38才からの調剤事務

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健保の破綻は誰のせい? 高齢者は本当に悪なのか

 こんにちは!みなさんいかがおすごしでしょうか?

 今日は昨日ブログでもお話していました通り、健保の破綻について書いてみたいと思います。先日の新聞にも書かれていましたが、昨今、全国の健康保険組合、健保の破綻が深刻な問題となっていますね。記事によれば2017年度の予算では7割が赤字というから正に危機的状況です。こういう問題が取り上げられるときに、高齢者の医療費が若い子育て世代の生活を圧迫しているということがよく言われています。さも、高齢者が悪であり、社会保障制度の崩壊の元凶であるかのような図式は真っ当なものなのでしょうか。

 

 確かに高齢者の方ほど医療費が高額になっているのが今の日本の現状です。ですが、調剤薬局で働いていると、高齢者の方こそが日本の経済を回しているのではないかという考えにいたることがあります。それはなぜかと申しますと、高齢者の方が利用している医療サービス、たとえば、病院、薬局、介護施設、介護用品、製薬関係などが高齢者の方でなりたっているという現実に直面するからです。もっとはっきりといえば、高齢者の方でめちゃめちゃ儲けています。これらの業種は動くお金が一般の職種よりもずば抜けて高額です。ですので、この業種で一儲けしようと考える企業はごまんといて、みな結構儲けています。

 かくいう私もその一人で、(もちろん、事務なので全然儲けていませんが)、医療業界、介護業界は膨大な雇用を生み出しているわけです。つまり、高齢者の人が利用するサービスによって、雇用が生まれ、私のような子育て世代が生活しているという現状があります。実際、高齢者の方がみんな医療機関を利用しなくなるとどうでしょうか。病院も、薬局も介護施設も経営危機に陥るはずです。

 私は高齢者の医療費の問題で一番、問題だと思うのは、誰が払っているのかということが見えにくいということだと思います。高齢者の方は自費の負担割合が少ないので、医療費が安くて、ちょっとしたことでも病院にかかろう、薬をもらえるだけもらおうという感じになるかもしれませんが、実際に病院に払われる医療費は高齢者も若い人もほとんどかわらないわけです。つまり、安い分は健保連と税金で賄われているということなんですが、それが実感としてとても見えにくいというのが一番の問題だと思います。

 日本の保険システムはフリーアクセスでとても充実しているのですが、そういうところはやはりドイツやアメリカを見習っていかなければいけないんだと思います。たとえば、1割負担としても、一端は負担しなければならない返金制度にするなど。こうすれば、自分が実際にどれだけの医療費を使ったのかということが実感しやすいかもしれません。面倒ですが、医療費は本当は高いんだよということを認識することも必要だと思います。

 これは乳児医療費にも言えることだと思います。薬が余っているのに頻繁に病院にかかる親御さんは結構いらっしゃいます。有料なら絶対かからないだろうという症状でもすぐに病院に行かれている。もちろん、子供を守るため、何かあったらすぐに病院に連れて行けるような環境を作るためにそういうシステムを採用しているわけですが、あまりにもザルというか性善説に頼りすぎているため、本当に良識のある人にしわ寄せが行くというとんでもない現状になりつつあるというわけです。

 さらにいえば、健保連自体も経営や運用に失敗はなかったのか、無駄はなかったのかということも無視はできないというか、これが健保破綻の一番の原因ではないのかと個人的に思ったりしているのですが、どうなんでしょうか。

 長くなってちょっとまとまりがない文章になってきてしまいした。すいません。結局何がいいたかったのかというと、高齢者によって雇用が生まれ、若者世代が収入を得て、それを税金で搾取され、その税金で高齢者が病院にかかるというループが生まれているんだと思います。そのリープでおいしい思いをしているのは確実に医療関係や製薬会社のお偉いさんたちということですね。

 お偉いさんたちが意図的に仕組んでいる仕組みですので、一般市民がいいように改善されることはまずありえないわけで、ここでどう生きていくかということが市民に与えられた苦しい死命ということなんでしょうね。うう、腹が立つし苦しい。(生活が)

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