38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

目薬 使用期限は? 開封後はどのくらいもつ? 冷蔵庫に入れる?

 

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すっきりさわやかキター!

 こんにちは!今日は土曜日ということで、昨日一日だけお仕事をされて、また土日がお休みという方も多いのではないでしょうか。私もお正月中にたまった仕事を片付けなくてはいけないけれど、体が休みモードでなかなかエンジンがかからないなあと思いながらのろのろ運転しています。

 さて、そんなとき私はよく気分転換に目薬を差すのですが、今日はその目薬の使用期限について書いてみたいと思います。

 

 とりあえず、冷蔵庫のポケットにジャムと一緒に入れてあるけど、いったいこの目薬はいつからあるんだろう。そんな疑問を抱きながらもその目薬をそのまま差していたんですが、調剤薬局で働き始めてから、ようやく目薬の扱い方についてきちんと勉強しましたので、自戒の念も込めてまとめてみたいとも思います。

目薬の使用期限は?

 

  •  ドライアイの治療の際によく処方されるティアバランス点眼液は製造後3年
  •  疲れ目の際によく処方されるサンコバ点眼液は製造後3年
  •  白内障の治療でよく処方されるカリーユニ点眼液は製造後3年
  •  緑内障の治療でよく処方されるルミガン点眼液は製造後3年

 と、いうことで、開封前の目薬の使用期限はおおむね製造日から3年間ということになります。

 目薬の使用期限は、それぞれの目薬に必ず記載されていますので、それを目安にして下さい。また使用期限は、保存状態にも左右されますので、適正な保存状態で保存されていた場合、製造後3年はもつよ、ということですので、そこはご注意ください。

開封後はどのくらいもつの?

 

 私も含めてみなさんが気になるのは、こちらの方ですね。開封した目薬は、どのくらい持つのでしょうか。

 目薬の添付文書を見ると、開封後は速やかに使用することとなっていますが、速やかってどのくらい?となりますよね。

 そういうわけで、改めてうちの薬剤師さんに聞いてみました。

 すると、目薬の使用期限は、開封後4週間、約1カ月ということでした。確かに、投薬の際もいつも患者さんにお伝えしている目安が4週間です。

 未開封だと3年で、ひとたび開封したら4週間、約一カ月しかもたないなんて、極端というか、ほんまかいな?と思ってしまうのですが、それには理由があります。

目に見えない雑菌が繁殖している?

 

 目薬には防腐剤が入っているものが多いのですが、目に差すものなので、それほど強力な防腐剤は使用できないということでした。また、目に差す際に瞼や、まつげなどに容器の先が触れてそこから細菌が入ってきてしまうので、目薬の中で細菌が増殖してしまうそうです。

 細菌は目に見えないので一見きれいに見える目薬でも、顕微鏡で見れば菌がいっぱいということも珍しいことではないようです。その話を聞いてから、私は冷蔵庫の目薬をささっと捨てました。今まで冷蔵庫に入れておけば大丈夫だろうと思って1年くらい前のものを平気で使っていたのですが、菌入りの目薬を差すなんて、やっぱりよくないですよね。

 子供用の目薬などは、子供自身が差すことも多く、特に点眼部に菌が付着しやすいようです。

 市販の目薬の場合などは、開封後2~3カ月が使用期限というものありますので、実際はそれくらいか、もう少しは大丈夫なのだと思いますが、さすがに1年はアウトですね。

 目薬は意外と減らないので、最後まで使うという感覚で使用しているとそういう感じになってしまうので、余っていても、1カ月経ったら処分するというくらいの習慣をつけなくてはいけませんね。

冷蔵庫に入れておいた方がいいの?

 

 緑内障の際によく処方されるキサラタンなどは冷所保存の目薬ですが、冷所保存ではなく常温保存の目薬でも冷蔵庫に入れてい置いた方がいいのでしょうか。

 常温保存できる目薬でも、開封後は冷蔵庫に入れておいた方が雑菌の繁殖を抑えることができますので、冷蔵保存をおすすめします。

 冷所指定の目薬以外は、極端に高温多湿のところで保存しない限りは、開封後1カ月は常温保存でも問題なく使用できますので、それほど神経質にならなくても大丈夫ということでした。

濁ったり、ゴミが浮いている場合は使わない

 

 もともと白濁しているタイプの目薬を除き、濁っているときや、変色しているとき、ゴミが浮いているときなどは、その目薬は使わないようにして下さい。

 雑菌が繁殖している目薬を差してしまうと、目の病気になってしまうこともあります。目薬を差して、目が悪くなんて、あまりにもナンセンスすぎて、笑い話にもできませんよね。本当に。

 温度管理が不十分の場合、目薬の劣化スピードが急速に進んでいる場合もありますので、目薬を差すときは、念のために差す前に一度、目薬の状態を確認してから差すようにして下さい。

tyouzaijimu.hatenablog.jp

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