こんにちは!昨晩はきれいな月夜でしたね。寒いのは大の苦手ですが、空が澄んで星や月がきれいに見えるのだけは冬の特権だなあと思います。
さて、今日は、調剤薬局のカウンターの前に鎮座する彼ら、OTCのなぞに迫ってみたいと思います。謎といってもそんなたいそうな話ではないのですが、調剤薬局にあるOTCって、値段も定価がそれ以上なのに、なぜか売れるんです!
OTCとは、処方箋なしで買える市販薬のことです。薬局でOTCとして扱われているのは、ロキソニンや正露丸のようなお薬だけでなく、マスクや、包帯、腰のサポーターや、クレベリン、消臭剤、おからパウダーや、ダイエットクッキーなどドラッグストアで目にするようなものがあります。
でも、そろっているといっても、うちのような小さな薬局では1商品1在庫くらいしか置いていないし、本当に限られたスペースに、ただ置いているだけの状態なんです。それなのに売れる!今日は、なぜ調剤薬局のOTCは売れるのかを私なりに分析してみました。
待ち時間がある
お薬を待つ間の時間は処方内容によってまちまちですが、5分から15分、混んでいる門前薬局だと30分から1時間ということもあります。そういうとき、雑誌やテレビに飽きたら、OTCがふと目に飛び込んでくるんですね。ご年配の女性の方は、特にそういうちょっとしたショッピングが大好きなので、とりあえず1つもろとこかという気になるんだと思います。
薬局への絶大な信頼感
これもまたご年配の方に多いのですが、薬局で売っている=信用できる=ほな、買いましょかという図式が出来上がっているんですね。どこにでも売っているマスクでも薬局で売っているだけで、薬局で売っているマスクというプレミアが自然とつくようです。
必要に迫られて
薬や包帯などは緊急で必要になることもあります。そういうときに調剤薬局のOTCは結構、威力を発揮します。コンビニやドラッグストアが近くにない場合に利用される患者さんがほとんどですが、たくさんの種類の中からだとどれを選んでいいのかわからないという方にも、この1点在庫主義?は意外と重宝されています。
処方箋がなくても調剤薬局で病院の薬が買えると思ってこられた方が、渋々、OTCのロキソニンSを買って帰られるなんてことも結構あります。
家の薬局はOTCにほぼ力を入れていないんですが、薬局によっては手書きのポップを一つ一つ用意してきれいにレイアウトしたり、「薬剤師おすすめ!」というようなコメントをつけてばしばし売り込んでいるところもあります。うちの薬局もこういうのを見習ってもいいと思うのですが、今のところ、全くその気配はございません。
OTCについてお知りになりたい詳しくお知りになりたい方は以下からどうぞ!
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