38才からの調剤事務

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ジェネリック医薬品は効く?効かない? 危険?  

 

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お薬だけでお腹いっぱい

 こんにちは!今日は帰り道で久しぶりに金木犀の香りが漂ってきました。ただ道を歩いているだけなのにいい匂いをかぐことができるなんてなんかとっても得した気分です。みなさまのところでも、もう秋の花が見頃を迎えているでしょうか?

 さて、今日は久しぶりにジェネリック医薬品のお話をしたいと思います。このブログでは本当に何度もジェネリック医薬品について取り上げているので、またかいなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、また、語りたいことができましたのでよろしければお付き合いくださいませ。

 

 

 おさらいになりますが、ジェネリック医薬品とは、先発のお薬の特許が切れた後に作られたお薬で、先発品と効果効能が変わらないものです。

ジェネリック医薬品は嫌われ者?

 

 このジェネリック医薬品なんですが、結構な割合で嫌悪感を示される患者さんがいらっしゃいます。ご年配の方もそうなんですが、乳児医療所を持っているいわゆるお薬代がかからないお子さんをお持ちのママさんには結構な割合で嫌悪されています。

  これはまあ、仕方ないのかもしれませんが、正直なところ、どうせタダなんだったら先発品の方がいいじゃないと思われる方が多いんだろうなというのが、調剤薬局で働いている人間の率直な感想です。実際、こどもさんは先発、自分はジェネリックというママさんも多いのです。高齢者医療の方もしかりです。

ジェネリック=廉価品というイメージ

 

 こういうことになっているのは、やっぱりジェネリック=廉価品、効きが良くないというイメージが一般的に広まっている点にあると思います。もうひとつ、いえば、廉価品だから効きが良くないと思われたまま薬を服用すると、効きが悪くなると感じてしまうのかもしれません。一種の逆プラシーボ効果といいますか。

 実際、心因的な要素が強い病気の場合、プラシーボ効果は強く出ることが多いでしょうし、心因的なものが人の体を癒すことも広く知られています。

病も気から?

 

 先日、私の子供が口の中を噛んでしまって、痛がっていたので、頬っぺたに絆創膏を貼りました。もちろん、そんなことしても何の効果もないのですが、子供は絆創膏を貼った途端、もう痛がらなくなりました。うちの子は小さいときから絆創膏を貼ればケガが治ると思っているので、一種のおまじないだったのですが、効果てきめん!これも一種のプラシーボ効果で、絆創膏を貼る→治療をした→もう安心→痛くないという感じになったのだと思います。

 病は気からという言葉がありますが、やはり人の気持ちは体に直結していて、効くも効かぬも心の持ちようというところがあるのかもしれません。

 うちの薬局の患者さんで、私は今までずっと先発のお薬しか飲んだことはない、ジェネリックなんてもってのほかだ!という方がいらしたんですが、お薬手帳を見せていただくと、半分以上がジェネリックだったんですね。

 また、ジェネリックにしたら、急に体調が急変したから戻してほしいという方もおられます。

ジェネリックの信頼度

 

 これからの日本の医療制度を考えると、ジェネリック医薬品という選択肢は外すことができないものだと私は考えていますが、そこにはジェネリック医薬品の信頼度をどれだけ向上させていけるかという課題も付きまとうのだと思います。

 あと、先発品とジェネリック品は効果効能はかわりませんが、原材料については微妙に異なる場合もあります。その微妙な違いが、お薬の効きに作用している可能性というのもあるのかもしれません。

 ちなみに病院関係者の方はたいていジェネリックでも先発品でもどっちでもいいよという方が多いです。私もそうですが。

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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