38才からの調剤事務

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禁煙外来 保険適用 禁煙薬 チャンピックスについて② 禁断症状・効果など

今日も全国的に梅雨空が広がっていますが、みなさんいかがおすごしでしょうか?

 さて、昨日の続きで今日は禁煙をサポートするお薬「チャンピックス」についてお話したいと思います。

 

 ファイザー製薬が製造している「チャンピックス」の主成分はバレニクリン酒石酸塩(Varenicline tartrate)です。この成分は、脳内のα4β2ニコチン受容体にニコチンの代わりに結合して、まるで喫煙してニコチンを摂取したときのような作用を引き起こします。

 チャンピックの作用はニコチンのそれよりも弱く、ニコチン受容体を軽く刺激することで少量のドーパミンを放出させ、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する欲求を軽減してくれます。

 またチャンピックスのすごいところは、ニコチンによるドーパミン放出を抑制するので、この薬を服用していると喫煙による満足感が得られにくくなるという点です。

 実際、チャンピックスを使っての禁煙治療のカリキュラムでは、はじめの一週間目はたばこを吸ってもよいとされています。

 前述のとおり、チャンピックスには脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合することで、タバコを吸った際にタバコに含まれるニコチンが受容体に結合するのを妨げる作用があるので、これまで通り、タバコを吸っても「あれ?おいしくないな(いつものような満足感が得られないな)」と、感じてしまうのです。

 なるほどなるほど。原理的になぜ禁煙できるのかということがわかりました。

 もう一点、最大のポイントはこれまでの「ニコチンパッド」や「ニコチンガム」のようにニコチンを含まないということでしょう。これは今までになかったとてもおおきな特徴です。

 うーん、タバコもまた値上がりするし、「チャンピック」のような薬があるなら禁煙にチャレンジしてみようと思った方もいらっしゃると思います。では、実際にチャンピックスはどこで買えるのでしょうか。
「チャンピックス」は医薬品ですので、医師の処方箋が必要になります。つまり、市販薬のように一般のドラッグストアでは買うことはできません。病院や調剤薬局でのみ購入可能です。

 チャンピックスに興味のある方は、まず「禁煙外来」を受け付けている病院を受診し、処方してもらってください。医師の指示通り受診していれば、きちんと健康保険も使えます。

「禁煙外来」は、内科や循環器科、婦人科、外科、心療内科、耳鼻咽喉科など、さまざまな診療科で行っていますので、ネットで「禁煙外来」と検索すれば、お近くの病院を探すことができますよ。

 ただ、チャンピックスの効果には個人差もありますし、医薬品ですので副作用もあります。私の知り合いでチャンピックスを使って禁煙にチャレンジしたものの途中で挫折した人もいました。

 ただ、タバコは本当に体にいいこと一つもありませんので、少しでもタバコをやめられたらなあと思っている方はぜひ、一度、禁煙外来へ受診されることをお勧めします!

もし、だめでもいいじゃないですか。たとえ三日坊主になっても三日間でもタバコをやめられたならその間、あなたの体はタバコから逃げられたわけですものね!

 たった一つの大切なあなたの体です。ぜひ大切にしてあげてくださいね。

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