こんにちは!今日はとても良いお天気ですね。公園ではリップスティック(ひょうたん型のスケートボードのようなものです)に乗る子供たちが元気にはしゃいでいました。あんな不安定な乗り物をよく上手に乗りこなすなあと見るたびに感心させられます。私がうっかりやってみた日には、それこそ病院通いの日々になること間違いなしです!
さて、今日は病院を受診せずにお薬が欲しい!というとき、調剤薬局で調剤してもらえるのかということについて書いてみたいと思います。
私が勤める調剤薬局でもたまにこのような相談を受けることがあります。継続的に同じようなお薬を飲まれている方は、病院に行っても判で押したようなかわりばえしない診察内容ですし、お金も時間ももったいないから薬だけ薬局で出して欲しいと思われるようです。確かに、この診察いるかな?と思うような診察内容の時ってありますよね。私も経験があります。お薬だけ欲しい場合、調剤薬局はどのような対応をしてくれのでしょうか。
処方箋(しょほうせん)とは?
そもそも処方箋とはどのようなものなのでしょうか。
処方箋とは、病気やけがの治療に必要な薬の種類や、用法、用量が記載された書類のことです。医療機関で診察の際、薬や医療器具などを処方する必要があると判断した時に発行されます。処方箋を発行できるのは、医師、歯科医師、獣医師で、薬剤師や看護師などが発行することはできません。
患者さんがその処方箋を、調剤薬局へ持っていくと、薬剤師がその処方箋に基づき、調剤を行います。
調剤薬局は処方箋がないと調剤できない?
結論から言えば、調剤薬局は、医師の処方箋なしでは、調剤することはできません。何十年と同じお薬を飲まれていた場合でも、顔見知りの患者さんでも、処方箋がないと一錠のお薬もお渡しすることができないのです。これは法律で厳しく決められています。
実際、医師が出す処方箋にはそれだけのパワーがあって、調剤薬局は本当に処方箋ありきの機関だとしみじみ思います。
どうしてもお薬だけ欲しい時は?
患者さんの中には、レセコンの履歴で処方されているお薬が把握できると思うから、今回はお薬だけちょうだい!という方が結構おられます。そういう場合も、調剤薬局側は、一度、その旨を病院に伝えて、処方箋を出してきてもらってくださいというお願いをします。
処方箋さえあれば、診察の有無に関係なく調剤薬局はお薬を調剤することができますので、とにかく処方箋を出してもらうということが重要になってくるわけです。
病院でならお薬受診も可能?
初診の患者さんに診察なしで処方箋を発行することは法律で禁止されていますが、再診の場合は、ケースバイケースで、診察なしで処方箋を出してもらうことも可能です。いわゆるお薬受診という形ですが、これは厚生労働省でも例外的に認められているような形になっていますので、病院の受付で相談すれば、診察なしで処方箋だけ発行してもらえることもあります。
継続的に飲まれているお薬を紛失してしまった場合や、のっぴきならない事情で病院を受診する時間が取れないけれど薬だけは必要な場合などは、病院の窓口で相談されてみてください。
ただし、これはあくまでもケースバイケースなので、病院やお医者さんによっては、診察なしでは絶対に処方箋は出してくれないという場合もあります。本来はそちらの方が王道ですので、出してくれたらラッキーだなというくらいのスタンスで相談されるといいかもしれませんね。
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