38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

処方箋の期限はいつまで? 間に合わない時の裏ワザ紹介します!

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期限切れなんてそんな殺生な~

 こんにちは!みなさん、いかがおすごしでしょうか?

 さて、唐突ですが、みなさんも一度はありませんか?病院で処方箋をもらったけど、しばらく仕事で薬局に行けなくて、やっと行けたと思ったら、「すいません、期限が切れてるんですが」。

 わたしはありました。今日はそんな処方箋の期限について書いてみたいともいます。

 

処方箋の期限が切れたらどうなる?

 

 今や調剤薬局はコンビニよりも歯医者よりも多い時代。院外処方がメジャーとなったいま、病院のすぐ近くに調剤薬局はあります。しんどくて病院へ行ったんだったら、すぐに薬くらい取りに行きなさいよ。という話なんですが、混んでいる調剤薬局だったり、いつももらっている薬だったりしたら、まあ、別の日にしようかと思ったりしちゃうんですよね。

 で、薬局に行くと「期限切れてますよ」。

 これは自分が無知で悪いんですけど、ショックでしたね。だって、もう一度診療費払って病院で診察してもらわないといけないんですよ。ひ、ひどい。泣き面に蜂とはこのことだ。と、一人苦しみ悶えました。自業自得なんですが。

処方箋の期限は発行日を含めた4日以内

 

 そうなんです。処方箋には「使用期限」があるんです。お医者さんに行って、処方箋を処方された日を含めた4日以内調剤薬局に行って、調剤してもらわないとその処方箋は無効になり、薬を手に入れようと思ったら、再度病院に行かなくてはいけないんです。本当に「がーん😨」という感じですよね。

使用期限を過ぎると処方箋は無効になる

 

 使用期限を過ぎるとその処方箋は無効になってしまいます。つまり、お薬をもらおうと思ったら、また病院に行って診察を受けなくてはならないということなんです。

 なぜなら処方箋に書かれたお薬は病院に行ったそのときの患者さんの症状を見て、お医者さんが出したものなので、時間が経ってしまえば、症状も変わり、処方箋の薬が患者さんの症状に合わなくなってしまう可能性があるからです。

土日、祝日も関係ない

 

 さらに注意しなくてはならないのは、この処方日を入れて4日という期限は、土日祝日も含むという点なんです。もし、金曜日に処方箋をもらって、月曜日にもらいにいけばOKですが、月曜日が祝日などで火曜日にもらいにいくともう期限切れなんですね。

 私が勤める調剤薬局でも期限切れの処方箋を持ってこられる方がたまにいらっしゃいますが、中には一カ月前の処方箋を持ってこられる方なんかもいらっしゃいます。残薬があったのでしょうけど、大丈夫なのかなと心配になってしまいます。

すぐに取りに行けない場合の裏ワザ

 

 もし、どうしても調剤を待つ時間がないという方は、ちょっとした裏ワザがあります。もし、薬を待つ時間がないというときは、とりあえず、処方箋を調剤薬局に持って行ってください。はじめていく薬局でなければファックスでもたいてい大丈夫ですので、とりあえず、調剤薬局に処方箋を送って下さい。

 要するに調剤薬局に処方箋を出すのが4日以内であればいいので、薬を取りに行くのは4日以降でもかまわないのです!

 忙しい方はとりあえず、処方箋だけ薬局に手渡して、あとは都合のいい時に薬を取りに行けば大丈夫なんですね。

 まあ、でも、具合が悪くて病院に行っているなら、薬はできるだけ早く手に入れて飲む方が断然いいんですがね。

 できるだけお薬をまとめてもらいたいという方こちらもどうぞ!

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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先発(せんぱつ)とジェネリック 結局どちらが得か?お薬代を安くする方法

 みなさん、突然ですが、「ジェネリック医薬品」というものをご存知でしょうか?

