こんにちは!今日も素敵な秋の休日となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今週、私の勤める薬局で急激に患者さんが増えたのが、眼科の患者さんです。イネなどの花粉が原因の花粉症でアレルギーの目薬を処方された方がたくさんいらっしゃる中、こちらも多かったのが麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の患者さんです。
ばくりゅうしゅって?聞いたことがないな。という方もいらっしゃいますよね。私もそうでした。薬剤師さんに聞いてみると納得!
麦粒腫とは俗にいうものもらいのことでした。地域によってはめばちこということもあります。そうなんです。(めばちこ)も(ものもらい)も実は同じ病気のことをさしていまして、どちらも麦粒腫のことだったんですね。
なるほど。では、麦粒腫とはどのような病気なのでしょうか。
麦粒腫について
- 麦粒腫は、まつげの毛根や汗を出す汗腺が細菌(主に黄色ブドウ球菌)に感染することで発症します。発症するとまぶたのふちに赤みが出たり、膿が溜まったりします。 かゆみや傷みが伴うこともあります。
- 自然治癒することもありますが、眼科で処方された抗生物質を点眼または塗布することで症状が改善されます。改善されない場合は、外科的手術で膿を出す場合もあります。
ものもらいという呼び方をされるので、うつっちゃうのかな?と思われる方も多いかもしれませんが、実は感染力は弱いです。そもそも黄色ブドウ球菌は人間の体に常在している細菌です。
麦粒腫になってしまうときは、体の抵抗力が弱っているときや、目を擦って傷つけてしまったときがほとんどだということだったので、季節の変わり目で風邪などをひいて、体の抵抗力が弱ってしまうちょうど今のような時期に流行るということなんですね。また、この時期は花粉と、黄砂とPN2.5のトリプルパンチで目をこすって傷つけてしまいがちです。そんなときに、細菌に感染してしまうということのようです。
だから患者さんが急増したんですね。納得です。もし、目に違和感があったり、まぶたの淵にぷっくりとしたふくらみができていたら、できるだけ触らずに、お近くの眼科に行くことをおすすめします。
また、小さなお子様は砂遊びをした手で知らず知らずのうちに目を擦って傷つけてしまい、細菌に感染してしまうというケースが多いですので、できるだけ汚れた手で目を擦らないように注意してあげてくださいね。
今年は気温が高いので、まだまだ秋の花粉の飛散が続いているようです。よろしければこちらの記事もどうぞ。
本日もお読みいただきありがとうございました!もしこのブログがお気に召しましたら読者登録していただけると、大変、励みになります!よろしければ読者になるのボタンから読者登録よろしくお願いいたします。明日もぜひ、当ブログへお越しくださいませ。