38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

調剤薬局で頼めること 残薬の調整は?お薬の変更はできる?

全国的に不安定な天気が続いておりますが、みなさまお風邪などひいてないでしょうか?今年は寒さが厳しくて、我が家の電気代も過去最高を記録しました。でも、できるだけ部屋を暖めるようにしているおかげで、家族みんな風邪で寝込まずに済んでおります!でも、早く暖房を使わないで過ごせるような季節になって欲しいです。

 さて、今日は調剤薬局でできることについて書いてみたいと思います。

 

 突然ですが、みなさん、処方箋をじっくりご覧になったことはありますでしょうか?ちらっと見たことがあるよっていう方は多いと思うんですが、どんな薬がどんな飲み方で処方されているかどうか、じっくりご覧になる方は少ないんじゃないでしょうか?

 私も調剤事務の仕事をはじめるまでは全くと言っていいほど処方箋を見たことはありませんでした。病院でもらったらそのまま調剤薬局の受付に出すだけ。だって、なんか専門用語のようなものが羅列されているだけでパッと見てもよくわかりません。

 でも、これ、ちょっともったいなかったかもしれません。

 と、いうのも、お薬のもらい方、種類、数などは調剤薬局で変更したり調整したりすることができるのです!

 たとえば、継続的に飲んでいるお薬をときどき飲み忘れたりして、余ってしまっている場合、お医者さんには言いそびれてしまったなあと、思ったら、調剤薬局で相談すると、お薬の量を調整してもらえるんです。

 また、たくさんの薬を飲んでいたりして、シートのままだと飲むのが手間だなと思ったら、調剤薬局でまとめてもらうことも可能です。

 そして、これはこのブログで何度も書いていますが、先発品からジェネリックへの変更ももちろん調剤薬局でできます。ただし、処方箋に「変更不可」や、薬剤名の前に「✖」印がある場合は、他のお薬に変更することができません。

 もし、処方箋に書かれている内容に、不安や疑問点、希望などがある場合はぜひ、調剤薬局に尋ねてみて下さい。薬剤師が内容を確認して、通院された病院に問い合わせてくれます。そして、お医者さんから許可がおりると、お薬を変更したり調整したりできるようになります。

 もう一回、病院に行かなくてはいけないのかなと、思っていた方もいらっしゃられるのではないでしょうか?私もそうでしたが、薬剤師がきちんと仲介してくれますので、ご心配なさらず、ぜひ相談されてみて下さいね。

 そうすることによって、お薬代が安くなったり、無駄な薬を買わなくても済むようになるかもしれません。

 お医者さんも薬剤師ももちろん専門職ですので、きちんとした処方をされていると思いますが、機械ではなく人ですので、ケアレスミスや意思の疎通がうまくいかず、症状がきちんと伝わっていないなんてこともあります。

 そういう状況を少しでも減らすために、処方箋を渡されたら、ぜひ患者さん本人も確認されることをおすすすめします。なんといっても自分の体ですものね。人任せにしすぎるわけにはいきません。 

 

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すっきりわかる! 内服(ないふく)と頓服(とんぷく)の違い  

 

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お薬の飲み方って意外とたくさんありますね

 こんにちは!今日はすっかり冬に戻ってしまったようなお天気ですね。風も強いので患者さんも傘をさすのにご苦労されています。全国的にインフルエンザはB型がまだまだ猛威を振るっているようですので、なかなか春は遠からじとはいかないようですね。花粉の飛散も日増しに多くなってきているので、せめてインフルエンザには早くおさまってもらいたいと願うばかりです。みなさまもお体ご自愛下さい。

 さて、今回はお薬の内服(ないふく)と頓服(とんぷく)の違いについて書いてみたいと思います。薬局でお薬をもらった時に、お薬の袋に内服と書かれていたり、頓服と書かれていたりするのですが、みなさんこの二つの違いはご存知でしょうか?