 黒柳徹子さんや、高橋秀樹さんのCMなどでお知りになった方もいらっしゃるかもしれませんね。そういう効果もあって最近では、ずいぶん認知度も上がってきたジェネリック医薬品ですが、調剤薬局に来られる患者さんの中にはまだまだ「よくわからない」と、いう方もおられます。

 

 な~んかとにかく言いにくいんですよね。「ジェネリック」って言葉。全然聞きなれない単語ですし。「なんか、よくわらないけど、安いんでしょ」という認識が一番適しているんじゃないでしょうか。

 簡潔に説明すると、ジェネリック医薬品とは、先発の医薬品の特許が切れた後に同じ有効成分で作られた薬のことです。

 よく「ジェネリック=安い」と思われていますが、それは本当で、先発の薬のように開発費がかかっていない分、薬価が安くなっているのです。

 でも、安かろう悪かろうということではなくて、薬事法に基づく厳しい検査基準や規制をきちんとクリアしているお薬なんです。

 厳密に言えば、効果や有効成分は同じですが、原材料が異なる場合もあります。でも、基本的には同様のお薬という認識で大丈夫です。

 お医者さんでお薬を処方されるときに、「薬代を安くしたいからジェネリックでって言いたいけど、お医者さんにはなかなか言いずらいなあ」と、いう方はどうぞご心配なく!

 調剤薬局で処方箋を出すときにひとこと「ジェネリックでお願いします」と、いえば大丈夫です。

 処方箋に「先発品からの変更不可」という指示がない限り、ジェネリックで薬を用意してもらえます。

 そもそも国もジェネリック薬品を強く推奨しており、調剤薬局でもできるだけジェネリック薬品の使用率を上げるようにと指導されているのです。

 ですので、ジェネリック薬品を希望される場合はぜひ薬局でその旨をお伝えください。先発品とジェネリックの薬価って、10倍くらい違うことも少なくありません。同じ効果ならジェネリックの方がわたしはいいなと思います。

 ただし、薬局によっては先発品しか置いてないところありますので、その場合は、先発品が処方されることになります。逆に先発希望でもジェネリックしか置いてない場合や、そもそもジェネリックがないお薬もあります。
 処方箋を出す際に、事務の人か薬剤師さんに確認されると間違いがないと思います。
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調剤事務で働くメリット その1 インフルエンザの予防接種が受けられる

 日に日に寒くなっていきますが、みなさんいかがおすごしでしょうか。そろそろ幼稚園や小学校でもインフルエンザの流行の兆しが見え始めてきたようですよ。大人でも40度近くの高熱が出て、何日も寝込んでしまう、恐怖のインフルエンザ。こわいですよね。うがい手洗いが予防だといいますが、家族が一人罹患したら、もうこれは一大事。ほぼ防ぎようがありません。子供が小さい家庭では本当に他人ごとではありません。

 

 さて、その、インフルエンザですが、調剤薬局で働いていると、なんと!インフルエンザの予防接種がタダで受けられます!

 なんと!と、大げさに書きましたが、まあこれは医療系のお仕事をされている方にはごく一般的なことのようで、免疫力が低下した病人や、ご高齢の方が多く集まる医療機関では、院内感染を防ぐためにもインフルエンザの予防接種が無料で受けられるようになっているそうです。

 言われてみれば、それはもっともな話ですよね。毎年、わたしも予防接種を受けに行っていたのですが、今年は仕事中に近くの病院で予防接種を受けさせてもらいました。

 予防接種って、健康保険が使えず、自費だから結構、家計には厳しいですよね。特に小さいお子さんがいられるおうちなら中学生未満は2回接種が常となっていますから、一回2000~3000円としたら、2回で一人4、5000円。それが、子供の数だけかかるのですから、家族全員で受けると毎年、決して安くない出費です。

