38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

インフルエンザ 診断書なしで会社を休む裏ワザ 2021年改訂版

  

 

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紙切れ一枚とい侮るなかれ?

 こんにちは!去年、このブログで「インフルエンザと診断されたら会社は休めるか」という記事を書きました。おかげさまでその記事は多くの方にお読みいただけたようで、このブログで最も読まれた記事となりました。いつもこのブログを応援してくださっているみなさま、本当にありがとうございます。みなさまがツイッターで拡散してくださったり、はてなスターをつけてくださったり、ブックマークして下さったおかげで、こんな小さなブログですが、多くの方に読みに来てもらうことができました。これからも精進してまいりますので、もし、「お!いい記事だな」と思うものがありましたら、ぜひ拡散、ブックマーク等々どうぞよろしくお願いいたします。一人でこつこつやっているもので、みなさまの応援が本当に励みになります。

 さてさて、先日、私の務める調剤薬局でこんな相談がありました。高熱が出たので病院に行くと、インフルエンザと診断されたのですが、あまりにしんどくて診断書をもらい忘れたのですが、もう一度病院に行くと、お金がかかりそうなので、薬局で診断書のようなものを出してはもらえないでしょうか。

 

 うーん、確かにインフルエンザで高熱が出ているときは、意識も朦朧としていますし、診断書のことなんてなかなか思いつきませんよね。でも、病院を出て薬局で薬を受け取り、いざ会社へ電話をしようというときに、あ、そうだ!診断書!と思いだしたりするんです。そういう場合、調剤薬局で対応できるのでしょうか。

診断書が必要な場合は必ず初診の時に告げる

 

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  まず、おさらいになりますが、インフルエンザで会社を休む際、診断書が必要な場合があります。ありますというか、アットホームな会社以外は、ほぼほぼ診断書が必要になってきます。その際、気をつけなくてはいけないのは、初診の際に診断書を書いてもらうように伝えておくということです。

 解熱し、インフルエンザが完治したことを証明する診断書が必要な場合を除いて、インフルエンザに罹っちゃいましたよという診断書は、初診の際に発行してもらえますので、必ず初診の際にもらうようにしてください。そうでないと、診断書をもらいたいだけなのに、再度診察をされて、また診察料もとられてしまうことになることが多いからです。

調剤薬局で診断書はもらえるの?

  

 でもついうっかり、病院で診断書をもらいそびれた場合は、どうすればいいのでしょうか。もう一度病院に行くというのが最もスタンダードですが、薬局でも対応してもらえるのか。同じ医療機関なんだから、なんとかなるんじゃないの?薬剤師だって今は薬科大6年も通ってるし、国家資格なんだから!と、思ったりするんですが、残念ながら、調剤薬局では診断書は発行することができません。当然といえば当然ですが。うーん、残念。でも、以前、こんな裏ワザを使われた方もいらっしゃいました。

調剤薬局の薬情(くすりの説明書き)を診断書代わりに?

 

 これは大企業とかちゃんとした会社だと無理なのかもしれませんし、インフルエンザで休んだ分を有給扱いとしてもらう時などは、どうかな?という案ですが、調剤薬局で処方された抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなど)の薬情(おくすりの説明書き)やお薬手帳を、診断書代わりにするという方法。

 これは一見、ダメそうに思えますが、よくよく考えてみると、理にかなかっているというか、結構な証明力があるといえるかもしれません。どうしてかといえば、調剤薬局の薬情や、お薬手帳のシールに記載された情報(日付や氏名、薬名)は、不正に記載することは(通常)できないし、抗インフルエンザ薬もインフルエンザに罹った人以外が不正に処方されることは(通常)できないからです。

 つまり、抗インフルエンザ薬が処方されている=インフルエンザに罹ったよということになるからです。

 もちろん、例外的に家族がインフルエンザになった際、予防としてイナビルなどが処方される場合がありますが、まあ、ほとんどの場合は、処方=罹ったということになると思います。

すべての判断は会社次第ですが

 
 調剤薬局で働いている身としましては、処方の正確性という観点からも、これはかなり有効な手段というか裏ワザだなと感心したのですが、そこはあくまでも会社の判断次第ということになります。
 でも、しつこいようですが、お医者さんがきちんと診察して、テストして、インフルエンザと診断しないと、処方箋も出されませんし、薬局もその方に抗インフルエンザ薬を処方できないわけですので、かなりの証明になると思うんですがね。胃薬や、風邪薬のように問診だけで処方されることの多い薬とは全然違うわけですし。
 紋切型に医師の診断書といってもようはただの書類なわけで、同じ書類なら別に処方日と本人確認ができれば、薬情なんかのコピーで十分だし、(A4じゃないとだめっというならA4で印刷しますがな)、お医者さんも書類作成する手間は省けるし、患者さんも診断書を書いてもらう間に待たなくていいし、診断書の費用もかからないし、言いこと尽くしじゃないかと思うのですが、皆さんはどう思われますでしょうか。

お医者さんは反対するかも?

 
 でも、お医者さんは診断書を発行する手数料(通常2000円から3000円)が儲けられなくなるから、反対するかもしれませんね。つい先日も国会で診療報酬の値下げなどの改定案が医師団のご機嫌をうかがって見送られたばかりですものね。
 うーん。なるほど、そういうことか!!
 とにもかくにも、インフルエンザに罹ったら、すぐに会社に連絡していろいろ相談するようにしてみてくださいね。お体ご自愛くださいませ!

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今年はインフルエンザになっても、ゾフルーザが出ない?

