こんにちは!インフルエンザB型も終息したようで、私が勤める調剤薬局は花粉症の患者さんが大半となってきました。この時期、耳鼻科や眼科はとても混みますね。
さて、今日はこどもさんの発熱は何度からなのかということについて書いてみたいと思います。
薬局に来られる子供さんでも熱が38.5℃もあるのに、本人は元気なんですという方は結構おられます。大人の場合は、そういうことはほとんどないと思うのですが、赤ちゃんなどは平熱が高めですし、熱がすぐにぐっと上がったりします。
どのくらい熱があると発熱があると判断したらいいのでしょうか。私も含め働くママさん、パパさんにとって把握しておきたいですよね。
体温の正しい測り方は?
発熱があるかどうか確かめるためにはまず正しく体温を測ることが重要です。子供さんの場合は、なかなかじっとしているのが難しいですが、ママさん、パパさんが後ろから抱っこするようにして、絵本を読んだり、テレビを見せたり、しながら計測するようにしてくださいね。
体温の正しい測り方
- わきの下の汗を拭きとる(わきの下で測る体温計の場合)
- 体温計をわきの下から上へ突き上げるようにして挟む
- 測り終えるまで安静にしてそのままの姿勢を保つ
発熱は何度から?
国で定められた感染症法では発熱は37.5℃、高熱は38℃以上と定められています。
学校・幼稚園を休ませる基準は?
病院に連れて行った方がいいのはどんなとき?
- 咳が止まらないとき。
- 耳の痛みをうったえるとき。
- 顔色が悪く、苦しそうにしているとき。
- 元気がなく、ぐったりしているとき。
- 38℃以上の高い熱が出て、頭が痛いとか、吐くなどの症状があるとき。
- 意識がもうろうとしているとき。
- 苦しそうに呼吸をしているとき。
- 強い腹痛をうったえるとき。
- ひきつけを起こしたとき。
上記以外でも、ママさん、パパさんがおかしいな、いつもと違うなと思った時は、迷わず病院を受診されてくださいね。病院に行って、何も異常がなければ安心できますものね。
平熱を把握しておくことが重要
病院や、調剤薬局で病気などの診断に重要になってくるのは、変化です。その変化を知るためには平常時がどのような状態かということを把握しておく必要があります。
たとえば、熱が37.5℃あった場合、平熱が36℃の子供さんと37℃の子供さんでは、発熱具合が結構、違ってくるわけです。
血圧なども一緒ですが、計測した数値の高さよりも、どのくらい上がったのか、下がったのかということが重要になりますので、普段から子供さんの平熱を測っておいてくださいね。
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