 それが、1人分、減る上に仕事中に受けられるなんてシンプルに「ラッキー」と思いました。

 でも、これはわたしが勤務する薬局でのことで、眼科の受付をしている友人は「そんな福利厚生はないよ」と、言っていたので、すべての医療機関にあるわけではないようです。でも、病気の患者さんに接することが多い薬局ならやっぱりこういう福利厚生はあってほしいですよね。勤務中はマスクをしていることが多いですが、患者さんで立て続けにくしゃみをしてるような人でも「ノーマスク」の方って結構いらっしゃるんです。子供さんも、マスク嫌な子もいますものね。

 患者さんにきちんと薬を処方して元気になってもらうためにも、スタッフが元気でいないといけません。やはり予防は大切です。あとは日々の健康管理ですね。

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調剤薬局でお薬手帳が大切なわけ

 こんにちは!突然ですが、みなさんが調剤薬局に行くと、「こんにちは!」のあいさつの後、だいだいきかれることはこれじゃないでしょうか?

「お薬手帳はお持ちですか?」

 そうです。「お薬手帳」なんです。調剤事務をやっていて一番重要なアイテムが「処方箋」ですが、その次に重要なのが「お薬手帳」なんです。

 

 すでに多くの方がお使いだと思いますが、もしかしたら「なにそれ?」という方もいらっしゃるかもしれません。

 お薬手帳とは、その名の通り、みなさんが調剤薬局で薬をもらったを記録しておく手帳です。

 この手帳は、医療関係者(医者、薬剤時、調剤事務員)だけでなく、患者さんにとっても便利で大切なものなんですよ。

 たとえば、耳鼻科と眼科とか、整形外科と内科など、複数の病院に同時期に通っておられる方は、薬が複数出されることがあります。その際、同じ効果の薬が重複されたり、飲み合わせるとよくない薬が処方されてしまう可能性があります。そういうときに役立つのがお薬手帳。受診時にこれをお医者さんに見せれば、お医者さんが処方されている薬を把握して、適性な処方を行うことができるんです。

 よくありませんか?お医者さんに行って、「今、他に薬を飲まれていますか?」と聞かれても、「えーと、たしか、胃の薬かなにか。白い小さい、そうだ!Gなんとかとか、書いてあったんですけど」と、いうような状況。

 特にたくさんの薬を飲まれている方は、なかなか薬を覚えるのは大変です。また薬の名前を憶えていても、薬には成分の容量がありますから、5ミリグラムか、10ミリグラムかで体に与える影響も変わってきてしまいます。

 そういうときにお薬手帳をさっとお医者さんに手渡せば、万事解決!いつ、何科にかかり、どんな薬をどれだけ、どれだけの期間処方されたのかかが一目瞭然なんです。

 これでお医者さんも安全に薬を処方することが出来ます。

 お薬手帳は調剤薬局で処方箋と一緒に提出すれば、そのときの薬のデータが記載されたシールを貼付してくれます。もし、お薬手帳を家に忘れた際は、その旨を伝えれば、シールを渡してくれますので、家に帰って自分で貼れば大丈夫です。

 お薬手帳を持っていない方は薬局で「お薬手帳を作りたいんですが」と、一声かけて下さい。新しい手帳が手渡されます。

 また、あまり知られていませんが、手帳はシールが貼れればどんなものでも良くて、おうちにある小さなノートをお使いいただいてもかまいません。

 最近ではQRコードを使ってデータを読み取ることが出来るスマホのアプリ版のお薬手帳もあります。みなさんが使いやすいものをお使いくださいね。

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とにかく寒い ~今週のお題「今年買ってよかったもの」~

 こんにちは!ここ数日、とにかく寒い!インフルエンザもそろそろ流行り始めてきたようで、できることならば家の中にずっと籠っていたいものですが、そういうわけにもいかないので、今日もレセコンと向き合う日々です。

 さて、今回ははてなブログの今週のお題にちなんだ話題を書いてみようと思います。

 