  

 

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ゾフルーザが処方されないって本当?

 今年の冬は「とくダネ!」の天達気象予報士の予想通り、暖冬ですね。寒いのが嫌いなのでありがたや~ありがたや~と天に向かって手をすり合わせる日々ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか。さて、流行ってきましたね~インフルエンザ。

 私が勤める調剤薬局にも毎日のようにしんどそうな患者さんが来局されます。インフルエンザといえば、昨今、ゾフルーザというイメージですが、実は今年はちょっと例年とは違うようです。

 

 2018年、鳴り物入りで登場した抗インフルエンザ薬ゾフルーザ。このブログでも散々取り上げてきましたね。ですが、今年は私の勤める調剤薬局ではちっとも処方されていません。はてさてこれはどういうことでしょうか。

どこの病院もゾフルーザを出していない?

 

  調剤薬局では、その時期その時期に合わせて流行しそうな病気のお薬を前もって多めに発注するのですが、今年はゾフルーザの在庫がえらく少ない。つまり、発注量を増やしていないということなんです。去年のこの時期には、ばんばん発注をかけていたのに、これはどういうことだと思って、薬剤師さんに尋ねてみると、例の耐性ウイルスのニュースのことが広まって、病院の先生がゾフルーザを処方するのを、控えているということでした。

 確かに、今年の冬は、近くの、どの小児科や内科からもゾフルーザが処方されていません。耐性ウイルスってそんなに恐ろしいの?と純粋に思ったので、いろいろ調べてみることにしました。

耐性ウイルスってなあに?

  

 通常、細菌やウイルスは、常に変化しています。ですので、ある時点でそのウイルスに効果的な薬が存在していたとしても、変化の過程でその薬に耐性のある細菌やウイルスがうまれることがあります。ウイルスや細菌も生き残るために必死に変化を続けているわけです。

 耐性ウイルスとは、ある薬に耐性をもったウイルス、つまり、ものすごく簡単に言ってしまえば、その薬が効かないウイルスというわけです。

 

ゾフルーザの何が問題なの?

 

 耐性ウイルスが発生してくること自体は、どの抗インフルエンザ薬でも見られることです。それなのになぜゾフルーザの耐性ウイルスだけが取りざたされるのでしょうか。それは、ゾフルーザの場合、耐性ウイルスの発生スピードが他の抗インフルエンザ薬と比べ物にならないくらい早かったからです。

 ゾフルーザが一般的に処方され始めたのは、昨シーズン、つまり2018年からですが、たった一年足らずで一番耐性化率が高くなってしまったんですね。

イメージの問題も多分にある?

 
 でも、だからといって、ゾフルーザを選択してはいけないということでは、決してないと思います。インフルエンザの時に1回の内服で効果のあるゾフルーザは変わらず有効なお薬であることにちがいはありません。ただ、製薬会社の卸さんの話によれば、病院の先生もやっぱり商売という側面もありますので、患者さんがよい印象をもっていないお薬をできるだけだしたくないという事情があるようです。もちろん、医学的な観点からゾフルーザの使用を控えるという先生もいらっしゃいますが、風評というのも少なからず関係しているのは間違いないようです。後で何かあってからでは遅いというというのもありますしね。特に新薬は世にばっと出てみないとわからないこともありますので、処方には慎重になられる先生が多いです。

抗インフルエンザ薬の宿命?

 
 うーん、だから、今年はどの病院の先生も一斉にゾフルーザをセーブするという状況が起こっているのですね。まあ、うちの薬局だけかもしれませんし、本格的なインフルエンザシーズンに突入してみないとわかりませんが。
 このようなことは、インフルエンザが小さな子供さんの間で広く蔓延する病気ということも関係してるのだと私は思います。なぜかというと、タミフルが登場した時も高学年から中学生くらいの子供さんに処方されるとせん妄が起こるということで、忌避されるということが起こったからです。
 やはり大人に比べると抵抗力の弱いお子さんがかかりやすい病気ですから、親御さんもひと際ナイーブになりますよね。私もそうです。
 ゾフルーザに関してはまだまだ未知の部分がありますので、今後の動向を見ていく必要があると思いますので、また何か新しいことがわかりましたら、このブログで紹介していきたいと思います。

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処方箋の期限 土日祝を挟むときはどうなる?

  

 

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4日以内ですって!


 こんばんは!ラグビーワールドカップ!ついに決勝の日をむかえましたね。BZの『兵、走る』が流れると、リーチマイケルの顔が浮かんでくる今日この頃です。

 さてさて、話はガラッと変わりますが、今日は「処方箋の期限4日は短いのか」ということについて書いてみたいと思います。と、いうのも、私はいつも短いなと思いながら仕事をしているからです。

 

 そもそも、え?処方箋に期限なんてあるの?という方もいらっしゃいますよね。

 処方箋発行日を含めた4日以内に調剤薬局に提出することになっている処方箋ですが、みなさま、この4日という期限をどう思われますでしょうか。

4日といえば、余裕があるように思えるけど

 

  お医者さんに行って処方箋をもらったら4日以内に薬局に行く。これだけ聞けば、別段なんの問題もないような気がするのですが、どうして4日以内なのか。ここが謎なんですよね。4日、どうして3日でなく、5日でもなく4日なのでしょうか。4日以降となると診察したときから病状が変わってしまうという目安になっているのか。4日。うーん、4日なんですかね。

4日には、土日祝日も関係ない

  

