38才からの調剤事務

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ドライマウス 口の中が乾燥する原因は?治療法は?

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唾液はとてもたいせつなものなんですね

  こんにちは!今朝は湿度が高かったのか、早朝は窓の外に霧がかかっていました。山間部では日常の風景だと思いますが、街中ではあまり霧は見られないので、しばらくぼんやり眺めていました。

 大気は潤っているようですが、今日はお口の乾燥の話、ドライマウスについて書いてみたいとも思います。調剤薬局では、新薬が発売されたり、近隣の病院が新しい薬を採用した場合に、製薬会社の方による勉強会が行われます。

 今日の勉強会は、ドライマウスの方のためのお薬についての勉強会で、ドライマウスについていろいろと教えてもらうことができました。

 

 命に係わる病気ではないものの、かなり不快感や不便を伴うドライマスが起こる原因はどのようなものなのでしょうか。

ドライマウスとは?

 

 成人では通常、唾液は1日1~1.5L分泌されますが、さまざまな原因で唾液の量が減って、口の中が乾燥した状態をドライマウス(口腔乾燥症)といいます。

 ドライマウスになると、舌が回りにくくなってうまくしゃべれなくなったり、食べ物が食べづらくなったり、味覚障害が起きたり、歯周病などが発生しやすくなったりします。ひどい方では、口の渇きで目が覚めてしまうということも起こります。

原因は?

 
 ドライマウスの主な原因は、加齢によるものです。加齢によって、唾液腺の働きが低下し、唾液の分泌量が減少してしまうからです。
 その他にも、服用している薬の副作用によるものや、口呼吸によって唾液が蒸発するために起こるもの、入れ歯などがあっていない場合、シェーングレン症候群や糖尿病が関係している場合もあります。

治療法は?

 
 ドライマウスの根本的な治療法はまだ見つかっていないのが、現状です。
 歯科や内科などの病院でドライマウスと診断された場合、その原因となっているものを特定し、それを取り除いたり、治療することから始めます。たとえば、入れ歯が合わなくて、食べ物を噛む回数が減ったことで、唾液の分泌量が減っている場合は、先に入れ歯を治します。
 そのあと、保湿スプレーや、マウスウォッシュ(洗口液)、保湿ジェルなどを使って、口の中をできるだけ潤すようにしていきます。シェーングレン症候群の方などの場合は、シェーングレン症候群自体の治療法も確立されていませんので、唾液の分泌量を促すサラジェンなどのお薬を服薬します。

日常生活でできることは?

 
  ドライマウスを防ぐためには、口呼吸をしないようにできるだけ口を閉じる、こまめに水分を補給する、加湿器などで部屋の湿度を保つ、柔らかいものばかり食べない、など、唾液の分泌を促したり、口の中が乾燥しないような状況を作ることが大切です。
 また、ストレスフルな状況が続くと、口の中が乾燥しがちになりますので、できるだけ無理をせず、楽しく、ゆったりとした生活を送ることを心がけましょう。
 

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