 今週のお題「今年買ってよかったもの」。今年もいろいろ買いましたが、一番、買ってよかったなあと思うのは「手袋」です。

 手袋と言っても「無印良品」のごく普通のウールの手袋なんですが、調剤薬局で働いているとこれが必需品なんですよ。レセコンと向き合ってるのにどうしてか?って思われますよね。

 通勤で使うから?まあ、使ってますが、ずばり、「分譲」のときにいるんです。

 以前にも書きましたが、調剤薬局では、患者さんが持ってきた処方箋に書かれている薬が自分のところにない場合、他の薬局へ薬を買いに行きます。

 もし、時間に余裕があれば、薬を問屋さんに発注して納品してもらいますが、急いでいるときや、少量の場合は、他の薬局に買いに行きます。これを「分譲」と呼びます。

 わたしが働いている薬局は小さな薬局なので大きな薬局のようにたくさんの種類の薬を常備しているわけではありません。だから、日に何度も分譲に行くことがあるんです。そのとき移動手段として一番使うのが「原付バイク」です。

 もう、おわかりですよね。原付バイクといえば、そう、「手袋」ですよね~。

 冬のバイクはとにかく寒い!!マスクをして、眼鏡をしても寒い!とにかく寒さとの闘いなんです。薬局には車もあることはあるんですが、やっぱりバイクの方が機動性がいいというか、駐車するのも気を使わなくていいし、もし、はじめて行く場所で道に迷っても、エンジンを切って押せば、すぐに軌道修正できるので、優先順位が上がります。

 バイクに乗るときに手袋がなかったら、想像するだけで恐ろしい。寒すぎて、袖を伸ばして手袋代わりになんかしてたら事故をするかもしれませんしね。

 今年、調剤事務の仕事をはじめたとき、まあ、それなりにいろいろなものを買いました。仕事中に履くスニーカー。これは長時間でも足が痛くならないようにと、ニューバランスを買いました。あと、高機能な電卓とか、白衣の下に着る薄手のインナーなどなど。でも、やっぱり一番役に立ったのは、なんといっても手袋でしたね。100均の手袋とは違うので薄手でも暖かいし、毛玉もできにくいので、使い勝手がとてもいいのです。

 これからまだまだ寒くなっていく一方だと思いますので、今年の冬はこの手袋が手放せないだろうと思います。

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実際どうなの?調剤薬局の人間関係

 こんにちは!調剤薬局で働きはじめて、知り合いに一番聞かれることは、「そういう資格持ってたの?」ということなんですが、二番目に聞かれるのが、「人間関係ドロドロしてるでしょ?」という質問。

 

 わたしは調剤薬局に全くそういうイメージを持っていなかったんで、え!そうなの?と驚いたんですが、わたしのまわりでは、調剤薬局といえば、ドロドロした人間関係のある職場というダークな印象を持っている人が結構、多いみたいです。

 調剤薬局といえば女性が多く働いているというイメージがあるからなんですかね。女同士の陰湿ないびりとか仲間はずれなんかがありそうっていうイメージがあるみたいです。

 確かにわたしの勤める薬局もほとんどが女性スタッフですが、全くそんなことがありません。みんな日々の業務をてきぱきとこなし、嫌な仕事を誰かに押し付けるような人もおらず、むしろ自ら買って出るような、とても働きやすい雰囲気の職場です。

 実際、未経験で事務をはじめたわたしは失敗ばっかりの日々でしたが、(今もそうですが)一度も嫌な顔をされたり、怒られたことがありません。みんな丁寧に教えてくれるし、ささっとミスをフォローしてくれます。

 薬剤師さんがふんぞり返っているわけでもなく、事務と薬剤師それぞれが協力しながら患者さんに薬を提供しています。

 うちの薬局は敷地面積が狭いわりに従業員の数が多いので、もし、従業員同士の関係が悪かったら、それはもう悲惨だと思います。わたしはパートなので勤務時間は短いですが、社員の事務さんや薬剤師さんは結構長めの勤務時間ですし、働くメンバーも一週間全く変わりませんから、人間関係がうまくいってなかったら、たしかにとても働けないような職場だと思います。