 しかも、この4日という期限には土日祝日もカウントされてしまうんです。月曜日が祝日の場合は、日祝で2日過ぎるので土曜日に病院を受診した場合は、土曜日の当日に行かないと、火曜日に行かないとアウトということになってしまいます。

 ゴールデンウィークなんかで薬局が閉まっている場合は、祝日営業している薬局ではなかったら、かなり切羽詰まりますよね。田舎で薬局が町に一軒しかない!という友人も「休日なんか100%休みだよ」と、言っていました。うーん、そうですよね。

処方箋の再発行は、すべて自費

 

 間が悪く4日以内に薬局に行けなかった場合、処方箋は無効になってしまいます。つまりただの紙になってしまうということです。こうなってしまうと、もう一度病院に行って再発行してもらわなければいけません。しかも、再発行の際は健康保険は使えませんので、100%自費。(厳密にいえば再発行ではなく、新規になります)しかも、健康保険の厳密なルールに従うなら、病院の再診料も、調剤薬局のお薬代も保険適用外になってしまうんです。まあ、これはよっぽどの場合で、たいていの場合、医師と応相談でなんとかなりますが、ルール上はすべて自費ということになります。

 こうなってくると4日という期限はえらい厳しいなあと私は思います。患者さんの健康を考えてのことなんでしょうが、みなさんはどう思われますか?実際、期限の切れた処方箋を持ってこられる患者さんはすごく多いので、(特にご年配の方)、4日というのはなかなかぎりぎりな期限なのかなというのが、現場の人間の感想です。

とりあえず、薬局に送ってださい!

 
 4日という期限はとりあえずどうにもなりませんが、ファックスでもラインでもなんでもいいので、とりあえず4日以内に薬局に処方箋を送りさえすれば、セーフ!OKです。そういうわけで、お金がなくて月末過ぎないとお薬代を払えない場合でも、出張で取り行けない場合もとりあえず、4日以内に処方箋を送ってください。
 もちろん、体のためには処方された当日にお薬を取りに行って、すぐに処方通りにお薬を飲むのが一番ですが、どうしてもというときには、無駄な時間とお金を使わないようぜひ、4日以内に処方箋を持っていくか、送るということを覚えておいてくいださいね!

 

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今年もインフルエンザの予防接種に行ってきました!

  

 

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痛くても打たないわけにはいかないからなあ

 おはようございます!今朝は目が覚めた後も布団の中でぶるぶるとしばらく身震いしていました。すっかり寒くなりましたね。

 

 さて、今年も恒例のインフルエンザの予防接種に行ってきました。みなさんはもう済まされましたか?生後6カ月から13才未満のお子さんは2回接種が推奨されていますので、時期を考えるともう1回目を打っておいた方がいいですね。大人は基本1回で終わりなので、13才以上の私は、今期はもうこれで終わりということになります。

数少ない福利厚生

 

  私の勤める調剤薬局の数少ない(本当に数えるほど)福利厚生の一つがインフルエンザのワクチン無料接種です。そういうわけで毎年、これくらいの時期になると、近くの病院に行って予防接種を受けることになります。仕事中、患者さんが減る時間帯にさっとうちに行く感じです。

 ワクチンの相場は3000円から3500円といったところなので、タダで受けられるのはありがたいことです。まあ、薬局にはシーズンになると連日、インフルエンザの患者さんがこられますから、従業員の健康を維持し、労働力を確保するという意味合いも存分に含まれていると思いますが。

何回打ってもやっぱり痛いなあ!

  

 それにしてもインフルエンザの注射ってどうしてあんなに痛いのでしょうね。採血は注射針を刺すときと抜くときに痛みを感じる程度ですが、ワクチンなどを入れる注射ってワクチンを入れられているとき、うぐぐぐぐ!というような疼くような痛みがありますよね。あれは何回やってもなれません。小さい子供さんもよく我慢しているなあと思います。えらいなあ!しかもワンシーズンに2回も。それしにても、あー痛かった。

2019年インフルエンザのワクチンの概要

 

  •  ほとんどの病院が10月1日から接種開始
  •  生後6カ月から13才未満のお子さんは2回接種推奨(2~4週間間隔で2回目接種)
  •  13才以上は1回接種
  •  費用の相場は1回2000円から3500円
  •  健康保険は使えない(自由診療にあたりますので全額自費です)
  •  ワクチン接種をやっている病院なら何科でも受けられる
  •  かかりつけの病院でなくても大丈夫(予約が必要なところが多いので事前に確認されるとスムーズです)
  •  体調の悪い日は、ワクチンを体内に入れると、熱が出たり体を壊してしまうこともあるので、体調の良い日に接種してください
  • 勤め先によっては加入の健保連から補助金が出る場合あります。その場合は、病院で領収書をもらうことをお忘れなく!

まとめ

 
 今年はまだワクチンの供給不足などのニュースは出ていませんね。まあ、毎年ピーク近くになると供給量が不足し一時的にではありますが、接種できないという病院も出てきますので、インフルエンザワクチンを打たれる予定のある方は、11月に入ったらなるべく早く病院で予約されることをおすすめいたします。

 

 

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事務なんて話にならない! 調剤事務のグチです。

  

 

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笑顔でお迎えしているのですが

 こんにちは!今日はちょうどいい気候で、休日ならお弁当を持ってピクニックに行けたのになあなんて思いながら働いていました。今週は今日のような気候が続くようで、台風続きの秋もようやく、落ち着いてくれたようですね。

 

 さて、今日は事務をやっていてよくあるエピソードを一つご紹介します。その名も、「事務なんて話にならない」です。グチになってしまいますが、ちょっとお付き合いください。

もしもし?

