こんにちは!今日、表に出ると、秋の風にのって、金木犀が匂いました。毎日あれほど暑い暑いと言っていたのについに秋も本番のようです。思えば近くの公園もいつのまにかススキとコスモスが揺れています。もう10月ですからそんな季節なんですね。近くの幼稚園からも毎日、運動会の練習のようすが聞こえてきます。小さな体で一生懸命ダンスを覚えたり、鼓笛の練習をしているのだろうなと思うと、我が子の時を思い出し、反射的に目頭が熱くなります。かわいかったなあ。なんて。
さて、今日はずばり!病院で血液検査をしたら病院代はどのくらいかかるのかということについて書いてみたいと思います。これは、結構、知識の穴というか、知らない方の方が多いのではないでしょうか。
ここでちょっとおさらいですが、日本の公的医療保険制度では、すべての診療サービスは診療報酬という点数表によって報酬(値段)が決められています。病院はもちろん、私が勤めている調剤薬局でもこの点数表によって報酬が決まります。
病院や薬局に行かれた時に領収書や明細書などを渡されると思いますが、もしお手元にありましたら、一度ご覧になって見られると良いとも思います。一見すると、専門的な項目ばかりのようでようわからんなあと思われるかもしれませんが、知るとそれほど難解なものでもありません。
まず、明細書には初診料何点など、点数で記載されています。そもそも1点はいくらなのでしょうか。これはずばり、1点は10円です。日本全国どこの医療機関、薬局でも同じです。この1点10円で計算された医療費からその人の健康保険などに応じて支払額が決まります。一般的なサラリーマンなら合計金額の3割を負担、後期高齢者の方なら1割の負担などです。
今回は体調の不良から内科を受診して、一般的な血液検査をした場合、どのくらい費用がかかるのかということを考えてみたいと思います。
風邪の疑いで受診、血液検査後、やはり風邪のようで風邪薬を3種処方された場合
初診料 282点
採血量 20点
検査料(項目によります)133点
判断料 169点
処方箋料68点
合計 772点
この場合、1点=10円ですので、診察報酬は7720円になります。3割負担の場合、患者さんが実際に支払うことになる医療費は2316円になります。これは病院で支払い金額ですので、それに調剤薬局で支払う薬代が加算されることになります。
病院の診療報酬だけを見れば、まあ、払えるかという感じかもしれませんが、ここにお薬代が1000円程度かかかってくるとしたら、3000円強ということになるでしょうか。風邪1回で3000円。安いか高いかと言えば、やはり高い気がします。まあ、これは血液検査をした場合ですので、血液検査がなければ、1600円くらいでしょうか。プラス薬代として、2500円強かな?エスタックイブとか、コンタックなどの一般的な総合感冒薬が1200円~1400円だとしたら、最初から風邪だとわかっていたら、市販薬を買う方が値段的には安くつきますね。ドラッグストアのオリジナルの薬ならもっと安い場合もありますし。
でも、風邪かどうかわからないときや、早めにきちんと治したいと思う時はやはり病院に行く方が安心感はありますね。また、子供さんの場合は医療費が無料や500円程度で、かつ薬代も無料ということがほとんどですので、子供さんの場合は圧倒的に病院の方がメリットが多いですね。
普段からよくわからない内に支払っている医療費ですが、やはりある程度の内訳は理解しておく方がいいと思いますので、もし、お暇な時は明細書をじっくり見てみられてはいかがでしょうか?
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