38才からの調剤事務

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アムバロ(ファイザー)発がん性物質混入 回収対象は? 高血圧治療薬

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薬への信頼が大きく揺らいでしまいます


 こんにちは!今日はバレンタインデーということで、朝からわくわくどきどくされている方も多いのではないでしょうか?チョコレートには、γ(ガンマ)- アミノ酪酸というたんぱく質の一緒が含まれていて、この成分には、疲れた心と体をほっとリラックスるさせる効果があるといわれています。いわゆるGABA(ギャバ)と呼ばれている成分ですね。

 チョコレートを渡す女の子は、どきどき動悸が激しくなると思いますが、チョコを渡す前に、自分でも1粒食べるとちょっとリラックスできるかもしれませんね。

 

 さて、今日はアムバロ配合錠という高血圧のお薬に発がん性物質が混入していたことについて書いてみたいと思います。このお薬は私が勤める調剤薬局にもあるのですが、どのような経緯で今回の問題が起きたのでしょうか。

アムバロ配合錠とは?

 

 アムバロ配合錠は、高血圧症治療剤で、高血圧症の方の血圧を下げるために使用されています。主成分は、バルサルタンとアムロジピンベシル酸塩で、エックスフォージ配合錠の後発品として発売されているジェネリック医薬品です。

いろいろなメーカーから出ている?

 
 アムロバ配合錠は、エックスフォージ配合錠の後発品ですので、たくさんの製薬会社からジェネリック医薬品が発売されています。たとえば、塩野義製薬、武田薬品工業、杏林製薬、日医工、富士フイルムなど、その数、24社以上にも上ります。
 これだけ多くのメーカーから発売されているということは、それだけ多くの患者さんに利用されているお薬だということが言えると思います。

今回、発がん性物質が混入したのはファイザー

 
 今回、発がん性物質が混入していたのは、ファイザーから発売されているアムバロ配合錠ですので、他のメーカーから発売されているアムバロ配合錠に関しては、現在のところ回収などの呼びかけは行われていません。
 ですので、他のメーカーから発売されているアムロバ配合錠を飲まれている方は引き続き服薬されても問題がないとされています。
 ただ、アムバロ配合錠の主成分となっているバルサルタンに関しては、以前にあすか製薬から発売されているバルサルタン錠にも発がん性物質が混入し、自主回収の運びになっていましたので、両者のトラブルに関連があるという証拠は今のところ確認されていませんが、服用されている患者さんにとっては、不安が残る事件だと思います。

回収対象の製品番号は?

 
ファイザーのホームページによれば、今回、回収対象となっているアムロバ配合錠の製品番号は、以下の通りです。交換の際は、念のため、ファイザーのホームページでご確認いただくことをおすすめします。

ファイザー株式会社 - ホームぺ―ジはこちらからどうぞ

 
「製造番号:X66074 使用期限:2021.4」「製造番号:AF1679 使用期限:2021.7」
「製造番号:X66073 使用期限:2021.4」「製造番号:X66072 使用期限:2021.4」
「製造番号:X62678 使用期限:2021.4」

どこに持っていけばいいの?


 もし、いま手元にあるアムバロ配合錠が回収対象だったら、どうすればいいのでしょうか。お薬のPTP包装シート(お薬が入っている銀色のアルミのシートです)の製造番号を確認して、回収対象だった場合は、そのお薬を受け取った医療機関や調剤薬局に持って行けば、発がん性物質が混入していないお薬と交換してくれます。

 お薬をPTP包装シートから出してしまって、ロット番号がわからない場合なども回収対象になっていますので、そのままお薬を受け取った病院や薬局にお薬を持っていけば大丈夫ですよ。

 もし、ご家族にアムロバ配合錠(ファイザー)を服用されている方がいる場合は、回収の対象になっているお薬かどうか確認されてみてくださいね。

 

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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