 

  一般的な会社や病院などと同じく、調剤薬局でも電話番は事務の仕事です。プルプル―とコールが鳴ったら、2コールくらいで素早く「お電話ありがとうございます。〇〇薬局です」と、電話を取るのですが、患者さんの中には薬局にかけると、すぐダイレクトに薬剤師に繋がると思ってらっしゃる方がおられます。

 もちろん、薬剤師さんも電話を取りますが、事務が取ることの方が多いので、薬剤師さん目当てに電話をしてきた患者さんに対しては「いま薬剤師にかわりますので、少々お待ちくださいね」といって、電話を取り次ぎます。

 でも、はなから事務が電話に出ることはないと思っておられる患者さんは、「薬剤師にかわりますね」というと、「なんだ、いま、事務としゃべっとたんか、事務なんて話にならんわ」と、吐き捨てるように言ったります。くー。

それはそうだけど

 

 確かに薬の相談ごとは薬剤師の担当です。長く働いていているとそれなりにお薬のこともわかってきますが、国家資格があるわけでもない調剤事務員が「ふむふむ、そのお薬は、今回は削除でいきましょうか」なんて、いうわけにはいきません。「事務なんて話にならない」といえば、それは確かにそうなんです。

 でも、こちらも人間なので、そんな言い方をされると、さすがにかちんときます。そもそも、そういう人は自分の名前を名乗らずにいきなり話し始めたりするから、厄介です。来局されたことのある患者さんなら、薬剤師に取り次ぐ前に、レセコンでカルテを確認しなくては、どんなお薬を飲まれている方かわかりません。

 こういう腹が立つ電話がときどきありますが、なぜかみんなおばあさんです。おじいさんは面と向かってはいろいろ厄介なことが多いですが、電話はほとんどかけてこかれないです。なんででしょうか。電話自体が面倒なのかなあ?

薬剤師なんて話にならない!

 

 さらに、この手の患者さんのひどいところは、自分の思った通りにならないとたとえ薬剤師さんと話していても、「もう病院の先生に直接かけるわ、ほんとに薬剤師なんて話にならん!」という展開になったりする場合があることです。

 そんなら最初から病院に電話しなさいよと思いますが、病院でも同じような感じでやっているのか、病院では聞き分けがいいのか、よくわかりませんが、とにかくまともに相手をしているとエネルギーを無駄に消費してしまいます。

まとめ

 
 調剤薬局に来る患者さんは、なにかしら薬を必要としている方なので、できるだけ丁寧な対応を心がけようと思っているのですが、中にはこういう患者さんもいたりします。自分中心に世界が回っていると思っていると、このような態度になるのかもしれませんが、世界はみんなで回っているので、できたら、事務なんてと見下さずに普通に接していただけたらなあと思います。まあ、ほとんどの患者さんは常識のある優しい方々ですが。

 

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遅ればせながらHTTPS導入しました! 

  

 

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HTTPS導入しました!

 こんにちは!すっかり朝晩冷え込むようになってきましたね。みなさん、お風邪などひかれていないでしょうか?

 

 さて、この「38才からの調剤事務」というブログ、とっても遅ればせながらではありますが、HTTPSを導入することになりました。これが、実はとっても悩んだんです。

とても悩みました

 

  38才からの調剤事務は、ずっとHTTPでやってきたブログでしたので、このたびHTTPSに変更するにはとにかく大変悩みました。なんせパソコンについてはすべてが自己流でやってきたものですからベースとなる知識がほぼありません。いつも、行き当たりばったりという感じでここまできました。

 はてなブログのお知らせでHTTPSを導入できるようになりましたよ!と通知が来たのは結構前なような気がします。

 はてなブログのブログでも結構推奨されていたので、とりあえず、やった方がいいのかなと思い、いろいろ調べてみましたが、エラーが出るやら、バグが出るなど、面倒くさいことばっかり書いてあります。しかも、一度、HTTPSにすると、もう2度とHTTP

に戻れないっていうじゃありませんか!この2度度というのが、パソコン初心者には恐ろしく怖い文言に聞こえます。

 HTLMの知識もほとんどありませんのでHTTPSを導入してブログにバグやエラーが生じた場合、パソコンの前で何日もうんうんと唸らないといけません。そもそも自分でちゃんと直せるかどうか。

 でも、これをしないとブログを表示する際も「保護されていないサイトですよ」というような警告文がでるということを知って、さらに悩みました。

結局、今回もやっぱり、行き当たりばったり

 

 やろうか、やめようか。えーい!やっちゃえ!

 と、いうわけで、結局、今回も行き当たりばったりです。新しいものにとにかく飛びついてしまいます。一応、先輩方のブログを拝見させていただいて、バックアップだけは取っておきました。

 それで手順に従って、(と、いってもボタンを押すだけですが)いけー!HTTPSの世界へ!もう、二度とHTTPの世界には戻れないぞ!わははは!

結果はどうなったかといえば

 

 そういわけで、めでたくHTTPSを導入することになったわけですが、やってみれば、アドレスがHTTPから、HTTPSに変わっているだけで、見た感じ、なんの変化もありませんでした。素人なのでよくわかりませんが、これといって目立ったエラーは起きていいないようでした。これは、成功したといっていいのかな?たぶん、ちゃんとHTTPSを導入できたのだと思います。

まとめ

 
 今回、かなり悩みましたが、とりあえず、HTTPSを導入することができてよかったと思います。わたしのようなほとんど文字だけのブログならエラーも起こりにくいのかもしれません。動画などをアップしている方だといろいろ不都合が起こってくるという話もよく拝見しますしね。
 今のところ、自分では特に不都合を感じていませんが、実際のところはどうでしょうか。いつもご覧いただている読者さんに不都合は出てないでしょうか。少しどきどき。
 グーグルの検索順位に関係があるのかないのか、SEO的な実感はまだ全然ありませんが、世界的にそういうながれなので、一応、やってみようという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 とりあえず、新生「38才からの調剤事務」も末永くよろしくお願いいたします! 

