38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

血液型が変わるって本当? ちょっと不思議な血液型のお話

 大阪では台風が去ったようで、朝から強めの風が吹いています。窓を開ければ冷房をつけなくても十分快適に過ごせるくらいの気候ですごく助かりますが、あの暑さはいったいなんだったんだろうと思ったりします。  

 

 近所のお寺では台風の風で古い樫の木が倒れていました。怪我をした人がいなかったそうなので幸いでしたが、お寺には古くからはえている木が多いので、他の木にもダメージが少なからずあったんだろうと心配な気持ちになります。

 さて、今日は、血液型のお話をしてみたいと思います。

 患者さんの中に輸血されている方がいらっしゃるのですが、その患者さんの話をしている際に、看護師さんが「奥さんが、血液型も変わったっていってらしたわ」と、いってらっしゃるのが耳に入りました。

 血液型が変わるっていったいどういうことなんだろうそういえば、小学校の時にクラスメイトに血液型がわからないという子がひとりいました。その子は小さい産婆さんで生まれたので調べなかったというようことをお母さんから聞かされたといっていました。確かに生まれたばかりの検査では誤診が起こりうるそうで、A型といわれていたけど大人になって献血したら、B型だったという人もおられます。

 その患者さんもそういうことなのかなと思って聞いてみると、そうではなくて、骨髄移植をされた結果、血液型が変わったということでした。

 確か12代目市川團十郎さんも骨髄移植されてA型からO型に変わったとニュースでおっしゃっていたのを覚えています。

 興味を持ったので、骨髄移植について少し調べてみたところ、確かにそういうことは起こるそうです。

 骨髄移植は、白血病や再生不良性貧血などの患者さんにドナーの骨髄細胞を静脈内に注入して移植するという治療法ですが、このとき、重要になるのは、一般的な血液型と呼ばれている赤血球の型ではなくて、白血球の血液型HLA型が適合することが重要になってきます。

 つまり、HLA型が適合していれば、血液型が異なっていても問題ありませんので、造血細胞を注入した後、血液型は、骨髄液を提供してくれたドナーの血液型になるということになります。

 血液型占いにはその梱根拠を示す科学論文、医学論文はいまだ発表されていませんが、やっぱり、そういうことなんでしょうね。これには『血液型人間学』を出版して日本中に血液型占いを定着させた能見正比古氏もびっくり!かもしれませんね。

 そもそも1つのDNAに2つの血液型があるキメラという方もいらっしゃいますし、最近ではテレビでも血液型占いはすっかり影が薄くなってきていますもんね。一時はトクダネ!やちちんぷいぷいでも毎日血液型占いのコーナーがありましたが、いつの間にかなくなっていますね。一つのブームだったということでしょうか。

 個人的には赤血球の型は注目されるのに白血球の型は全く注目されていないというがおもしろいなあと思いました。

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お年寄りの自転車事故はどうすれば防げるのか? 

こんにちは!今日はいつものように処方箋をレセコンに入力してると、外でものすごい音がしました。

 慌てて外に出ると、おばあさんが自転車ごと転倒しておられました。聞くと、薬局について自転車を止めようと、スピードを落としたら前からきた自転車に気を取られてバランスを失って転倒されてしまったということでした。

 前かごには2リットルのお茶が積んであったのでそれもバランスを崩す要因になってしまったのかもしれません。幸いお怪我もなく済んだのですが、一歩間違えばご年配の方だけに大事にいたっていたかもしれません。

 

 自転車って気軽に乗れるし、免許もいらないし、維持費もかからないので、とても便利な乗り物だと思います。老若男女に愛される乗り物ですが、特に車の運転をされなくなったお年寄りは、歩いて買い物にいくのもご苦労ですから自転車はかかせないアイテムだと思います。