 恥ずかしながら、私は調剤事務の仕事に就くまでよくわかっていませんでした。

内服とは口からお薬を飲むこと

 

  まず、内服とはお薬を飲むこと、つまり口から摂取することをさします。

  なるほど、なるほど!では、頓服は?といいますと、これもお薬を飲むことをさします。なんだ!一緒じゃないの?と思われますよね。そうなんです。内服も頓服もどちらもお薬を口から飲むことを指しているんです。ただ、その飲み方が違っているですね。

 

 

内服と頓服の違い

 

内服(ないふく)は、定期的・継続的に飲むお薬のこと

頓服(とんぷく)は、その症状があるときに飲むお薬のこと 

  

 たとえば、血圧が高かったり、血糖値が高かったりする方は継続的にお薬を飲まれていると思います。その場合、処方箋や薬袋には「内服」とか、「内服薬」と、記載されています。

 一方、打撲や抜歯などで鎮痛剤を処方される場合や、便秘で便秘薬を処方される場合などは、「頓服」とか「頓服薬」と記載されていると思います。

 内服と書かれている場合は、お医者さんの指示通り、毎食後や就寝前などに習慣的にお薬を飲まなくてはいけません。

頓服はその症状があるときにだけ飲む

 

 薬袋に頓服と書かれている場合はその症状があるときに飲んでくださいということです。たとえば、頭痛がするときや、便通が良くないと感じた時などにお薬を飲むというわけです。症状がないときは飲まなくてもかまいません。

「とんぷく」という言葉は少し聞き馴染みがない言葉なので、どういうときに飲めばいいのかな?と思われる方も多いと思いますが、「その症状が出た時にのむ」ということを覚えていてください。

 たまに屯用(とんよう)と書かれている場合もありますが、それは頓服と同じだと思っていただいて結構です。

 病院でもらった薬なので、薬が全部なくなるまでちゃんと飲まなくては!とまじめに服用される方もけっこういらっしゃいますよね。すごくよくわかります。

 でも、頓服で出されたお薬は、お医者さんが決められた用法用量で決められた期間飲み続けなければ、効果が出ないお薬とは異なりますので、その症状が出たときで大丈夫です。ときどき、予防のために飲んでおこうという方もいらっしゃいますが、症状があるときに飲むのが頓服の正しい服用方法です。

内服と頓服が同時に出る場合は?

 

 たとえば、睡眠導入剤などで、同じ薬が内服で出ているけど、頓服でも出ているというケースも結構あります。これは、内服薬として医師が決めた期間、用法用量で飲み続けるお薬も出されているけれど、その症状が特にひどい場合などに、頓服として追加で服用するということです。たとえば、いつも服用しているけれど、どきどきしたときなどに追加で服用するというかたちです。

 この場合も、薬情などに記載された頓服の用法用量(1回2錠)などを守って服用するようにします。

外用は口以外から

 

 ちなみに薬袋に「外用(がいよう)」と書かれている場合は、口以外から成分を摂取するお薬のことを指します。

 例えば、目薬、湿布薬や塗り薬、座薬などがそれにあたります。これは、みなさんも結構イメージしやすいと思います。

 外用の例外としては「トローチ」などがあります。トローチは口から摂取しますが、飲み込むわけでなく、喉の粘膜から薬の成分を吸収させるので外用になります。

 トローチを内服や頓服とレセコンに入力してしまうのは、調剤事務をはじめたときのあるあるです。

 効果のあるお薬ですが、飲み方を間違っては意味がありませんので、ぜひこの2点は覚えておいて下さいね。

お薬の服用時間についてはこちらをどうぞ!

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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ジェネリックに対する抵抗感 ~薬代を少しでも安くする方法~

 今日は昨日までの春らしさはどこへやら冬の寒さが戻ってきましたね。みなさんお風邪などひかれていないでしょうか?

 さて、以前も書いたのですが、病気をして辛いのは体だけでなく、医療費がかかってくること。仕事を休んでお給料が減ってしまった上に医療費を負担しなくてはならないのは当然のこととはいえとてもしんどいものですよね。

 

 そこで少しでも医療費を安くするためにお薬を先発品からジェネリックにするという選択肢があるのですが、この一見シンプルに見える選択肢が、人によってはシンプルではないんです。このことは調剤薬局に勤めてみてはじめてわかりました。

 まずジェネリック医薬品についておさらいをしておきます。

 ジェネリック医薬品とは、新薬と同じ有効成分で作られ、医薬品医療機器等法に基づく様々な厳しい基準や規則をクリアしたお薬のことです。効き目や安全性が新薬と同じだと認められてから販売されています。