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薬剤師さんがインフルエンザにかからないわけ

  

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除菌か抗菌か?

 キンモクセイのにおいがあちらこちらの庭先から漂ってきました。もう秋本番ですね。さて、そうこうしているうちにあっという間に寒くなって今年もあの恐怖のインフルエンザの季節がやってきますね。

 

 門前の病院にインフルエンザのワクチン接種のお知らせが出ると、毎年、もうこんな時期かと思います。去年も毎日のようにインフルエンザの患者さんがうちの薬局にいらっしゃったのですが、去年も一昨年もインフルエンザになった薬剤師さんはいませんでした。インフルエンザになった人のすぐそばで、投薬しているのにこれはいったいどういうことなのでしょうか。うーむこれは世紀の大発見?につながるかもしれません。と、いうわけで、今日は少しその理由を検証してみたいと思います。

マスクをしている

 

  うちの薬局では、夏場はほぼ全員がマスクをしていませんが、冬は全員がマスクを着用しています。風邪の患者さんが増えてくるとみんなぼつぼつとつけ始めるのですが、ひとたび抗インフルエンザ薬の処方箋を持った患者さんが来られたら全員すちゃっとマスクを装着します。とはいえ、別に特別なマスクではありません。小顔に見えるマスクとか、快適マスクとかそういうものです。サージカル的なものをしているスタッフはたぶんいません。

予防接種を受けている

 

 うちの薬局の数少ない福利厚生にインフルエンザのワクチンを無料で受けられるというものがあります。門前の病院で注射してもらうのですが、無料なので毎年、薬剤師、事務員全員が打ってもらっています。

プラズマクラスターパワー?

 

 うちの薬局ではエアコンも、空気清浄機もシャープ製です。ですので、あのブドウのマーク?のプラズマクラスターがなにかしら空気中の悪いものをなんとかしてくれているのかもしれません。

ずばっと換気している!

 

 プラズマクラスターがあるにもかかわらず?インフルエンザの患者さんが帰られたあとは、窓を開けて換気しています。もちろん、患者さんに気づかれないように、ある程度時間が経ってからですが、5分から10分程度換気しています。これは、病院でも推奨されているそうですね。

まとめ

 
 うーん、こうしてみても、これといって特別なことはしていないですよね。でも、本当にみんなこれといって特別なことはしてないんです。でも、こういう基本的な積み重ねがインフルエンザ予防につながっているのかもしれませんね。とりあえず、今年も続けて観察していきたいと思います。
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調剤事務員おすすめ! 薬代を安くする6つの方法!

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レジでカードを出すのに妙にテンパってしまうときがあります


 ふと、「こんにちは!」と「こんにちわ!」50年後にはどちらが主流になっているんだろうなと思いながら今日もブログを書いています。こんにちは!みなさん、お元気ですか?

 さて、今日はお薬代を安く方法を6つの方法を紹介したいと思います。昨日も書きましたが、病気によっては高額になるお薬代。病気のときは働けないこともありますので、できるだけ安くしたいものですよね。

 とはいっても調剤薬局のお薬は値引きセールなどというものはありませんので、単純な値引きというのではありませんが、調剤事務の目線も含め、いろいろな角度からなんとかお薬を安く手に入れる方法を考えてみました!(もちろん、合法的に)
 

1、ジェネリック医薬品に変える

 

 これは最も手軽にしかもかなり効果的にお薬を安くする方法です。先発品のお薬を希望している方でしたら、ジェネリック医薬品に変更するだけで、だいたいお薬代は4割から5割程度安くなります。

 たとえば、鎮痛剤のロキソニン。先発品の薬価は1錠14.5円(H31現在)ですが、ジェネリックのロキソプロフェンNa錠(サワイ)なら7.8円です。これは1錠あたりの薬価ですので、10錠、20錠と錠数が増えると値段もけっこう変わってくると思います。

 ジェネリック医薬品を希望する場合は、お医者さんの問診の際にジェネリックを希望しますとお伝えください。もし、お医者さんに言いにくいなという方は、調剤薬局で処方箋を出す際に、ジェネリックでよろしく!と言ってもらえばOKです。

 ご家族に持病をお持ちの方がいらっしゃる場合、一度、お薬手帳や薬情などで確認されてみてください。75才以上になると、後期高齢者になり、特別所得が高くない方は窓口負担が1割になりますが、70~75才未満の方は基本2割負担ですので、ジェネリックにされるとお薬代がかなり安くなると思います。

 ご自分が飲まれているお薬がジェネリックか先発かよくわからないという方は、次回、調剤薬局に行かれる際に、窓口でご相談ください。

 お薬によってはジェネリックがないものもありますが、メジャーなお薬はたいていジェネリックが出ていますので、一度、薬局でお尋ねください。

2、いらないお薬を減らしてもらう

 

 ご高齢の場合、お薬の飲み忘れが発生してお薬が余ることがあります。継続的に同じ薬を同じ量処方されているので、残薬は減りませんし、また新たな飲み忘れなどがあって逆にどんどん残薬が増えていってしまいます。

