38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

病院に行きたくない家族 どう説得する?

  

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近くて遠い病院への道です

 こんにちは!今年の海の日は、海に入ると水が冷たいというような気温だったようですね。確かに去年の夏は、私も海に行って泳いでいたのですが、今年はまだあまり暑くないので、泳ぎたいなあという気分になっていません。梅雨もまだ明けていませんので、夏らしい空をまだ見ていないせいかもしれませんね。みなさまのところでは、もう季節はすっかり夏になりましたか。それともまだ梅雨の空が続いていますでしょうか。

 

 さて、今日は、昨日からの続きで病院に行きたがらない人をどう説得するかということについて書いてみたいと思います。大人を無理やり病院に連れていくというのは、幼い子供を連れていくのとはまた違った大変さがあります。子供の場合なら、帰りにお菓子を買ってあげようとか、なんとかいってごまかして連れて行くこともできますが、まさか大人にお菓子を買ってあげるわけにもいきません。

 私も父の時に苦労したことがあり、その際はいろいろ試行錯誤しました。今日はそのときのことも踏まえて少し考えをまとめてみたいと思います。

変化を具体的に伝える

 

 病院に行って、医師に症状を伝えるときに最も重要なのは、1、いつから、2、どのような症状が起こり、3、どのくらい続いているか、ということです。つまり、変化を見るということです。

 病院に行きたがらない方に、病院に行くよう勧める際も、この変化を伝えることが有効になることがあります。たとえば、最近、急に痩せたような気がするとか、トイレが近いねとか、肌の色がよくないなど、本人の自覚する変化とはまた違った、周りの人間から見た変化を伝えるわけですが、この際も、医師に伝えるときのように、なるべく具体的に伝えることで相手に、より危機感というか、いよいよ病院に行かなきゃ行けないなという気持ちを抱かせるようにします。

 なぜ、できるだけ具体的に伝えるかと言いますと、抽象的な表現ですと、相手の頭に残らず大丈夫、大丈夫と聞き流されてしまうからです。

 その際、回数、時間帯、食事の量、体重など、誰が見ても納得できるような具体的な数字を使って説得すると効果的です。数字で示されるとなかなかあいまいにできないからです。

 3カ月前から気になってたんだけど、最近、トイレの回数が以前よりも2倍くらい多くなっているね。喉が良く乾いているみたいだし、最近、水も毎日ペットボトルで買っているね。糖尿病の初期症状にすごく似ているんだけど、悪くなって失明したり、足を切断したりすることになったら行けないので、年のため、検査だけでも行ってみない。一度、糖尿病になってしまうと、一生医療費も掛かるし、インスリンの注射も打たなければいけないし、人工透析になることもあるよ。検査は血液検査でできるし、初期なら薬を飲めば、血糖をコントロールして、今の症状も治まるから、疲労感もなくなるよ。でも、手遅れになると、もうインスリンの注射は必須になってしまうよ。と、言った感じで、冷静に、でも、深刻な感じで伝えるのがいいかもしれません。私はそうしました。

誰から勧めるか

 

 旦那さんがなかなか病院に行きたがらない場合、奥さんが勧めても聞き入れてくれないということは、どこの家庭でもよくあるようです。どうしても、奥さんだと甘えが出るのでしょうか。そういう場合は、娘さんや、息子さんが勧めるという手もあります。それでも、ダメな場合は伝家の宝刀です。お孫さんの力を借りるというのはどうでしょうか。
 我が家の場合もそうでしたが、娘の私が何度言っても聞かないので、孫パワーで押しに押しました。さすがに、孫に病院に行ってねと言われると、行かないわけにはいきません。結果、検査すると父には糖尿病になる寸前という診断が出ました。血糖値が200以上もあったので、病院の先生にお孫さんを褒めてあげてくださいねと言われたそうです。あのまま病院に行かなければ、確実に膵臓からのインスリン分泌量は減少し、インスリン注射のお世話になっていたでしょう。
 やはりおじいちゃん、おばあちゃんにとって孫は特別な存在です。もう年だし、やり残したことはないから病院に行かなくてもいいかというような気持ちになっている場合も、お孫さんの存在が、もう一度、命の灯をつけてくれることがあります。

しつこいと思われるくらいでちょうどいい

 
 こういう問題は根負けした方が負けなのです。とにかく病院に行ってもらうことが目標なので、顔を見るたび病院、病院というくらいでちょうどいいと思います。病院、病院といわれるよりも、病院に行った方が、ましだと思わせたらしめたものです。私も父のときには、会うたび、電話のたび、病院、病院といいました。娘と孫がタッグを組んで病院、病院、というのですから、たまったものではありません。でも、そこまで言い続けてくれるのは、家族しかいないと気づいてくれるときがきっとやって来ます。それまで、根気よく続ける。こればっかりは、命がかかっていますので、簡単に引き下がるわけにはいかないのです。手間も時間もかかりますが。

お金の心配を取ってあげる

 

 病院に行きたがらない理由に、金銭的な不安というものもあります。お金があれば、ちゃんと病院に行くのにという方もいらっしゃる。その場合は、もし、家族や親しい方が工面できるなら、サポートできる範囲でサポートしてあげることも重要になってくるのかもしれません。やはり、金銭的な不安は、金銭でしか解決しにくいものです。申請次第で公費が下りたり、場合によっては生活保護を受けるという選択肢もあります。

 お金の心配は決して簡単に解決できるものではありませんが、それでも、病気で命を取られることを考えれば、お金で解決できるということはまだ救いがあります。

 一人で悩んでいる場合もありますので、何かあってもちゃんとサポートするからねと伝えて安心させてあげることが病院へ行くことへの一歩となる場合があります。

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