 お薬は、最初に開発した会社が特許を持ち20~25年独占的に製造販売することが出来ます。その特許が切れた後に別の会社が同じ有効成分を使って、製造、販売するお薬がジェネリック医薬品です。

 ジェネリックの最大の特徴はなんといっても薬価が安いこと

  だと、思います。新薬の開発には一般的に15年から20年かかりますが、ジェネリックの場合は3年から5年で済みます。この期間の差がコストの差となり薬価が安くなるわけです。

 そういうからくりというか、シンプルな理由でジェネリック医薬品の薬価は安くなっているわけですが、ご年配の方の中には「安かろう悪かろう」というイメージを強く持っておられる方がおられて、ジェネリック医薬品をすすめても拒否されることが結構あります。

 もちろんこれは個人の自由なので先発でももちろん結構なんですが、年金で細々と暮らされている方などは薬代もばかにならないと思うので、ジェネリックをおすすめしたいのですが、これがとても難しい。

 薬には心理的な作用というものが付きまといます。また、ご年配の方は新しいものや変化に対する抵抗感を持っておられる方がおられますので、いくら同じ有効成分と説明しても、ジェネリックに変わったことで、薬の効きが悪くなったと感じてしまう可能性があるのです。

 そうなってしまっては元も子もないわけで、「では、先発品」ということになってしまうのですが、ここをどうにかしてジェネリックの長所をわかってもらい、適宜選択してもらえるようにすることができたらなあと思います。

 調剤薬局で働く上で、しばらくは私の課題となりそうです。

 

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薬局選び お薬はどこでもらえばいい? 門前?家の近く?

春が近づいてきたこともあって、全国的に大荒れな天気が続いていますがみなさまお元気でしょうか?

 今日は病院にかかって処方箋をもらったときに、どこの薬局でお薬をもらえばいいか、ということについて書いてみたいと思います。

 実際にはお金を払っているので、(控除があったりして薬代が無料の場合も健康保険料を支払っているので)正確には、どこで買えばいいのかという表現になりますが、みなさんはどこの薬局でお薬を受け取っていらっしゃいますか?

 

 その前に少しだけ確認ですが、薬をもらう際、診てもらった病院で受け取るのは「院内処方」で、病院では受け取れず、調剤薬局で受け取るのが、「院外処方」です。

 近年、「医薬分業」という考え方が広まっており、たいていの病院は「院外処方」がメジャーとなってきました。病気でしんどいときに、病院から薬局に行くのは面倒だから病院で薬をもらえたらいいのにと思われる方も多いと思いますが、「医薬分業」には、患者側にもメリットがあります。

 これは調剤薬局で働いていて実感したことなんですが、実はお医者さんの発行する処方箋は結構ミスがあります!これは本当の話で、ちょっとした表記ミスからなかなかのミスまで、信じられないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に問題のある処方箋がくることは珍しくないんです。

 たとえば、こどもさんの飲み薬の量。こどもさんには年齢と体重に合わせてお薬が処方されるんですが、これはちょっと多すぎるでしょう?というようなことがよくあります。ほかにも頓服と内服の表記が違っていたり、重複してお薬が出されていたり、人為的なミスが日々あります。

 そういうミスを見つけるのが薬剤師の仕事です。院内処方でも薬を用意するスタッフがミスを見つけることはあると思いますが、やはり完全に分業になっている方が、シンプルにミスを見つけやすいです。

 間違った薬を処方されないためには、医薬分業はとてもメリットがあると私は思います。

 さて、本題に戻りますが、お薬を受け取るときに一番よく利用されるのは、かかった病院のすぐ近くの薬局ではないでしょうか。

 医薬分業が推進されてから調剤薬局は爆発的に増加しました。そのため病院のそばにはたいてい調剤薬局があります。

 とても当たり前な意見ですが、薬局選びで一番おすすめするのは、この「すぐそばの薬局」です。

 なぜかというと、病院と提携関係にあるようなすぐそばの病院には、その病院の先生が処方するだろう薬が一通りそろっているからです。総合病院の場合は少し異なりますが、耳鼻咽喉科や、小児科の場合、病院から遠くの薬局に行くとお薬がそろっていないということはよくあります。

