38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

それでもファミコンがしたかった! (ゲームとわたし)

3連休も明け、猛暑の中出勤、通学のみなさまご苦労様です!まだ夏休みも始まっていないのにこのままでは絶対ばてるそと危機感を感じて、スーパーマーケットのうなぎコーナーに向かうもを、ここ数年の驚異的な価格上昇で手が届かず。仕方ないので今年も回転寿司でウナギのボタンを連打?することにします。回転寿司のうなぎって価格の割にえらいおいしいですよね。普通のうなぎではなく、特選炙りうなぎとかの方ですが。(ふつうの100円のウナギと特選炙りうなぎなどの差はどう考えても100円、200円どころの差じゃないとわたしは思いますが、みなさんはどうでしょうか。)

 もうすぐ土用の日も近いですがみなさん、もううなぎは食べられましたか?ウナギに手が届かなくも、こまめな水分補給をお忘れなく。

 

 さて、今週のはてなブログのお題は「うなぎとわたし」ではなく、「ゲームとわたし」ということですので、調剤薬局のブログにちなんでドクターマリオ(通称ドクマリ)について書いてみたりもしたかったんですが、今日はそれよりもずっと前の昭和50年代生まれの方には懐かしいファミコンのお話をしたいと思います。

 今でも復刻版やWiiなどで遊ぶことのできる名作揃いの初代ファミコンは当時の子供達に爆発的な人気でした。例にもれず、当時小学一年生のわたしも頭の中は「ファミコン、ファミコン」。いつ、ファミコンの存在を知ったのかもう忘れてしまいましたが、とにかくその頃のわたしはファミコンが欲しくて仕方ありませんでした。

 なんとか両親におねだりして誕生日に買ってもらえることになったものの、誕生日はまだ遥か半年先。まだはしりの頃で、ファミコンを持っている友達もまわりにはほとんどいません。

 そんな中、ある同級生の女の子が「わたし、昨日、ファミコン買ってもらったよ」とぽつりといったからさあ大変!私を含めクラスのみんながその子の周りに集まりました。

「なんで買ったの?」

「誕生日だったの?」

「本体だけ?」

「ソフトも買ってもらった?」

「なんのソフト買ったの?」

「スーパーマリオ?、チャレンジャー?」

 みんなで質問攻めです。で、その子が放課後、家にやりにきていいよといったので、教室はもうフィーバー状態です。

 その日はクラスのほとんどの子がその子の家に集まりました。

 その子の家は美容院を数点営んでいて、なかなかのお金持ち。小学生ながらに広々とした子供部屋もあって、クラスの子たちはみんないつもいーなーいーなと羨ましがっていました。

 はつらつしたママがみんなの分のおやつを持ってきてくれて、ついにファミコン!!と、なるはずだったんですが、その子が突然、

「ファミコンできるのは、わたしとじゃんけんして勝った人だけ」

と、言い出したんです。子供部屋は一気にじゃんけん大会になります。結局、ひと悶着あった末、なんだかよくわからないけど、その子がじゃんけん大会を制しました。

「残念でした。じゃあ、次はこのタオル一番多くたためた人がファミコンできるとこね」

 その子の家は美容室だったので、洗濯したてのタオルがリビングの籠に山積みになっていました。その子の「せーの」の合図でみんながタオルをたたみ始めます。タオルなんてたたんだことがない子もある子も一斉にタオルに手を伸ばします。でも、結局、人数が多すぎて、2枚くらいでみんなほぼイーブン。

「じゃあ次はジャンプして一番高く飛べた人」

「階段一番早く降りられた人」

 先の見えない、次々続くミッションにいつの間にか帰宅者続出。それもそのはずお金もちな子あるあるですが、その子、漫画に出てくるキャラクターみたいにわがままで意地悪だったんです。

 そんな性格を知らなかったわけではなかったんですが、ファミコンの5文字にはそれさえ帳消しにするパワーがありました。

 それからもミッションは続き、ファミコンはお預けのまま、5時の鐘が鳴りました。最後まで残ったのは私を含めてなんと3人。

「もう5時よ~」

その子のママが子供部屋にやってきたので、わたしたちはついに直談判!

「みゆきちゃんがファミコンやらしてくれるっていってたけど、まだやらしてくれないの」

「あら!みゆき、またそんなうそついて。あなたファミコンなんてもってないじゃないの。みんなごめんね」

 3人は無言でその子の家を後にしました。

「ばいばーい」「ばーい」

夕暮れに染まる道路を歩きながら、みんなたぶん同じことを思っていたと思います。

それでもファミコンがしたかった!

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