 まあ、これは調剤薬局に限ったことではなく、どんな職場でも共通していることでしょうね。わたしもこれまでいろんな職場で働いてきましたが、険悪な雰囲気の職場も少なからずありましたし、実際、いびりのようなことをされたこともありました。

 あれは、やっぱり嫌ですよね。たとえ自分がされていなくてもされている人を見たり悪口を聞くのもとても嫌なものです。

 わたしはいま働いているところが初めて務めた薬局ですので、あまり参考にならないかもしれませんが、これから調剤薬局で働こうと思っている方がいらしたら、別に調剤薬局だからといって人間関係が特別悪いところばかりではないということはお伝えしておけたらなと思って今日は書いてみました。

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調剤事務 レセコン入力 業務内容は?

 

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 こんにちは!今日は調剤薬局のブレインともいうべきレセコンについて書いてみたいと思います。

 調剤薬局で働くことになったら、避けて通れないのがレセコンの入力作業です。そもそもレセコンとは何かというと、レセプトコンピューターの略称で、じゃあ、レセプトとはなんぞやといえば、「診療報酬明細書」のことなんですね。

 

 つまり、レセコンとは、診療報酬明細書を作成するコンピューターのことで、事務は、レセコンを使って日々、以下のような作業をします。

  • 保険請求の為のレセプト作成
  • 診療内容の入力
  • 窓口会計(患者の支払い料金)の計算
  • 処方箋の発行
  • 投薬使用量の管理
  • お薬手帳、薬剤情報の発行
  • 領収書発行、明細型領収書発行

 患者さんから処方箋を受け取ると、すぐにスキャナーで取り込み、そのデータを奥の薬剤師さんがiPadで確認して、薬を集めている間に、レセコンにデータを入力するのが調剤事務の仕事です。

 とにかくこの入力をきちんとしなくては、薬剤師さんが薬を集めても、患者さんに投薬することが出来ません。

 と、いうのは調剤事務がレセコンに入力したデーターが薬を監査する監査機にも分包機にも飛ぶようになっているので、集めた薬が間違っていないかを確認するためには、すばやくレセコンの入力を終え、正確なデータを飛ばしておかなければならないのです。

 ここで、データの入力が間違っていると、エラーが出て、監査することができないような仕組みになっています。最近の機械は本当によくできているなと感心させられるばかりです。

 さてさて、そういうわけで、レセコンの入力をすることで、調剤薬局の仕事は動いていくようになっているので、もたもたするわけにはいかないのですが、このレセコンがまたちょっと専門的でわたしのように未経験で知識もない人間には、文字通り、一から覚えていくしかないといった感じなのです。

 まあ、慣れてしまえば、よくできてるじゃないか!レセコンくん。と、なるのですが、はじめは、まあ、なんじゃこれ!の連続です。とにかく「細かい」。どこがどう細かいのかは、今回はおいておいて、また別の機会に長々書こうと思います。

 とにもかくにも、レセコンがなければ調剤薬局ははじまりません。つまり、これが使えるようにならなければ、事務員として務まらないということですが、働いているうちに絶対に使えるようになりますので、これから調剤事務の仕事に就こうと思っている方はどうぞご安心下さい。大丈夫。絶対に慣れます。わたしでも慣れました。

 もし、これから調剤事務の仕事に就きたいと思っておられる方がいらっしゃったら、ワードの基礎を勉強しておかれるといいかもしれませんね。

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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調剤事務員として心がけていること

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 こんにちは!今日は、私が調剤事務員として働く上で、一応、常日頃心がけていることを書いてみたいと思います。