 お薬は一日あればたいてい用意できるのですが、すぐに服用したい場合や、用事がある場合はちょっと困りますよね。すぐそばの薬局だと比較的そういうことが少ないので、きちんとお薬を受け取りたい方は、病院のすぐそばの薬局がおすすめですよ。


 

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黄色いダイア? 超高級おくすり レミッチについて 

 

 「黒いダイア」といえば、世界の三大珍味「キャビア」ですが、製薬会の黄色いダイア」というのはご存知でしょうか?
 薬局で働いている人ならご存知かもしれませんが、これは「レミッチ」という薬の通称です。
 

 

このお薬は主に血液透析をされている方に処方されるお薬で、血液透析されている方に起こりやすい皮膚のかゆみを抑えるための薬です。
 なぜ、この薬が「黄色いダイア」と呼ばれているかといいますと、ずばり、「高い」んですよね。薬価が。なんと!1粒あたり「1346円」もするんです。これは高い!
 血液透析されている方は基本的に毎日3回以上お薬を飲まれる方が多いのですが、1日3回×30日で12万1140円になるんです!
 もちろんこれは薬価なんで、健康保険を使えば、3割とか2割とか後期高齢者の方なら1割の値段で買えるわけですが、それにしてもびっくりするほど高額です。
 ちなみに、「薬価」とは、病院の薬の公定価格のことです。国(厚労省)が価格を決め「薬価基準」と呼ばれる価格表に載せます。薬価は2年ごとに見直され、新年度の4月に全面改訂されます。お医者さんはこの薬の中から薬を選んで処方するんですね。
 よく、高い高いといわれているお薬に「アレルギー」の薬がありますが、そのアレルギーのお薬の代表格「アレグラ」でも「64.9円」ですから、レミッチがとても高いことがおわかりいただけるんじゃないでしょうか。
 私も調剤薬局で勤め始めたころ、レミッチだけみんながえらくたいそうに扱っているのを見て首を傾げたのですが、値段を聞いたらすぐにそれはそれはたいそうに扱うようになりました。なにせ1粒「1346円」です。ぽろっと落とした日にはちょっとした騒動になっちゃいます。見た目は薄いレモン色でころんとした楕円のかわいいお薬なんですがね。
 こんな高いお薬を毎日飲まなくてはいけない人がいると思うと病気なるということは、本当に大変なことだと思います。
 前述しましたが、レミッチを飲んでいられる方は血液透析をされている方がほとんどで、血液透析されている方は公費を受けられている方が多いので、薬代も無料になっていることが多いです。だから、金銭的には大丈夫なのかなあと思いますが、公費を受けられない人もいるわけで、そういう方がレミッチを勧められても、飲む続けるのは到底難しいのじゃないかと思います。でも、このお薬に変わる薬がないとどうしようもないですよね。
 かゆみというのはどのような種類の物であっても不快ですもんね。同じような効果効能で薬価の安い薬がでることを願うばかりです。
 そんなわけで黄色いダイア「レミッチ」にはびっくりさせられたんですが、夢の薬ともいわれている 小野薬品工業のがん免疫薬「オプジーボ」は、100ミリグラム当たりなんと、約73万円というからこれはもう「桁がちゃいまんがな」ですね。

 

お薬カレンダーについて

 こんにちは!みなさんお元気ですか?

 頭痛を沈めてくれたり、上がり過ぎた血圧を下げてくれたり、かゆみを抑えてくれたり、耳鳴りを解消してくれたりと、薬の効果、効能は本当に多岐にわたっています。現代医学に支えられているわたしたちにとって、薬は今や切っても切り離せない存在ですね。

 

 さて、そんな私たちを助けてくれる薬にも大きな落とし穴があるんです。それはなにかと申しますと、「薬の飲み忘れ」なんですね。なーんだそんなこと当たり前だと思われる方もいらっしゃると思いますが、これが意外と厄介な問題なんです。

 いう間でもなく薬は飲んではじめてその効果や効能を感じられるものです。つまり、飲まないと全くもって意味がありません。

 でも、みなさんも経験ありませんか?ついつい飲み忘れてしまったこと。

 頭が痛いとか熱があるとか、強い痛みや不快感がある場合は、比較的きちんと薬を服用する人がほとんだと思うのですが、頓服ではなくて内服で継続して薬を服用している場合は、つい飲み忘れてしまったりしますよね。