 そういう場合は、薬局に処方箋と一緒に残薬を持ってきてもらえばお薬を調整することができます。たとえば、28日分出ていたお薬を5日分だけにするなど、余っている薬の数に応じて薬剤師さんが残薬調整してくれます。そうすることで、結果的にお薬代が安くなるというわけです。

 飲まないお薬にお金を払うのはとてももったいないので、残薬でお悩みの方はぜひ残薬調剤を活用してください。また、ご家族にお薬の管理に困っておられる方がいらっしゃる場合もぜひ薬局でご相談ください。特に糖尿病の方はお薬の種類も多く、インスリン注射の針などが余りがちです。誤った服薬を防ぐためにも定期的な残薬調整は効果的です。

 また、なんとなくお医者さんが出している薬がある場合、必要ないなと思ったら、薬局で削除してもらうこともできます。その場合、薬剤師さんに相談すれば、病院に疑義照会をかけてもらって、お医者さんがOKを出せば、お薬を削除してもらえます。

 湿布薬やかゆみ止め、痛み止め、ビタミン剤など以前は必要だったけど、もういいかなというお薬がある場合は薬局でご相談いただければ、お薬代が安くなる可能性が高いです。

3、夜間、休日に薬局にいかない

 

 これは結構、見落としがちですが、薬局の営業時間外に処方箋を持って行かないということです。え?薬局の営業時間ってなに?開いてるから処方箋を受け取ってもらえたし、開いているってことは、営業時間中じゃないの?と、思われるかもしれませんが、実は、違うんです。

 たとえば、土曜日13時までの薬局が、まだシャッターが開いていたから来院して処方箋を渡すとします。時間は13時5分、すると、大抵の薬局で休日・時間外加算というものを取られてしまうんです。大した額ではないかもしれませんが、ただ5分の違いでお薬代が高くなってしまうなんてちょっとばかばかしいですよね。

 お薬代を少しでも安くするためには、余分な加算を取られないように、薬局の営業時間内に処方箋を持っていくようにしてください。薬局の営業時間は薬局の店頭に提示するように決められていますので、そこで確認すれば大丈夫です。

4、お薬代をクレジットカードで支払う

  

 一昔前ならお薬代をクレジットカードで支払うなんて考えられなかったのですが、今はもう病院でもクレジットカードが使える時代ですね。

 クレジットカードでお薬を支払ってもお薬代が値引きされるわけではありませんが、クレジットカード会社ごとにポイントがたまりますので、実質お薬代が安くなるということになります。ポイント還元率はそれぞれのカード会社によって異なりますが、楽天カードやヤフーカードといったポイント還元率の高い、クレジット会社のカードを使えば、継続的に高額なお薬代を支払っている方には、有効な割引手段になります。

 その際、リボ払いなどにしてしまうと手数料がかかって割高になってしまいますので、もちろん、一括払いでお支払いすることをお忘れなく!

5、電子マネーを利用する

  

 これはクレジットカードと似たような感じになるのですが、支払い時に電子マネーを使うと、たいていの会社でポイントの還元が行われます。ペイペイやラインペイなどポイント還元率が高くなるキャンペーンがある電子マネーなら、そのポイント分だけお薬代が安くなるというわけです。

 政府の進めるキャッスレ主化の影響もあり、電子マネー決済を採用する薬局が続々と増えてきました。

 ウエルシア、ココカラファイン、スギ薬局、イオン薬局などの大手だけではなく、私が勤めるような小さな薬局でもペイペイは取り扱いがありますので、キャッシュレス化の波はすごいスピードでやってきていますね。

 クレジットカードと異なるのは、基本的に電子マネーはデビット払いと同じ即時決済ですので、利子もかかないという点。ポイント還元率と、即時決済なので利子が発生しないという点を考えれば、単体では電子マネー決済がいちばんお薬代を安くできる方法といえるかもしれません。

6、Tポイントを使用する、ためる

  

 さらに、ここからもっとお薬代をお安くする方法をご紹介したいと思います。それはずばり、ポイントのダブルどり!

 この方法は業界最大手のウエルシア限定なのですが、処方箋のお薬を電子マネーで支払い、Tポイントカードを提示すれば、ワオンなどの電子マネーのポイントプラス、Tポイントのポイントがたまるという、いわゆるポイントのダブルどりができるというわけです。毎週月曜日はTポイントは2倍になりますし、Tポイントは108円から貯まるので、狙っていけば、かなり有効なお薬の割引手段となりそうです。

 これは他の薬局は戦々恐々なんですが、利用する側にとってはメリットしかないという感じですね。さすが、大手です。

組みあわせて利用すればかなりお得に

  

 今回、ご紹介した方法を複数組み合わせることができれば、お薬代はかなりお得になるのではないでしょうか?たとえば、薬を全部ジェネリックにして、残薬があれば調整してもらって、ウエルシアでTポイントカードを提示して、クレジット払いにするなど。ウエルシア限定ですが、最近近くにウエルシアができたのでこれはちょっと今度やってみようと思います。と、思ったんですが、よく考えてみれば、私は花粉症の薬ぐらいしか服用していませんでした。まあ、それはそれでいいことなんですが、何かあったときはやってみます!

 なかなか安くなることはない病院のお薬ですが、惰性でもらったり、支払ったりするのではなく、本当に必要なものなのか、決済方法は適切かということを見直すだけでも無駄な出費が抑えられると思いますので、よろしければご参考になさってください。

 お薬代をもっとお安くしたい方はこちらもどうぞ! 

