こんにちは!今年の夏は例年通り猛暑でしたが、夏の終わりも早くよかったよかったと安堵したのも束の間、なかなかどうして、寒の戻りのように「暑」も戻ってくるんですね。さすがにもう体力が残っていません。自転車を漕ぐだけでひーこらで困ります。
さて、先日、友人から面白い話を聞きました。それは「日本の薬」が中国や台湾の人に大人気で旅行の土産になるよという話。あ、それ知ってる。ニッチな層を狙ったラインナップかつ、個性的でわかりやすいネーミングでおなじみ小林製薬のOTCが人気なんでしょ。「アンメルツヨコヨコ」とか、「セナキュア」とか、あと、OTCでもないけど、「冷えピタ」とかでしょ。龍角散も一時品切れになってたもんね。爆買いするお土産ランキングとか、テレビで見たことあるしと思っていたら、これがなんと、処方薬だったんですね。
処方薬をどうやってお土産にするの?
処方薬とは、言わずもがな医師が処方する医薬品のことです。当たり前ですが、ドラッグストアで売っていませんし、医師の処方箋がないと購入することはできません。
そんなのどうやってお土産にするの?と聞くと、なんと普通に病院に行って診察を受け、処方してもらうというから本当に驚きました。
湿布、目薬は海外でも大人気!!
そういえば、うちの薬局にも?!
そんな話をしていると、そういえば、うちの薬局でもそういう話が出たことがあったのを思い出しました。外国の方で保険証を持ってこられず全額自費でお薬代を払っていかれた方がいたんです。その方も処方薬はロキソニンパップか何かの湿布だったのですが、わお!というようなえげつない枚数が処方されていました。
湿布の処方には、いろいろ問題があって、昨今、処方の最大枚数が結構厳しくなっているのですが、どういう仕組みかわかりませんが、とにかけえげつない枚数が処方されていました。
普通、自費で治療される方というのは、当日、保険証を忘れてしまったり、仕事などが変わって、保険証を申請しているところという方がほとんどです。こういう場合、後日、保険証を持ってくると、保険の適用された医療費に訂正してもらえるので、前に支払っていた分を返金してもらえます。
でも、海外から旅行に来られて日本で病院ににかかる場合、そもそもが、日本の保険に入っていません。旅行用の保険に任意で入られてるとは思いますが、病院にかかったり、薬局に行ったりする際のお金はすべて自費で支払いますし、後日、保険で3割負担になるということもありません。
たとえば、旅行中アクシデントがあって、日本の病院にかかったとしても、普通は、最低限度だけの治療で済ませて、帰国後、自国で改めて病院にかかるというのがスタンダードだと思います。でも、明らかに大量の湿布薬ということは、やはりお土産にするという可能性が高いのかなあという感じです。うちの薬局にはそのほかの他にも、同じような方が何人かいらっしゃいます。そういう方は病院を梯子するという話も聞きました。でも、市販薬ではないので、それなりの値段になるんですけど、それでも日本のお薬がお土産になるということなんでしょうね。
日本のお薬はすごい!?
確かに、海外研修から帰ってきた薬剤師さんが、日本のお薬は、世界的にも効果効能に定評があるし、検査体制もびっくりするくらい厳格だから信頼がおける。その上、包装が素晴らしいといっていました。
確かに湿布1枚にしても、はがれないように角を丸くカットしてあったり、貼りやすいように真ん中から裏紙が二つにはがれるようになっていたり、いつも何気なく使っているものでも、かなり工夫が凝らされています。外国の湿布なんてぜんぜん、こんなんじゃないよ。貼り損ねたらはい、終わりよ。錠剤だって、薬の名前がこんなにきれいに印字されているものなんてみたことがない。というようなことでした。
なるほど、お薬は効き目も大切ですが、使い勝手の良さも重要だということなんでしょうね。
タイガーバームとか漢方薬あるんちゃうの?
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