 もし病気になって病院に行くとき、体だけでなく心も参っていることが多いですが、そんなときに横柄な態度や厳しいことを言われるともう完全にまいってしまいますよね。

 でも、残念ながら患者の気持ちになかなか寄り添って下さらないお医者さん、看護師さんに当たることもあります。本当にこの人はわたしの具合(気持ちなども含めて)を把握してくれているのか、もし、これがわたしじゃなく、自分の家族にも同じような態度を取るのだろうか。そんなことを感じてしまうことがたまにあります。


 

 調剤薬局でも嫌な思いをしたことがあります。これは愛想が悪いとかそういう類の話ではないのですが、高校生のときに、おしりに湿疹ができて皮膚科に行ったとき、調剤薬局で塗り薬をもらいました。その際、待合室で男の薬剤師さんが「こちらのクリームはどこに塗りますか」と尋ねられました。

 これは調剤薬局で働いているのでよくわかるのですが、薬剤師さんは投薬の際に患者さんに薬の説明をしたり、使用法の確認をします。そのとき「今日はどうされました」とか、「今日はお風邪ですか」など、少し会話をするのですが、調剤薬局はだいたい狭いところが多いので、他の患者さんにもその会話は聞こえてしまいます。

 わたしのときも他に患者さんがいたので、高校生のわたしは「お尻」ということばをいうのがとてもとても恥ずかしかったのです。その件があってから、わたしは二度とその調剤薬局には行かなくなりました。今なら即答できますが、若いときは些細なことも気になってしまいます。

 もちろん、この薬剤師さんは悪気があったわけでもなく、純粋に仕事をしていたわけですが、やっぱりデリカシーがかけていると思います。だってまだお尻だったからよかったものの、これがデリケートゾーンとかだったら、その時のわたしはその場で固まってしまったと思います。

 医療の現場だけに限ることではないのですが、わたしが調剤薬局で働く上で心がけているところは、しんどい患者さんをこれ以上しんどくさせないようにしようということです。

 わたしは事務なので病気を治したりすることはできませんが、できるだけ迅速に正確な事務処理をして、思いやりのある態度で患者さんに接することで、患者さんはただシンプルにお薬を受け取って、治療に専念することができると思います。

 病気になってしんどいけれど、お薬をやっと受け取ることが出来て、これから具合がよくなるぞ!と、患者さんにほっとしてもらえる空間を作ることが出来たら、それこそ調剤事務冥利に尽きると私は思っています。

 失敗も多くてなかなかまだまだなんですが、やっぱり優しい事務員になりたいですので、日々頑張っていきたいと思っております。

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これだけは!調剤事務に必要な資格 その2

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冬は寒くて夏は暑いです


 前回は、調剤事務の仕事をはじめるときに、「調剤事務講座」を受講しておくといいよというような真っ当な意見を書いてみましたが、今回はそんな余裕はない方におススメする?「裏ワザ的」な意見です。

 

おすすめの資格はこれ!

 

 調剤事務を始めるときに、調剤事務関係の資格があればそれに越したことがありませんが、必須ではありません。実際わたしもそういう類の資格は一切持っていませんが、調剤事務の仕事をしています。ただ、この資格は絶対ないと困る!これから面接に行く方は絶対に取っておいて欲しい!という資格があります。

 それは、「自動車免許」です。そんなんかーいと思われるかもしれませんが、本当にこれは必須です。少なくとも私の働いている薬局では薬剤師さん、事務さんみんな持ってます。

薬剤師さんにも運転免許が必要なわけ

 

 まず、薬剤師さん。最近特に増加しているのですが、薬剤師さんは、薬局に来る患者さんに薬を調剤するだけでなく、在宅の患者さんにお薬を届けに行かなくてはなりません。だから、免許は必須です。

 次に、調剤事務ですが、患者さんが処方箋を持って来られた時に、そこに書かれているお薬が薬局にないことがあります。というか、うちの薬局では、最低1日に4回は絶対にあります。そういう場合、「急配」をかけて、薬屋さんに注文して持ってきてもらうこともあるんですが、薬価の関係で、近くの薬局へ買いに行くことになります。その際に原付や車を使うことになります。自転車で行けるところばかりならいいのですが、そうもいかないので、やっぱり免許は必須なんですね。