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日本のお薬が外国で大人気なわけ 自費で診察?

  

 

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お土産にお薬?

 こんにちは!今年の夏は例年通り猛暑でしたが、夏の終わりも早くよかったよかったと安堵したのも束の間、なかなかどうして、寒の戻りのように「暑」も戻ってくるんですね。さすがにもう体力が残っていません。自転車を漕ぐだけでひーこらで困ります。

 

 さて、先日、友人から面白い話を聞きました。それは「日本の薬」が中国や台湾の人に大人気で旅行の土産になるよという話。あ、それ知ってる。ニッチな層を狙ったラインナップかつ、個性的でわかりやすいネーミングでおなじみ小林製薬のOTCが人気なんでしょ。「アンメルツヨコヨコ」とか、「セナキュア」とか、あと、OTCでもないけど、「冷えピタ」とかでしょ。龍角散も一時品切れになってたもんね。爆買いするお土産ランキングとか、テレビで見たことあるしと思っていたら、これがなんと、処方薬だったんですね。

処方薬をどうやってお土産にするの?

 

 処方薬とは、言わずもがな医師が処方する医薬品のことです。当たり前ですが、ドラッグストアで売っていませんし、医師の処方箋がないと購入することはできません。

 そんなのどうやってお土産にするの?と聞くと、なんと普通に病院に行って診察を受け、処方してもらうというから本当に驚きました。

湿布、目薬は海外でも大人気!!

 

 日本でも、おじいちゃんやおばあちゃんに大人気ですが、海外の人も鎮痛、炎症効果のあるロキソニンテープや、ドライアイの治療などに使われるティアバランスなどが大好きだということで、お土産リストの上位に入っているそうです。
 あと、日本でもなにかと話題のヒルドイドローション。これは、老若男女に喜ばれるそうです。うちの薬局にもぎりぎりアウトくらいの処方量で処方している処方箋が来たり、これぜったい子供じゃなくお母さんも使ってはるなあというような小児科の処方箋がくることがあります。(3人子供さんがいて3人処方量Maxくらいにヒルロイドローションが出る、そして、月に何度も来るけど、お薬代は子供なのでかからないという仕組みです)
 話を戻しますが、病院を受診するということは、中国や台湾の方が日本に旅行に来て、その日程で整形外科に行ったり、皮膚科、眼科などを受診しているということなんでしょうかね。うーん、すごい。

そういえば、うちの薬局にも?!

 

 そんな話をしていると、そういえば、うちの薬局でもそういう話が出たことがあったのを思い出しました。外国の方で保険証を持ってこられず全額自費でお薬代を払っていかれた方がいたんです。その方も処方薬はロキソニンパップか何かの湿布だったのですが、わお!というようなえげつない枚数が処方されていました。

 湿布の処方には、いろいろ問題があって、昨今、処方の最大枚数が結構厳しくなっているのですが、どういう仕組みかわかりませんが、とにかけえげつない枚数が処方されていました。

 普通、自費で治療される方というのは、当日、保険証を忘れてしまったり、仕事などが変わって、保険証を申請しているところという方がほとんどです。こういう場合、後日、保険証を持ってくると、保険の適用された医療費に訂正してもらえるので、前に支払っていた分を返金してもらえます。

 でも、海外から旅行に来られて日本で病院ににかかる場合、そもそもが、日本の保険に入っていません。旅行用の保険に任意で入られてるとは思いますが、病院にかかったり、薬局に行ったりする際のお金はすべて自費で支払いますし、後日、保険で3割負担になるということもありません。

 たとえば、旅行中アクシデントがあって、日本の病院にかかったとしても、普通は、最低限度だけの治療で済ませて、帰国後、自国で改めて病院にかかるというのがスタンダードだと思います。でも、明らかに大量の湿布薬ということは、やはりお土産にするという可能性が高いのかなあという感じです。うちの薬局にはそのほかの他にも、同じような方が何人かいらっしゃいます。そういう方は病院を梯子するという話も聞きました。でも、市販薬ではないので、それなりの値段になるんですけど、それでも日本のお薬がお土産になるということなんでしょうね。

日本のお薬はすごい!?

 

 確かに、海外研修から帰ってきた薬剤師さんが、日本のお薬は、世界的にも効果効能に定評があるし、検査体制もびっくりするくらい厳格だから信頼がおける。その上、包装が素晴らしいといっていました。

 確かに湿布1枚にしても、はがれないように角を丸くカットしてあったり、貼りやすいように真ん中から裏紙が二つにはがれるようになっていたり、いつも何気なく使っているものでも、かなり工夫が凝らされています。外国の湿布なんてぜんぜん、こんなんじゃないよ。貼り損ねたらはい、終わりよ。錠剤だって、薬の名前がこんなにきれいに印字されているものなんてみたことがない。というようなことでした。

 なるほど、お薬は効き目も大切ですが、使い勝手の良さも重要だということなんでしょうね。

タイガーバームとか漢方薬あるんちゃうの?

 
  でも、こういう話を聞くと、中国といえば4000年の歴史のある国、名だたる漢方薬や、あの奇跡の万能薬?タイガーバームがあるじゃないかと思ったりするのですが、それでは、間に合わないんでしょうかね。なんだか、もやもやした気持ちになりますが、とりあえず、タイガーバームの話は長くなりそうなので、また別の機会にさせていただきます。

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病院に行きたくない家族 どう説得する?

