こんにちは!今日は朝から雨模様の天気です。登校中の小学生がマフラーをぐるぐる巻きにして白い息を吐いていました。いつの間にか秋は過ぎて、すっかり冬になってしまいました。
さて、今日は登録販売者について書いてみたいと思います。
7~8年前くらいから、コンビニでお薬が買えるようになったというニュースを耳にされた方も多いのではないでしょうか。2009年に薬事法が改正され、コンビニやスーパーでも市販薬が購入できるようになりました。
え?薬剤師がいなくても、お薬って売っていいの?それとも薬剤師さんがコンビニ店で働いているの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで活躍しているのは、薬剤師さんではなく、たいていの場合、登録販売者さんなんです。
私が勤める調剤薬局にも調剤事務で登録販売者の資格を持った方がいます。
では、この登録販売者とはどのような資格なのでしょうか。
登録販売者ってどんな人?
- 登録販売者は、薬剤師ではありませんが、一般医薬品(市販薬)の販売ができる人です。
- 主に、調剤薬局やコンビニ、スーパー、ドラッグストアに勤務しています。
- 薬剤師さんと同じく、お薬に関する幅広い知識を持ったスペシャリストです。
どんな市販薬でも販売できるの?
- 登録販売者が扱えるお薬は、第2類医薬品(風邪薬・胃腸薬など)と、第3類医薬品(整腸薬・消化薬など)です。
- 第1類医薬品(ロキソニンやガスター10など)は、販売することができません。ただし、現在、市販されているお薬の約9割は第2、3類の分類されていますので、ほとんどの市販薬は取り扱えることになります。
第1類医薬品ってなあに?
- 第1類医薬品(ロキソニンやガスター10など)は、市販薬の中で最も効果が高いとされるお薬です。その分副作用が生じる可能性も高いので、原則、薬剤師しか販売することができません。
- また、販売の際は、患者さんが質問していなくても、薬剤師が情報提供することが義務付けられています。
処方箋のお薬は調剤できるの?
- 処方箋のお薬は、登録販売者が調剤したり、投薬することはできません。
登録販売者になるためにはどうすればいいの?
- 登録販売者になるためには、年一回各都道府県で行われる医薬品登録販売者試験に合格し、勤務先の都道府県に『販売従事登録』しなくてはいけません。
- また、登録販売者として一人で薬の販売を行うためには、薬剤師または店舗管理者(管理代行者)になれる登録販売者の下で2年以上経験を積まなければいけません。その後、ようやく一人で薬の販売ができるようになります。
医薬品登録販売者試験の詳細は?
- 受験資格・・・学歴・実務経験問わず誰でも受験可能です。
- 受験日程・・・2018年8月19日~11月15日(各都道府県によって異なります)
- 受験料・・・13,000円~18,100円(各都道府県によって異なります)
- 合格率・・・26.9%~55.8%(各都道府県によって異なります)
登録販売者は調剤事務員のキャリアアップに適している?
登録販売者は試験にさえ合格すれば、誰でもなることができるのですが、合格後、独り立ちするためには薬局などで2年以上の実務経験を積まなくてはなりません。
この条件に最も見合った職業は、実質、調剤事務になると思います。
調剤薬局では、薬剤師の片腕となる登録販売者は大変、重宝されますので、給料の面でも、ただの調剤事務員よりもちろん高くなることが多いですし、転職や就職の際にも有利になることは間違いないと思います。
つまり、調剤薬局事務がキャリアップを目指すなら、登録販売者がいちばん最善で最適なルートということになるといえるのはないでしょうか。
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