同じ塗り薬タイプでは、あまり使われていません。手で塗り広げるので、使用のたびに手が汚れてしまうというのが、欠点です。
軟膏剤:角質化した水虫・亀裂のある足の水虫
スプレー・パウダー配合タイプ
手を汚さず、広範囲に薬剤を吹きかけることができます。かかとの水虫が多い、女性向けの商品が開発されており、女性が気軽に買えるようなパッケージデザインが多く販売されています。
クリーム剤に比べると浸透力は落ち、コストパフォーマンスもあまりよくないので、長期的に使用する際は、薬代が結構かさんでしまいます。
スプレー:足の間の乾いた水虫・足裏の広範囲の水虫
パウダー配合タイプ:じくじくした水虫
tyouzaijimu.hatenablog.jp 本日もお読みいただきありがとうございました!もしこのブログがお気に召しましたら読者登録していただけると、大変、励みになります!よろしければ読者になるのボタンから読者登録よろしくお願いいたします。明日もぜひ、当ブログへお越しくださいませ!