  

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近くて遠い病院への道です

 こんにちは!今年の海の日は、海に入ると水が冷たいというような気温だったようですね。確かに去年の夏は、私も海に行って泳いでいたのですが、今年はまだあまり暑くないので、泳ぎたいなあという気分になっていません。梅雨もまだ明けていませんので、夏らしい空をまだ見ていないせいかもしれませんね。みなさまのところでは、もう季節はすっかり夏になりましたか。それともまだ梅雨の空が続いていますでしょうか。

 

 さて、今日は、昨日からの続きで病院に行きたがらない人をどう説得するかということについて書いてみたいと思います。大人を無理やり病院に連れていくというのは、幼い子供を連れていくのとはまた違った大変さがあります。子供の場合なら、帰りにお菓子を買ってあげようとか、なんとかいってごまかして連れて行くこともできますが、まさか大人にお菓子を買ってあげるわけにもいきません。

 私も父の時に苦労したことがあり、その際はいろいろ試行錯誤しました。今日はそのときのことも踏まえて少し考えをまとめてみたいと思います。

変化を具体的に伝える

 

 病院に行って、医師に症状を伝えるときに最も重要なのは、1、いつから、2、どのような症状が起こり、3、どのくらい続いているか、ということです。つまり、変化を見るということです。

 病院に行きたがらない方に、病院に行くよう勧める際も、この変化を伝えることが有効になることがあります。たとえば、最近、急に痩せたような気がするとか、トイレが近いねとか、肌の色がよくないなど、本人の自覚する変化とはまた違った、周りの人間から見た変化を伝えるわけですが、この際も、医師に伝えるときのように、なるべく具体的に伝えることで相手に、より危機感というか、いよいよ病院に行かなきゃ行けないなという気持ちを抱かせるようにします。

 なぜ、できるだけ具体的に伝えるかと言いますと、抽象的な表現ですと、相手の頭に残らず大丈夫、大丈夫と聞き流されてしまうからです。

 その際、回数、時間帯、食事の量、体重など、誰が見ても納得できるような具体的な数字を使って説得すると効果的です。数字で示されるとなかなかあいまいにできないからです。

 3カ月前から気になってたんだけど、最近、トイレの回数が以前よりも2倍くらい多くなっているね。喉が良く乾いているみたいだし、最近、水も毎日ペットボトルで買っているね。糖尿病の初期症状にすごく似ているんだけど、悪くなって失明したり、足を切断したりすることになったら行けないので、年のため、検査だけでも行ってみない。一度、糖尿病になってしまうと、一生医療費も掛かるし、インスリンの注射も打たなければいけないし、人工透析になることもあるよ。検査は血液検査でできるし、初期なら薬を飲めば、血糖をコントロールして、今の症状も治まるから、疲労感もなくなるよ。でも、手遅れになると、もうインスリンの注射は必須になってしまうよ。と、言った感じで、冷静に、でも、深刻な感じで伝えるのがいいかもしれません。私はそうしました。

誰から勧めるか

 

 旦那さんがなかなか病院に行きたがらない場合、奥さんが勧めても聞き入れてくれないということは、どこの家庭でもよくあるようです。どうしても、奥さんだと甘えが出るのでしょうか。そういう場合は、娘さんや、息子さんが勧めるという手もあります。それでも、ダメな場合は伝家の宝刀です。お孫さんの力を借りるというのはどうでしょうか。
 我が家の場合もそうでしたが、娘の私が何度言っても聞かないので、孫パワーで押しに押しました。さすがに、孫に病院に行ってねと言われると、行かないわけにはいきません。結果、検査すると父には糖尿病になる寸前という診断が出ました。血糖値が200以上もあったので、病院の先生にお孫さんを褒めてあげてくださいねと言われたそうです。あのまま病院に行かなければ、確実に膵臓からのインスリン分泌量は減少し、インスリン注射のお世話になっていたでしょう。
 やはりおじいちゃん、おばあちゃんにとって孫は特別な存在です。もう年だし、やり残したことはないから病院に行かなくてもいいかというような気持ちになっている場合も、お孫さんの存在が、もう一度、命の灯をつけてくれることがあります。

しつこいと思われるくらいでちょうどいい

 
 こういう問題は根負けした方が負けなのです。とにかく病院に行ってもらうことが目標なので、顔を見るたび病院、病院というくらいでちょうどいいと思います。病院、病院といわれるよりも、病院に行った方が、ましだと思わせたらしめたものです。私も父のときには、会うたび、電話のたび、病院、病院といいました。娘と孫がタッグを組んで病院、病院、というのですから、たまったものではありません。でも、そこまで言い続けてくれるのは、家族しかいないと気づいてくれるときがきっとやって来ます。それまで、根気よく続ける。こればっかりは、命がかかっていますので、簡単に引き下がるわけにはいかないのです。手間も時間もかかりますが。

お金の心配を取ってあげる

 

 病院に行きたがらない理由に、金銭的な不安というものもあります。お金があれば、ちゃんと病院に行くのにという方もいらっしゃる。その場合は、もし、家族や親しい方が工面できるなら、サポートできる範囲でサポートしてあげることも重要になってくるのかもしれません。やはり、金銭的な不安は、金銭でしか解決しにくいものです。申請次第で公費が下りたり、場合によっては生活保護を受けるという選択肢もあります。

 お金の心配は決して簡単に解決できるものではありませんが、それでも、病気で命を取られることを考えれば、お金で解決できるということはまだ救いがあります。

 一人で悩んでいる場合もありますので、何かあってもちゃんとサポートするからねと伝えて安心させてあげることが病院へ行くことへの一歩となる場合があります。

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