 でも、よく考えてみれば自転車って実はすご~く運動神経と運動能力がいる乗り物ですよね。

 ケアマネージャーをしている友人が話していたんですが、高齢になると視力が低下し、視野も狭くなって危険を察知する能力が鈍くなり、運転に必要な急な対応力が衰えてしまうそうです。
 また、バランス感覚が低下して反射神経や筋力も衰えて、緊急の危険を回避することが思ったようにできなくなり、なにかあるとふらふらとその場で転ぶことが多くなってしまうそうです。

 たしかにたしかに!車を運転していると、全く後ろを確認せずに進路変更するおじいさんの自転車を高い頻度で見かけます。また、ふらふら運転や、けんけんでずっと進んでバランスを取ろうとしている方なんかもいらっしゃいますが、それはそういう理由からだったんですよね。

 高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いの事故などが連日ネットニュースで取り上げられていて車は免許返納などが話題に上っているけど、ご高齢の自転車の運転も非常に危ないですよね。

 どうしたら、お年寄りの自転車事故は防げますかねというような話を薬剤師さんにしてみると、やっぱり3輪の自転車がいいそうですよということでした。

 なるほど、確かにおじいさんやおばあさんは案外3輪の自転車に乗っている方、多いですよね。自転車に乗れない子供もこまつきの3輪から練習するし、バランス的にはかなり取りやすいかもしれません。判断力などは3輪ではどうにもなりませんが、急に転倒するという事態はかなり防げるなあと思いました。

 でも、長年の疑問なのですが、3輪の自転車って走っているのはよく見るのですが、売っているのは一度も見たことがないんです。普通の町の自転車屋さんにも売ってるんですかね?

 

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サウナと化した患者さんの部屋 高齢者の熱中症について

 今日、大阪は朝から久しぶりに曇り空。おかげで最高気温も32度と夏らしく過ごせるものになっています。台風が近づいているせいというのもありますが、ここのところの気候は異常でしたものね。

 これが普通の夏の暑さなのでしょう。野菜や木々、動物やもちろん私たち人間にとってももうあの酷暑は勘弁してほしいものです。

 さて、先日、在宅の患者さんのところから帰ってこられたケアマネージャーさんが、こんな話をされていました。

 

「部屋に入った瞬間、サウナ状態でした。でも、本人さんはけろっとした表情をして今日はまだ涼しいじゃないって」

 テレビでも連日、ご高齢の方とエアコンの問題について報道されていますが、ケアマネさんや、薬剤師さんに聞いても、みなさん頭を悩まさせているとおっしゃっておられました。

 いくらサウナのような状態だと他人が伝えたところで、当の本人が暑さを感じていないのならば、エアコンを無理やりつけることはとても難しいことです。例えるなら、お腹が空いていない人に無理やり食事を取らせるようなものかもしれません。
 でも、実際は空腹で今すぐにでもご飯を食べなければ、命の危険が迫っている状態

 

 いってみればこの患者さんは加齢などによって体の中のセンサーが鈍くなってしまい、自分の体を守ることができなくなってしまった状態なのだと思います。

 昔はこういう状態になると人は自然に寿命を迎えていたのかもしれませんが、現代の社会ではそういうわけでもないから、ケアする立場の方々が頭を悩ませる事態になってしまうんでしょうね。

 温度計や湿度計などで客観的に暑さを理解してもらおうとしても、体感温度の方がきっと重視されてしまうでしょうしね。だって、暑くないわけですから。

 私の祖母も生涯エアコンのない部屋で生活していました。祖母は認知症などの疑いはなく、亡くなるまで頭も体もしっかりしていましたが、エアコンはやはり嫌いでした。極度の冷え性ということもありましたが、夏の暑さにやられて半日、横になっている日でも、エアコンはいいわと拒んでいました。

 私のような30~40代はエアコンがもはや生活必需品となっていますので、高齢になってもそこまでエアコンに対する拒否反応はないと思いますが、今の70~80代の高齢の方々の大半は人生の半分以上エアコンのなしの生活を送ってこられたわけですから、エアコンへの拒否反応があって当然かもしれません。

