38才からの調剤事務

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正露丸とニセ正露丸 虫歯やアニキサスに効く?それとも発がん性物質?

 こんばんは!今日は朝からばたばたしていたので、夜の更新になりました。東京の方では11月並みの気温だったそうで、急な気温変化でお風邪をひいておられる方もおおいのではないでしょうか。

 大阪は半そででもまあいけるけど、長袖だと安心できるなという気温でした。ここ連日の雨で、公園に生えている草花たちはいきいきと元気そうです。もうそろそろ、キンモクセイが香りだす頃でしょうか。

 

 さて、今日は正露丸のおはなしをしたいと思います。正露丸といえば、言わずと知れた家庭の常備薬、OTC(市販薬)の代表選手みたいなお薬ですね。うちの薬局にもちゃんとあります。

 明治35年頃から世に出回り始めたということですから、相当な歴史を持つお薬ですが、その歴史の長さに見合うくらいの数の諸説や論争、トピックがあります。

 有名なところではお医者さんが飲むのをすすめていないとか、発がん性物質が含まれているとか、虫歯が治るとか(これは効能に記載があります。でも、虫歯が治るのではなくて痛み止めや抜歯後の消毒に効き目があるそうです)、最近では青魚フリークの驚異アニキサスに効くとか、とにかく、あのなんとも言い表せない香りと、江戸時代の人が飲んでいた薬ってたぶんこんなんだろうなと思わずにはいられないビジュアルを持った正露丸は話題に事欠きません。

 もう一つ世間を騒がせた話題に正露丸という名称が普通名称化した裁判の話がありました。ラッパのマークの大幸薬品が正露丸という名前を商標登録しているのですが、ひと悶着も二悶着もあって、結局、正露丸という名前は普通名称化したわけです。そういうわけで、現在では正露丸という名前のお薬はいろいろな製薬会社から発売されているわけなんですが、うちの薬局にあるのは大幸薬品の元祖正露丸なんです。それで、元祖だけあって、結構なお値段がするんですよね。結構といってもアレグラとかなんかに比べたらとても安いのですが、うちの薬局では1400円するんです。

 先日、おじさんの患者さんが正露丸を買いに来られたんですが、値段を見てすごく驚いて、「こんな高い本物じゃなくて、にせもんないの?」と、おっしゃられました。

 私も「確かに」と、心の中でおじさんに共感していました。うちの家にも正露丸はありますが、確かドラッグストアで250粒くらい入って500円しなかったです。この価格の差はいったいどこから生まれてくるんでしょうかね。

 元祖のネームバリュー代なのか、それとも成分量が違うのか。もちろん、普通名称化したので大幸薬品が出している以外の正露丸も正真正銘の正露丸であって、決してニセ正露丸というわけではないのですが。

 とにかく、正露丸は興味深いお薬です。でも、正露丸はOTC以外見たことがないので、お医者さんが処方する薬としては相応しくないのでしょうか。まだまだ興味はつきません。

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