こんにちは!雨続きの秋ですが、みなさんお風邪などひいていらっしゃらないでしょうか?すっかり秋の装いが似合う季節になってきました。いやあ、本当に暑いとおしゃれも何もありませんからね。とにかく涼しさ重視になってしまいます。薄手のジャケットやベストをそろそろ出してこようかな?なんて、久しぶりの洋服に心が躍りますが、この時期になると実は、女性の間で嫌なアレが大流行するそうなんです。
女性の水虫は秋から増える?
そう、アレとは白癬菌(はくせいんきん)、いわゆる水虫なんです。水虫も白癬菌もどちらも字面からして、いやーな感じが出ていますね。通常、白癬菌は梅雨から夏の高温多湿の時期に増殖し、お盆頃から増えなくなります。
それなのにどうして寒くなる秋からこの水虫が流行るのでしょうか。
それは、ブーツが靴箱から駆り出されるからなんです。
足元のおしゃれにはかかせないブーツは、寒い冬に足を守ってくれる女性の強い味方!私も大好きです。でも、その長所は白癬菌にとっても最高のコンディション。むれむれ、じめじめしたところがだ~いすきな白癬菌はあっという間に、かわいい女性の足に住み着いてしまいます。
水虫は、ほっておいたら自然治癒する?
水虫はかゆみやいたみを伴ったり、水膨れになったりして、不快極まりない皮膚の病気です。治療をせずにほっておいたらまず完治はしませんし、他の人のも感染するというから手に負えません。赤ちゃんや子供さんのいる家でお父さんが水虫だと、お母さんは神経をとがらせてしまいますよね。
まず、足の裏や指の皮がめくれているなど不快な症状があれば、皮膚科を受診してください。その原因が白癬菌によるものかを判定しなければいけないからです。他の病気だと市販薬でも病院のお薬でも効き目がなく、よけいに症状を悪化させてしまう恐れもあります。まず、原因を突き止め、そこから治療に入ります。
どんな薬を使えばいいの?
水虫の薬には軟膏、クリーム剤、スプレー剤、液剤などがあります。どの薬がいいかは患者さんの好みやライフスタイルなどを基準に選択してください。ふつうの足の裏の水虫であれば、市販薬でも治療が可能といわれています。市販薬に記載されている用法容量を守って、根気よく治療を続けることが重要です。
ちなみに処方薬では、ゼフナートクリーム(リラナフタート)や、アトラント軟膏(ネチコナゾール)などが、よく出ます。
爪水虫は市販薬では、ほぼ治らない
ただし、爪水虫という超厄介な水虫の場合は、市販薬ではなかなか治すことが困難です。治療には病院で処方してもらう抗真菌薬を内服することになります。最近では、効果的な外用薬も登場していますが、いずれも医師の処方がないと購入することができません。足の爪に異常がある場合は、自分で治そうとせずに、皮膚科で診てもらうようにしてください。
治し方と予防法
1、薬はお風呂上りに塗る。
2、薬は患部だけでなく足の上全体に塗る。
3、症状がおさまったように見えても2カ月は薬を塗り続ける。
水虫がなかなか治らないのは、完治していないのに、症状がマシになったことで治療を途中でやめてしまうことが最大の原因だということです。そう、白癬菌は実にしぶといので、症状が治まったように見えても油断は禁物なんです。
お医者さんからもらった薬でも、市販薬でもとにかく指定2カ月はひたすら何も考えず、お風呂上がりの清潔な足の裏全体(指の間もお忘れなく)に塗り続けましょう!
足の不快な症状が白癬菌のしわざなら、必ずよくなってくれるはずです!
今年こそはきれいで健康な足になるために!ぜひ、がんばって治療を続けましょうね!
あと、ブーツはできるだけ長時間、履かないようにすることと、一日履いたら涼しい日陰で休ませることを忘れないようにしてください。
今、水虫にかかっていない人もブーツを履いた日は念入りに足を洗って、きちんと足を拭く習慣をつけてください。カビはじめじめしたところを好みますので、水分が残っていると繁殖してしまう可能性があるからです。
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