 ここはケアする側が真剣に知恵を出し合うしかないのかもしれない。たとえば、パソコンや携帯電話に苦手意識のあった50代以上の方々を見事に取り込んだ、ドコモのらくらくフォンのように、ご高齢者専用のエアコンみたいなのがあってもいいのかもしれません。最近、大阪のベンチャー企業が発表した「バケツエアコン」みたいなものも、ご高齢の方には馴染みやすいかもしれませんね。

 とにもかくにも、サウナ状態の患者さんのお宅に伺ってケアするケアマネさんや薬剤師さんには本当に頭が下がります。患者のお家で勝手にエアコンをつけるわけにもいきませんから、暑くても我慢しなければいけませんものね。くれぐれも熱中症には気を付けて下さい。

 

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暑さに耐えるのは本当に美徳か? 熱中症死亡事故について考える

 さて、一昨日から医療用麻薬のことについて書いてきましたが、先日、地方紙に癌の治療現場においても痛みを緩和させることに対してまだ引け目や負い目を感じる患者さんがたくさんいらっしゃられるという記事が掲載されていました。

 これは日本人の気質なのでしょうね。特にご年配の方は心頭滅却すれば火もまた涼しというような思想で、暑さや寒さ、痛みに我慢強く耐えることを美徳される方が多いと感じます。

 昨今、毎日のように熱中症で亡くなられる方がおりますが、その半数以上がエアコンをつけていなかったということです。高齢者の方が温度に鈍感になること、年金で暮らされている方には光熱費が重くのしかかることも、もちろんその要因ですが、そこには、暑さに耐えられずエアコンをつけるなんて根性がないという考えが根深く残っているような気がします。

 また、少し話は変わりますが日本では無痛分娩に対する偏見がまだまだ根強くあり、諸外国のように浸透していないという現状があります。

 

 これも確実に痛の痛みを避けて出産するなんて根性がない、痛みに耐えてこそ母になれるのだという思想が根底にあるのだと思います。

 ここで、改めて考えてみたいのですが、耐えることは本当に美徳なのでしょうか。

 確かに昔は、医療も発達しておらず、エアコンもなかったので、痛みや暑さに耐えなくてはいけませんでした。耐えるしか方法がなかったわけですから、耐えたわけです。根性論や精神論で耐えるしかなかった。

 今の我々は勝手に昔の人のそういう姿勢を美徳とらえているかもしれませんが、当の本人にすれば美徳という次元ではなく、そうせざるをえなかったという方が正しかったのかもしれません。

 今は医療も整い、エアコンもボタン一つで動きます。そんな状況であえて、痛みや暑さに耐えることは果たして美徳なのか。昔の人の思想がかなり美化されて、それをある意味自己満足でやっているように私は思ってしまうのです。

 もちろん、生きる上で我慢することがとても重要であることはいうまでもありませんし、戦中、戦後を生き抜いてこられた方は、それこそ根性で人生を歩んでこられた方々だと思います。それが並大抵なものでなかったことは私でも少しは想像できます。

 ただ、それらを踏まえた上で、敢えて言わしてもらうならば、命にかかわることにまで美学を貫くとなれば、もうこれは自己満足の世界になってくるんではないでしょうか。

 それでも、信念を貫いてやるという方はそれは別に何の問題もないのかもしれませんが、いかんせんそういう美学は周りにも強要されがちという現状があると思います。

 小学校のエアコン問題もしかり、日大アメフト部の問題もしかり、暑さや痛み、苦しみ、のどの渇きなどに耐えるという美徳は他者に強要されることによってパワーハラスメントに繋がっていってしまう。これこそが問題なのだと思います。

 これはたぶん、自分たちは我慢したのに楽してずるい!という妬みがこの美徳の根底にあるからではないでしょうか。自分が苦しんだのだから、おまえらも苦しんで当然じゃないかという黒い感情がそこにある気がします。

 本来、自分が苦しい思い(理不尽な理由で苦しんだならなおさら)をしたのなら、後世にはできるだけ苦しい思いをしてほしくないと思うべきではないでしょうか。

 だから、いいんです!