 他の薬局へ薬を買いに行くことを「分譲」といいます。

採用するために必須条件の薬局も

 

 わたしが勤めている小さな薬局などはたくさんの種類の薬を持っているわけではないので、1日何度も分譲に行くことがありますが、大きな薬局などは薬を常備しているのであまりこういうことはないかもしれません。実際、大きな薬局で働いていた友人はペーパードライバーでした。

 でも、調剤薬局は小さいところが圧倒的に多いですから、分譲は必須だと思います。中には免許がないので、どこへでも自転車で行くという事務の方もいらっしゃるそうですが、これはなかなかしんどいし、薬を急いでいる患者さんも多いので、現実的には免許は持っておかないと仕事になりません

 それに、足りないお薬を入荷した後に患者さんの自宅にお届けする場合もあります。その際、やっぱり免許は必要になってくると思います。患者さんに後日取りに来てもらうというところもありますが、これだけ薬局が乱立している昨今、患者さんは取り合いです。少しでも差を付けたいと思う薬局が多いですから、お届けのサービスをしているところも少なくないと思います。

 そういうわけで、もし、これから調剤事務の仕事に就きたいと思われる方はぜひ免許の取得をおすすめします!って、そんなの調剤事務よりもっとお金も時間もかかるやないかーいと思われるかもしれませんが、これは本当に現場では必要な資格なんです。

 たぶん、調剤事務の資格を持っていても、自動車免許がないと面接に合格しないんじゃないかなとさえ思います。でも、いいかえれば、自動車免許を持っていれば、調剤事務の資格を持っていなくても受かる可能性があるということなんです。実際、わたしは面接で、「どれくらいの頻度で運転されてますか?」「原付は乗れますか」と、聞かれました。わたしは週に2回は運転していましたし、原付も以前通勤に利用していました。もし、免許を持ってない、もしくはペーパーならいま調剤事務の仕事をしていなかったと思います。

原付だけでもかまわない

 

 なんなら原付だけでもいいので必ず取得してください。原付の免許なら1万くらいで1日で取得できます。もし、ペーパーの方はぜひもう一度、車に乗ってみて下さい

 裏ワザ的な意見ですが、これが現場を見た上での調剤事務に現実的に必要な資格だと思います。

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これだけは!調剤事務に必要な資格 その1 おすすめの調剤事務講座

 

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必死のパッチでがんばるぞ!

 こんにちは!みなさんいかがおすごしでしょうか?

 調剤事務をはじめたい!思われたとき、多くの方が、「資格を取っておいた方がいいのか」と悩まれるのではないでしょうか。実際、わたしが調剤薬局で調剤事務として働きはじめたときも、「資格持ってたの?」と、いろんな人に聞かれました。

 確かに調剤事務は、事務の中でも専門職というイメージがありますので、資格を持っていないと働けないと思われがちかもしれません。

 でも、わたしは資格は持っていません。

 そもそも、調剤事務にどんな資格があるのかもよくわかっていませんでした。いってみれば、調剤事務って、資格がなくても働けるということなんですね。ただ、そうはいっても、実際に働いてみて、やっぱり資格があった方がいいなと思うことが何度もありました。

 そういうわけで、今日は、調剤事務の資格を持っている同僚の話や薬局にある事務の本、ホームページなどでいろいろ調べて、実際に調剤事務に必要だなと思うような講座や、これだけは!という資格についてまとめてみました。

調剤事務の資格はすべて民間資格

 

 いわゆる調剤事務の資格というのは、民間資格で、国家資格ではありません。通信講座で勉強したり、短期的にスクールに通って取得するようなタイプのものが多いようです。たとえばこんなものがありました。

 

ヒューマンアカデミー 調剤薬局事務講座

 

