こんにちは!昨日は大阪は雪の予報だったのですが、結局、雨で済みました。雪が降ると、路面が凍結して自転車に乗れないので、通勤に支障がでます。まあ、大阪では1年に1~2度くらいしか雪は降らないので、子供たちは空を見上げて待ちわびているのですが。
さて、冬来れば春遠からじということで、また花粉症のお話です。私は20才の時に花粉症を発症したので、20年来の付き合いということになるのですが、本当に毎年、毎年、きちんと飛んでくるものだなあと感心します。当然ですが。
調剤事務をしていると、アレルギーのお薬を通年で飲まれている患者さんをよく目にします。そんな患者さんはたいていアレルギーのベテランなんですが、よく今の花粉症の薬は本当によくなったという話をされています。
なにが良くなったのかというと、眠気が出にくくなったということなのです。確かに花粉症のお薬の宣伝文句は「眠くなりにくい」というものが定番ですよね。どのようなお薬が花粉症の眠気対策に有効なのでしょうか。
花粉症の眠気はなぜ起こる?
第1世代と呼ばれる従来型の抗ヒスタミン薬は、即効性にすぐれているのですが、脳に移行しやすいので、中枢神経の鎮静作用や副交感神経を抑制する抗コリン作用を引き起こしやすく、眠気や倦怠感、喉の渇きといった副作用が起こりやすくなります。
脳内のヒスタミンは、日中の眠気を抑制し、判断力や集中力を高める作用を持っていますが、第1世代の抗ヒスタミン薬を服用すると、その作用を弱めてしまい、眠気や倦怠感が出やすくなるというわけです。
従来型の第1世代花粉症にはどんなものがある?
- ポララミン
- ゼスラン
- ニポラジン
- タベジール など
今は第2世代のお薬が主流
花粉症のお薬は今は第2世代と呼ばれるお薬が主流となっています。第1世代のお薬と比べると即効性や効果の面では少々劣りますが、持続力や、副作用の少なさ、子供にも服用できるタイプのものが多いというメリットがあるからです。
花粉症の症状が出て苦しいけど、副作用が怖くて薬は飲まないという方も、第2世代のお薬なら、継続的に使用しても大きな副作用の心配がありませんので、安心して服用できることが多いです。
第2世代の抗ヒスタミン薬を服用する際は、花粉症の症状が出る2週間前くらいから飲むようにすると効果的です。症状がいつ出るのかということを見極めるのは難しいので、天気予報などので花粉が飛散する時期を把握しておき、だいたいの目安で飲み始めるといいと思います。
第2世代の抗ヒスタミン薬の特徴は?
- 抗ヒスタミン薬の成分が脳に移行しにくい
- 眠くなりにくい(眠気の発現率約5パーセント前後)
- 持続性が高い
- 第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて効果がマイルド
- 毎日服用して1~2週間しないと効き目が出てきにくい
- 継続して使える
- 子供も服用できる
第2世代の花粉症にはどんなものがある?
- アレジオン
- ザジデン
- リザベン
- ジルテック
- アレジオン
- クラリチン など
まずはお医者さんへ
眠くなりにくい花粉症のお薬がいいなという方へのおすすめは、やはり、第2世代の抗ヒスタミン薬ですね。
花粉症のお薬はドラッグストアでも購入できますが、はじめて服用する際は、内科や、耳鼻咽喉科、アレルギー科などを受診して、医師の診断を受けるようにしてくださいね。そもそも、その症状が本当に花粉症の症状なのか診断してもらう方が安心です。それに、お薬も市販薬は割高なので、病院で処方してもらう方がお得ですよ。
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