 暑いときはエアコンをつけて、部活をしてのどが乾いたら水分補給して、癌の痛みが強くなったら痛いとまわりに言って、鎮痛剤を処方してもらう。無痛分娩の安全性に問題がなければ無痛分娩で出産すればいい。

 必要がないのに痛みや暑さに無駄に耐えることは美徳でもなんでもなくて、むしろナンセンス、もっとはっきりいえば、もはやその人の趣味の領域だと私は思います。趣味は一人で好きにやるべきで、人に強要するものではない。心からそう思います。

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医療用麻薬の管理について

こんにちは!今日も暑いですね!近所ではホースで路面だけでなく屋根や家の壁にホースで水を撒いている方見かけました。

 なかなかダイナミックな光景だったんですが、確かにこの暑さでは私も頭からホースの水をかけて欲しいなあとちょっと思いました。みなさんいかがお過ごしですか?

 さて、昨日は私と同じ年の癌患者さんについて書きましたが、今日はそのときにも触れた医療用麻薬の管理方法について書いてみたいと思います。

 

 医療用麻薬は調剤薬局でも厳格に取り扱うことが決められていて、管理方法も特別です。そもそも、医療用麻薬は薬局ならどこでも扱えるというわけではなく、麻薬小売業者の免許を取得した薬局のみ取り扱いが可能です。

 また、日々の麻薬の管理には以下のような決まりがあります。

●鍵のかかる堅固な保管庫を使用する

●麻薬保管庫は、出し入れ時以外はかならず施錠する

●麻薬保管庫から麻薬を取り出す際は、指示書の照合しながら6Rを必ず確認し、ダブルチェックもかかさず行う

 普通のお薬でももちろんそうなんですが、とくに麻薬の場合は窃盗や紛失などの細心の注意を払うことが義務付けられています。

 麻薬は納品の仕方も異なります。一般のお薬はオンラインや電話で注文するとまとめて問屋さんが薬局に届けてくれるのですが、麻薬は麻薬専門の配達担当者が麻薬だけを配達にきます。

 受け取りの際も、通常の薬は、納品された薬と数量があっているかを確認して印鑑(シャチハタ)をぽんと押すだけでいいのですが、麻薬は専門の受け取り書類が必要になります。またそのときも薬局の角印を押して、ロット番号や消費期限の照合なども行わなくてはなりません。

 もちろんその種類もファイリングして保管しておかなくてはいけません。

 麻薬はパッケージも独特で和紙に印刷がされたような高級なシールで封印されていたりします。

  問屋さんに注文する以外に他の薬局に分譲してもらうときも、同じような書類が一式必要となります。

 医療用麻薬はその効果効能からも厳重に取り扱わなくてはならないお薬ですので、こんなふうに薬局でも厳重な管理をしています。

 ちなみに薬価についてですが、たとえば癌などの鎮痛剤として利用されることの多いオキノーム散10mgが1包あたり230.2円。オキシコンチンTR錠40mgが858.4円。

 同じ鎮痛剤のロキソニン60mgが14.5円、カロナール錠200がmgが7.1円ですので、一般的なお薬よりも確かに薬価は高めですが、もちろん保険も適用できますし、ロキソニンなどと服用する頻度も異なりますので、値段ということだけ言えば、麻薬が特別値段が高いということはないと思います。

 調剤薬局で麻薬を取り扱っているということは、勤めてみてはじめてわかったことでしたが、私が勤めるこんな小さな薬局でも麻薬の取り扱いがあるということは、それだけ身近に医療用麻薬を必要とされる患者さんがおられるということなんですよね。がんなどの重い病気も決して他人ごとではないなと痛感させられます。

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同じ年の癌患者さんについて思うこと オキノームとオキシコンチン 若年性の癌

こんにちは!今日は大阪は例年通りの夏日のような気候です。もちろん暑いのは暑いのですが、ここのところの気候から比べると、かなり過ごしやすいです。これくらいならだいぶ助かるのですが、これからまた気温があがったりするのでしょうか。