 特別な薬でない限り、1度や2度の飲み忘れで重篤な状態に陥るということは稀でしょうが、そういうことが頻繁に続いてしまうと、せっかくお医者さんにかかっていても病気がよくならないということになってしまいます。

 特にご年配の方は持病を持っておられる方も多く、服用する薬の種類や数が多いこともよくあります。また、薬の管理をするのが難しくなってきてしまう場合もあります。

 製薬会社の営業の方による勉強会の際もこの「薬の飲み忘れ」という問題は、よくテーマに上がります。

 今回はそんな「薬の飲み忘れ」を防いでくれる便利なアイテムをご紹介したいと思います。

 調剤薬局の壁面なんかで見かけられた方もいらっしゃると思いますが、「お薬カレンダー」というアイテムです。

 これは壁掛けカレンダーのように月曜日から日曜日まで、一か月分のポケットになっていて、そこに毎日飲む薬を入れておけるようになっています。

 これがあれば飲んだか飲んでいないか一目瞭然。お薬が今日以前のポケットに入っていれば飲み忘れているから、あ、飲まなきゃと飲み忘れを防止できます。

 外出する際は壁掛けのようなカレンダーを持ち運ぶことは難しいので、別で薬を管理することになりますが、施設などで暮らしておられる方や、入院されている方にとってはとっても便利なものだと思います。

 もし、定期的にお薬を飲まれている方で飲み忘れが多い方は一度お試しになるといいかもしれませんね。お薬カレンダーは「ダイソー」などの百均でも手に入りますし、ちょっときちんとしたものなら調剤薬局で千円くらいで売っていますので、一度ご覧になってみて下さい。

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インフルエンザの次は花粉症! アレルギー薬 タリオンについて 薬価は?

ついにきたー!最強寒波に吹きすさばれている中、追い打ちをかけるようにやってきましたね。「花粉くん」。

 いやいやそんなかわいいもんじゃないですが。ああ、まだインフルエンザの患者さんが毎日何人もやってくる状態なのに、もう春からの刺客ですよ。つらい。


 

 私は主に鼻と、目がつらくなるので、数年前から「タリオン」というアレルギーの薬をのんでいるのですが、私が働く薬局にはこのタリオン錠とタリオンOD錠という2種類の物があります。薬について全く無知の私はODとはなんぞや?となりました。みなさんはご存知でしょうか?

 OD錠とは(oral dispersing tablet)の略称です。

 【口腔内崩壊錠】
唾液や少量の水で溶けるように作られた錠剤。ものをうまく飲み込めない舌下障害がある人や幼小児、水分摂取を制限されている人も容易に服用できる。また、腹痛など突発的な症状が起こったときに水がなくても飲める薬として、市販薬にも応用されている。

 簡単に説明すると、水が無くても口の中で溶けるラムネのようなお薬のことですね。

 確かに、こどもは錠剤を水で飲みのは困難ですよね。また、糖尿病などが悪化して腎臓の機能が悪くなり、人工透析などを受けている方は厳しい水分制限をされているので、薬を飲む水もできるだけ少なくしなければならないときがあります。

 そういう方にはOD錠は大変役に立ちますもんね。

 私はOD錠でもふつうのものでもどちらでもかまわないので、ふつうのタリオン錠を服用しています。ちなみにタリオンに関してはOD錠もふつうの錠も薬価は変わりません。

 もし、今年の花粉シーズンの際に耳鼻科や内科にかかられて、アレルギーのお薬を処方してもらう際にはOD錠かふつうのものか選ばれてもいいかもしれませんね。

 西洋医学の賜物の薬も効果はその患者さんのメンタルの状態に深くかかわっていると思いますので、できるだけ自分にあった、続けられるお薬を選ばれるといいですよ。

 いくら効果がある薬でも飲むのに苦痛だったり、ストレスがたまるとすれば、本当にその人のために効果をあげているかわかりませんもんね。

 こどもさんのお薬がとても甘く味付けされてたりするのも、そういった気持ちのありようも加味されているからでしょうね。

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誰も履いていないナースシューズ 

 厳しい寒さが続いておりますが、みなさまいかがおすごしでしょうか?