 これは費用が33000円で、合格保証というものが付いているようです。テストに合格すると、「医療保険調剤報酬事務士」という、資格が取れるようです。

ユーキャン 調剤薬局事務講座

 

 次に新語流行語大賞でも有名なユーキャンです。こちら39000円と少々高め。添削が3回、終了課題が1回あって、年6回奇数月に開催されている「調剤事務管理士(R)技能認定試験」に合格すると、「調剤事務管理士」という資格が取れるようですね。

ニチイ 調剤薬局事務講座

 

 医療系の通信講座と言えば、ニチイという感じでしょうか。こちらの講座は、通信講座だけでなく、通学の講座もあるんですね。さすが本格的です。カリキュラムの内容を見てみると、なかなか細かくて、基礎的なことからしっかり学べそうですね。

資格なしで働き始めた感想

 

 調剤薬局で働いて半年が経ち、それなりに日々の業務はこなせるようになってきたんですが、わたしは理論的なことを全く勉強せずに、いきなり実践という感じでやってきました。ですから、全体像が掴めていないというか、素養が全くないんです。

 具体的にいうと、点数計算とかの勉強を全く勉強せずにやってきたんです。一昔前ならそんな状態じゃとても働けなかったのかもしれないのですが、今はレセコンが自動的に点数計算してくれるので、こんな感じでも働けてしまうのです。でも、やっぱりある程度のところまでくると壁にぶち当たるというか、基礎を勉強しなくては、やれない仕事がでてくるんですよね。

勉強しておいて損はない

 

 職場の先輩は通学できちんと勉強しているので、そういう人の仕事ぶりをみているとニチイのようなカリキュラムできちんと勉強したらずっといいだろうなあと思ったりします。でも、今から学校に通うというのもちょっとなあという感じなので、本屋さんでテキストを買って勉強するようにしていますが、これからはじめられる方はこんなところで勉強しておくと絶対に損はないと思います。

 よく、こういうところで資格を取っても現場では全く役には立たないという話を耳にしますが、わたしはそんなことはないと思います。資格を取ったらすぐに仕事が見つかるというわけではないと思いますが、勉強しといて絶対に損はないと思います。働く上で間違いなく役に立ちます。これはわたしが断言します。

資格を取るかは費用や時間と相談

 

 ただ、こういう講座は安くないんですよね。働くときにしっかり下準備ができる方はいいんですが、わたしのようにお金がない、時間がないという人は、とても迷うと思います。取っておいた方がいいのか、取らなくてもいいのか。

 お金や時間に余裕があり、今後、ずっと調剤事務をやっていきたいと思う方はぜひ資格を取ってみて下さい。と、いうか勉強してみて下さい。

本屋さんなどではなかなか良いテキストがみつからない

 

 ちょっと脱線しますが、調剤事務を勉強しようと思う時に困るのが、調剤事務の勉強が基礎からできるいいテキストが本屋さんにあんまり売ってないことなんですよね。勉強するなら、はい、通信講座みたいな感じです。でも、やったこともないし、続けられるかどうかわからない、就職できるかもわからないことに4万近くも払えないですよね。でも独学で勉強しようと本屋さんでテキストを買っても全体像がわからないというか、どこをどう勉強したらいいかわかない。こんな気持ちわかっていただけるんじゃないでしょうか?わたしもそうでした。

 とりあえず、長々書きましたが、調剤事務の仕事をはじめてみたいと思った方で、時間やお金に余裕がある方は資格の取得をおすすめします。私の周りでいちばん取得者が多かったのは、ニチイの「調剤報酬請求事務技能認定」で、その次は「調剤事務管理士」や「調剤事務実務士」などでした。

 私ももう少し余裕ができたら資格を取ってみたいなと思っています。

 さて、次回は、「調剤事務に必要な資格その2」です。これはちょっと変化球になるかもしれませんが、実際に働いてみて本当に必要な資格はこれだ!と思ったことを書いてみたいと思います。

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