 さて、今日は、ある患者さんのお話です。もちろん、プライバシーにかかわることですので個人を特定できないように内容を変えて書かかせていただきますが、その女性は私と同じ39歳の方で、オキノームとオキシコンチンというお薬を処方されている方でした。これは、オピオイド(医療用麻薬)の一種で、疼痛時に処方されるお薬です。疼痛時というのは痛みがあるときという意味ですが、頭痛や生理痛、抜歯後などによく使われるロキソニンやカロナールなどの痛み止めとは、痛みのレベルや種類が異なります。

 

 わかる方にはわかると思うのですが、これらの薬は一般的に癌による痛みが治まらない時に処方されるお薬で、薬剤師さんによればそういう状況は往々にして末期の場合が多いということだそうです。

 この患者さんは在宅で療養をされている方ですので、処方箋はファックスで送られてきて私は一度もお顔を伺ったことも話したこともないのですが、この方の処方箋を入力する度にこの方についていろいろ勝手に考えてしまいます。

 ご結婚されているのか、お子さんはいらっしゃるのか、どんなお仕事をされている、もしくはされていたのか。日々、想像を絶する痛みに耐えているのかなどです。

 私は出産のとき破水から始まったので、ひどい難産になりました。陣痛促進剤を薬と注射どちらを使用してもなかなか子宮口が開かないので、出産するまでに約2日苦しみました。あのとき、陣痛で体力が奪われすごく眠りたいのに、痛みのせいでほとんど眠れないという状態を経験しました。疲れて眠ろうとしても痛みに起こされるということの繰り返しに体から力がどんどん奪われていきました。

 よく出産は病気ではないといわれますが、あのときは早く出産したいという気持ちよりもこの痛みから抜け出したいという思いが強かったように思います。がんの痛みは想像を絶するものだと思いますが、陣痛のように定期的に襲ってくる激痛は、体力を奪うのはもちろんですが、生きる気力までどんどん奪い去っていきます。

 生理痛や頭痛でも一昔前までは痛みを感じても極力薬を飲まない方がよいという考え方が主流でしたが、最近はできるだけ痛みは早めに取り除いた方がいいという考えに変わってきています。昔より副作用の少ない鎮痛剤が作られたということも大いに関係していると思いますが、痛みを感じ続けることが、体によくない影響を及ぼすことが周知されはじめた結果なのだと思います。

 私も本当にその通りだと思います。強い痛みは、人が人として生きる力を奪ってしまいます

 私は医者や薬剤師ではありませんので、同じ年のこの患者さんがどのような状況に置かれているのかわかりませんが、もし、今ひどい痛みに眠れないほど耐えているとするなら、お薬の力で少しでも心と体が休まる瞬間が来てくれたらいいなと思います。

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満員御礼?患者さんであふれる待合室

 気がつけば、 今年は夕立がほとんどありません。自然の打ち水がないまま日が沈むので、室内にこもった熱気で連日、熱帯夜。これでは花火をする気にもなれません。夕涼みという言葉も今年の夏はまだ使っていないような。

 環境破壊の影響で地球の温暖化が懸念されていましたが、この暑さがそのせいだという意見もありますね。そうだとすれば、思っていたよりも急速に温暖化に進んでいるようで、変化していく地球に対応していくことができるのかと不安になります。

 

 さて、その暑さの影響はなんと!私の勤めている調剤薬局にも出ていたのです。今朝出勤すると待合室がすでに患者さんでいっぱい。座る席がなくて待合室の隅っこで立っている方までみえました。狭い薬局ですが、なかなかこの景色は見かけません。急いで白衣に着替え仕事につきました。

 みればファックスで送られてきた処方箋も未入力のまま溜まっています。せっせと処方箋をレセコンに入力し、減らしていこうとするのですが、次から次へと患者さんはやってくるし、ファックスもどんどん流れきます。