 さて、今日は調剤薬局の制服について書いてみたいと思います。


 

 調剤薬局の制服は基本的に白衣とナースシューズです。

 私の勤めている調剤薬局では白衣もナースシューズもどちらも支給されているのですが、実のところ、支給されたナースシューズを履いているスタッフは一人もいません。

 白衣はみんな着ているんですけどね。だって、このナースシューズがなかなか曲者なんです。

 医療関係の仕事に従事されている方の中では「あるある」だと思うんですけど、ナースシューズってピンキリで、自分にぴったり合うものを探すのが難しいといったらありません。

 まあ、これは白衣にも言えることなんですが、そもそも医療関係の白衣やシューズはかなり手頃な値段で買えるんです。

 ご存知の方も多いと思いますが、アスクルとかアマゾンでも本当に1680円とかそんなくらいから売ってます。(ちなみにドン・キホーテで売っているのはコスプレ用だと思いますがあっちの方が逆に?高いですよね。)

 だから、値段の幅が広くてどれぐらいのものを買えばいいのか迷うんです。もちろん、安い物は生地や縫製、デザインもそれなりで、いいものはなんというかもうぱりっとしていて、事務員でもドクターや薬剤師に見えちゃいそうなパワーがあります。

 でも、白衣の場合は中に着ている服の柄が透けて見えるようなペラペラの生地だったり、ワンサイズ小さめに作られたものだったりと言った感じで決して着心地は良くはないんですが、まあ、別に着ようと思えば一応、普通に着れるんですが、シューズは違うんです。

 これは私が外反母趾なせいもあるんですが、安物のシューズ、というかサンダルは履いてると本当に足がしんどくなって、立ってられなくなります。なんというかヒールの高さが中途半端で踵をどこに置いていいかわからなくなるし、クッションは固いし、小指の爪は痛くなってくるし、本当に散々なんです。

 制服にお金をかけてくれている病院なんかだと違ってくるんでしょうが、うちのところはまあ、2000円もしないようなナースサンダルなんで、履き心地はよくありません。

 だから事務員全員、支給品のナースシューズは履かず、自前の白いスニーカーを履いています。コンバースとか、ムーンスターとかナイキとかごくごく一般的なスニーカーです。

 ちょっと話はそれますが、私は靴がとても好きなので、この仕事に就くときナースシューズに関しても結構調べたんですが、ナースシューズもなかなか専門的な分野が確立されていますよね。全然知らなかったジャンルです。まあ、これはまた別の機会にぜひ書きたいと思っています。

 と、いうわけで、うちの薬局では支給されたナースシューズはたぶんみんなロッカーで眠っています。かわいそうですが、足のためには仕方がない。

 ちなみになぜだかよくわかりませんが、薬剤師さんはみんなだいたいクロックスを履いています。これは薬剤師さんあるあるなんでしょうか?ご存知の方がいらしたら、またコメント欄などで教えて下さい!

 本日もお読みいただきありがとうございます。またどうぞよろしくお願いいたします。


 

 

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調剤薬局の「ゲン担ぎ」あれこれ

 電気代の請求書に前年度比15パーセントと書かれてあったのを見て、「たか~!」と、思うより「そりゃそうだろなあ」と納得してしまう今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょか?
 本当に寒いですよね。こんなに寒いと、例年なら毎日お鍋♪となるんですが、野菜の高騰でなかなかそうもいきません。白菜も大根もほうれん草も水菜も春菊もいや~高い。春が待ち遠しくてたまりません。
 さて、今週のはてなブログのお題は「ゲン担ぎ」ということですが、調剤薬局とゲン担ぎは相反するもののような気がしますよね。論理的な根拠に基づいて作られた西洋医学の薬と気持ちの持ちようであるゲン担ぎ。
 でも、まあ、ゲン担ぎやっているんですよね。私が働いている薬局でも。とは、いっても、そんなたいそうなことはしていません。

 

 毎年、年始に近所の神社に行ってお札をもらってくるくらいです。そしてレジの裏に貼っています。どうしてレジの裏に?!と思いますが、社長曰くお金が集まってくるそうです。