 今日はいったいどうしたんだろうと思っていたら、患者さんがこんなお話をされていました。

「いつも総合病院にかかっているけど、この暑さではとても行けそうにないから今日は近くの病院にしたのよ」

 なるほど、今日は新患さんがやけに多いなあと思っていたらそういうことだったのかと合点がいきました。

 うちの薬局がメインで提携しているクリニックは先生が一人でやっている小さな内科です。普段は市立病院や大学病院など大きな病院にかかっておられる患者さんたちがこの暑さのせいで、遠くの病院まで行けないから、近所の病院を受診されたということだったんです。

 確かに大きな病院はだいだい遠いところにあって、バスや電車を乗り継いで通っているという方が少なくありません。また、そういう大きな病院に通われている方は難病や重病の方も多いので、この暑さでは冗談じゃなく病院に行く途中で倒れて救急車に運ばれてしまいそうです。

 そういうこともあって、今日は普段より患者さんが多かったんですが、さらに、大きな病院に通われている方はお薬を何種類も飲まれている方が多いので、処方箋も3~4枚になり、レセコンへの入力に時間がかかり待合室が満員になってしまったというわけでした。その上、遠くの病院から来られた方の処方されたお薬は用意がない事が多くて、分譲!分譲!結果的に患者さんを長くお待たせすることになってしまいました。

 人が多すぎてエアコンの設定温度もどんどん下げていきます。こういうときは少しでも早くお薬をお渡ししたいと思うのですが、焦るあまりに入力ミスもやってしまうんですよね。スタッフ総動員でお互いダブルチェック、トリプルチェックでなんとかかんとか午前診を終えることが出来ました。

 これからお盆休みを迎えることになりますが、その頃は休み前の駆け込みの患者さんも急激に増えますので、今年の夏はどうなることやら。もう、とりあえず頑張るしかありません!普段はもりもり食べることを控えていますが、今年の夏は積極的に栄養を取っていかなくては乗り切れそうにないので、とりあえず、がんばってご飯を食べていきます!みなさんの中でダイエットされている方がおられたら、夏の間は少しお休みすることもおすすめします!少しくらいは食べないと今年の夏はさすがにバテますよ!

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予算は?どんなものを贈るの? 調剤薬局のお中元事情 

3つの高気圧の影響を受けているせいで連日、猛烈な暑さとなっている日本列島ですが、いよいよ夏休みもはじまり、海外の避暑地などで過ごされている方もいらっしゃるのでしょうか。

 この暑さのせいで日本一暑い南の島、沖縄が避暑地になっているというから驚きです。

 

 さて、そんな暑さを吹き飛ばしてくれるのが夏に届く嬉しいプレゼント、お中元です!高原のミルクジェラートや、クラフトビールの詰め合わせ、フルーツジュレに、老舗コーヒーショップのアイスコーヒーなどなど、普段は絶対に自分で買うことはない名産品、銘品が口に入る貴重な機会、それがお中元ですよね。!もちろん、それなりの地位にある人や日頃から人付き合いをきちんとこなしてらっしゃる方、限定のおたのしみですが。

 近年では縮小傾向にあるといわれているお中元市場、でも、調剤薬局ではなんのその!今もしっかりとお中元の習慣は続いています。と、いうよりお中元は調剤薬局にとって必須行事なんです。

 医療関係の業界は一につきあい、二につきあい、三、四がなくて、5につきあい、という世界です。横のつきあいも縦のつきあいもどれ一つとしてなおざりにすることは、できません。

 特に病院とは違い立場の弱い調剤薬局は、つきあいをなおざりにすればすぐに病院からそっぽを向かれて、はい、さようならということになってしまいます。

 そういうわけでうちの調剤薬局もこの時期になると、ストックルームにたくさんのお中元の品が用意されます。価格も3000円から5000円という一般的なものではなくて10000円はするようななかなかのの品物です。品物としては冷蔵や冷凍の物ではなく日持ちのするクッキーの詰め合わせや、タオルシーツのセットなどが多いようです。確かに相手はなんといっても先生様!贈り物を贈られることなんてきっと日常茶飯事です。

 それなりのお中元を持参してお得意の病院の院長先生に挨拶に行くのが、社長の夏の重要な仕事になっています。ちなみに営業的な意味を存分に込めているので、基本的にお中元は手渡しです。こういう機会にコミュニケーションを取り、日々の業務の問題点、不満点などを聞き出して改善していくということでしょうね。これは確かに重要ですね。

 ちなみに、病院さん側もお中元を返してくれるので、この時期の薬局はお菓子が潤沢になります。うちの薬局の社長は優しいのでほとんどのお菓子はスタッフに配られますが、友人の勤めている薬局ではすべて社長が持って帰ってしまうということでした。

 夏の暑い時期を乗り切る時にちょっと甘いお菓子があるとうれしいですよね。こういうものがあるのとないのとではモチベーションが違うというか、会社への貢献度が違ってくるのが人情です。

 今週のはてなブログのお題は「モチベ向上作戦」ですが、社長は実はこのお中元を使ってスタッフのモチベーションを向上させているのかもしれませんね。

 シンプルな作戦ですが、女性の多い職場ではなかなか効果のある作戦だと思います。

 

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実録!熱中症体験記! 見落とされやすい車中、熱中症の恐怖

 暑い暑いといいすぎてもういいかげん飽きてきてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?こんにちは!ごきげんいかがでしょうか?

 天気予報では来週の水曜日までこの暑さが続きますというような恐ろしいことをさらっと伝えていました。

 今日は頼まれ物の荷物を近くの薬局まで運ぶために車を使ったんですが、車内はまさに高温サウナ状態。エアコンを全開にしても熱風が顔を直撃します。

 

 こういうときは、両方のドアをあけて、力強く3回くらいばんばんと開け閉めして車内の熱風を先に押し出すといいそうですよ。でも、暑すぎてその作業も億劫になるから困ったものです。

 さて、このブログで私はしつこいくらいにこまめな水分補給をおすすめしたり、エアコンをつけてくださいねと書いてきました。これには訳がありまして、私も3年前にたぶん熱中症になったことがあるんです。

 しかも私の場合は屋外ではなく、移動中の車内で熱中症になりかけました。

 そのとき私はバンの後部座席に乗っていたんですが、そのバンが結構な年代物だったんで、エアコンの効きがものすごく悪かったんです。しかもバンって立てに長いので普通の車以上に後部座席までエアコンの空気が届かないんですよね。それでも、前の座席はまだ少し涼しいのであんまりわかってもらえなかったんですが、その日はお盆で道路は大渋滞。飲み物は一応飲んでいたのですが、暑いなあと思っているうちに、耳鳴りがしてきて気分が悪くなってきたんです。

 意識が朦朧としてきたときに、ちょうど車を降りて、エアコンの効いたスーパーに立ち寄ったのでなんとか復活し、大事に至らずに済みました。後からこのことを話すと、もっと早く言ってくれたらエアコンを強くしたのにとか言われたんですが、当事者になってみると、いつの間にかそういう状態になっていて、意識も朦朧とするのでなかなか人に伝えられないんですよね。あっという間になるというか、気が付けばという表現がいちばんしっくりくるかもしれません。

 経口補水液OS1のCMで所ジョージさんも、まさか自分がなるとは思いませんでしたと言ってらっしゃいましたが、まさにそのとおりだと思います。その日は特別体調が悪かったというわけでもなかったんですし、水分もそれなりにとっていました。

 私は大人なのでまだ自分でなんとかできましたが、小さなお子さんやご高齢の方だと、気が付くと重症化しているということにもなりかねません。

 今日のヤフーニュースでも取り上げられていましたが、車内に置き去りにしていったペットの犬たちが熱中症で死んでしまったという悲しい出来事があったそうです。犬や猫などの動物たちも体が小さいので蓄えられる水分症が少なく、さらに言葉も話せないので、車で移動させるときは必ず飼い主がこまめに体調管理をしてあげる必要があります。

 停車中、エアコンをつけていない車内の温度が高温になるのはみなさんご存知だと思いますが、エアコンをつけて移動中の車内でも油断すると熱中症になるということも、ぜひ覚えておいてくださいね!小さいお子さんと長時間車で移動する際は、アイスノンのようなものでこまめに体温を下げてあげるといいかもしれません。

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事務なのに電話が苦手?そんなときの解決策はこれだ!