 ほんまかいな?と思うのですが、社長はお金持ちなので強ち眉唾でもないのかもしれません。でも、レジの裏というところが調剤薬局っぽいといえばぽいのかもしれませんね。

 うどんやさんとか、居酒屋さんなら入口のドアのあたりにばーんと「商売繁盛」と書かれたお札を貼ったり、えべっさんの笹や、七福神の宝船をかざったりしていますが、さすがに調剤薬局でそれはできませんよね。でも、調剤薬局ももちろん慈善事業ではなく利益を出していかなくてはならない商いであることには違いありません。

 気持ち的には商売繁盛ならそれにこしたことはないですもんね。

 まあ、そういうわけでうちの調剤薬局ではレジの裏にひっそりとお札が貼られています。みなさんも機会がありましたらぜひ調剤薬局でレジの裏を見てみて下さい!なーんて。

 でも、ある薬剤師の人が昔勤めていた薬局では、入口のドアの上に、堂々とえべっさんのお面が飾ってあったそうです。

 うーんすごい。子供たち向けにアンパンマンやピカチュウのお面を飾ってあるところはよく見かけますが、恵比寿様とは。

 これだけ調剤薬局がたくさんあればそんなところもありますよね。みなさんが利用されている調剤薬局ではどんなゲン担ぎが行われていますか?待合時間の間にこっそり見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。


 

 

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薬剤師のインフルエンザ予防法 調剤薬局

 毎日、寒い!ほんとうになんて寒い冬なんだ!強烈な寒波が日本列島に居座っていますが、みなさんお風邪などひかれていないでしょうか。

 寒さが厳しくなるのと比例して、インフルエンザがとっても流行っていますよね~。近所の小中学校でも学級閉鎖が相次いでいます。

 さて、調剤薬局にも毎日のようにインフルエンザの患者さんが来られます。そうなんです。お医者さんはいう間でもないのですが、調剤薬局もインフルエンザに罹患する確率が高いんですよね。そういう環境で薬剤師や事務員がどのようにインフルエンザを防いでいるかということを今日はお話したいと思います。

 

 投薬は薬剤師さんの大切なお仕事ですが、薬剤師さんだって、一人の人間。インフルエンザが大流行する時期はかなりひやひやものですよね。ウイルスまみれの患者さんの中でさぞや特別な対策をとっているのだろうと思われた方、実は!びっくりするくらい特別なことはしていないんです。

 まず、マスク。これもみんな自発的につけているだけで、スーパーサージカルマスクなんてものが支給されるはずもなく、各々、近所のドラッグストアで買ったものをつけています。薬剤師さんはお給料も高いので若干お値段高めのものを付けていますが。

 次に空気清浄機付き加湿器。これも今時どこのおうちにもあるようなものです。メーカーはパナソニックで、「ナノイー」が発生するというものです。ダイキンのスペシャルな業務用とか、医療用とかではぜんぜんないです。

 以上!これで、インフルエンザ予防法は終わりです。なんと!こんなの何もしてないのと同じですよね。まあ、全員あとは、個人個人で手洗いをするだけなんです。

 正直、私も毎日、働いていて「よくインフルエンザにかからないなあ」と、思っています。インフルエンザの患者さんなんて絶対毎日2~3人は来ますからね。これは、なんなんでしょうか。まあ、インフルエンザの予防接種は受けていますが、ほぼそれだけです。

 でも、私が個人的に実践しているインフルエンザ予防法、というか、風邪予防法は、とにかく体を冷やさないことです。シンプルすぎますよね。でも、これ、おすすめします!

 実はこれ、わたしが人生で2度ほどインフルエンザに罹ったときのことを思い出してやっていることなんですが、というか、風邪をひくときに絶対こうだということでやっていることなんですが、とにかく体を冷やした時に私は風邪をひくんですね。薄着で遠出したとか、友達の新居がやたら寒かったけど、部屋で上着を着にくいし、「暖房つけて♪」ともいえない小心者で小刻みに震えていたとか、とにかく体を冷やし過ぎてしまったときに必ずと言っていいほど私は風邪をひきこじらせました。まさに「冷えは万病の元」です。

 だから、わたしは部屋をぽかぽかにして、+加湿、部屋でも厚着をしています。外で寒くなったらとりあえず走る。

tyouzaijimu.hatenablog.jp

 

 まあ、こんな感じで今年の冬は今のところ風邪をこじらせずに済んでいます。みなさんはどんな風邪対策をしていらっしゃいますでしょうか。とにかく元気に冬を乗り越えましょうね。

 

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