 こんにちは!今日は昼から頭上で雷がゴロゴロ、ゴロゴロ。落下場所を探しているようでしたので、急いで室内に逃げ込みました。

 夏といえば、積乱雲と雷と夕立がセットですよね。カンカンの青空に油断して布団を干しっぱなしにして外出していったら、突然の大粒の雨に布団がびしょぬれなんてことも珍しくありませ~ん。そんなときは本当に泣いても泣ききれない。布団を干すなら外出時は避けた方が無難ですよね。

 

さて今日は、事務をしたい、もしくは事務をしているのに電話が苦手という方に朗報です!このブログに書いてあることを実践するだけでみるみる電話対応が得意になるいうすばらしい方法をお教えいたしましょう!

 な~んて、たいそうなことを書いてみましたが、実はこれはただの私の体験談です。

 え、事務をやっているのに電話苦手な人なんているの?と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも私は電話がめちゃくちゃ苦手でした。もちろん、プライベートな電話ではなく仕事での電話対応です。

 調剤薬局で働き始めて一番苦労したのがこの電話対応といっても過言ではないかもしれません。調剤薬局には事務仕事の他に患者さんへの受付対応というものがありますが、接客というほどたいそうなものではありません。しょうみ処方箋とお薬手帳をお預かりするくらいで、対応はほぼ薬剤師さんが行ってくれます。

 それに喫茶店やレストランで働いたこともあるので接客はとくに苦手ではありませんし、勤務先で電話ももちろん取っていました。

 が、厄介なのは調剤事務の電話だからなんです。まず、かかってくる電話の回数が半端じゃありません。1日20回なんてざらで、下手したら30回やそれ以上っていうこともあります。もちろん全部、私一人が取るわけではないんですが、とにかくかかってくるかかってくる!

 電話の相手は患者さん、病院、介護施設、ほかの薬局、製薬会社に、薬の卸問屋、区役所、学校、ケアマネさんなどなど、それこそばんばんかかってきます。しかも、電話口で聞いたこともないようなお薬の名前を言われて在庫があるかとっさに確認しなくてはいけなかったり、処方箋の確認、変更、お薬の相談など、常に迅速で正確な対応を求められるんです。

 だから、慣れないうちは全然電話に出られませんでした。と、いうより取らない、取れないんですよね。今思えば、同僚のみなさんは、よくあれだけ電話の前でまごまごする私を許してくれたものです。一度も、早く電話に出て!とか怒られたことがありませんでした。

 そんな状態で何か月も勤務していたんですから、他所ならすぐ首になっていたと思います。でも、自分でもずっと何とかしたいと思ってはいたんです。情けないな~って。で、そんなある時、夫に電話が全然取れないという話をしたところ、あっさりこういわれたんです。

「かんたんだよ。電話に出まくったらいいんだよ」

 なんと、簡単にいいおるわい!と思いましたが、確かにそうかもしれないなと思いました。目からうろこというか、空からたらいが落ちてきた気分です。そもそも夫も電話対応が得意というタイプではありません。それでも出られるようになったのには人知れず地道な努力をしていたのかもしれないなと思ったのです。

 次の日から、本当に私は人が変わったように(実際にちょっと変わったんですが)ばんばん電話を取りまくりました。何言っているのかよくわからなくても、聞き間違えても、とりあえず、取る!

 そうこうしているうちに気付いた時には電話への苦手意識は消えていったのです。正直、今でもしょちゅう聞き違えるし、全然、流暢な受け答えはできていませんが、とりあえず、50パーセントくらいは薬局の役に立てるようになったと思います。

 もし、今、電話が苦手で調剤薬局で働くことを躊躇している方、また現役で働いているけど電話が苦手でしり込みしている方、とりあえずばんばん電話にでましょう!慣れがすべてを解決してくれます!逆に数をこなして慣れていかないと絶対に得意にはなれません!

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