こんにちは!ここ1週間で一気に冷え込んだこともあってか、インフルエンザが大流行しているようですね。うちの薬局にもついにインフルエンザ1号の患者さんがお見えになったと思っていたら、二人目、三人目、とあっという間に増えてしまいました。
私の勤める薬局は内科の門前薬局なのですが、その内科の看護師さんが今年のインフルエンザはこんな特徴があるよと教えてくれたので、今日は今期のインフルエンザの傾向について書いてみたいと思います。
今年は例年よりも流行が早い?
昨年の夏の記録的な猛暑のせいで、今期のインフルエンザは例年よりもピークが早いとのことです。関東の小学校では9月に学級閉鎖が出ていましたから、今年は早くからピークが始まり、例年通り、3月ごろまで続くようです。ただし、エルニーニョ現象の影響で暖冬の予想が出いてますから、若干早めに終息する可能性もあります。
今年は胃腸炎を起こすことが多い?
インフルエンザの主な症状は、38度以上の高熱、関節痛や筋肉痛などの全身の痛み、全身倦怠感、頭痛、強烈な悪寒、咳、吐き気などが、急激に起こり、3日~1週間程度続くというものですが、今年はそれに加えて胃腸炎を起こされる患者さんが大変多くみられるようです。
確かに、うちの薬局にインフルエンザで処方箋を持ってこられる方は、整腸剤を処方されている方がほとんどでした。胃腸炎は下痢を引き起こすだけでなく、激しい嘔気や腹痛を伴うことが多いので、心身が疲弊し、衰弱してしまいます。
胃腸炎から脱水症状を引き起こす
さらに、胃腸炎を起こしてしまうと、下痢で水分が排出されてしまうので、脱水症状を引き起こしやすくなります。自分で水分を補給できる状態なら良いのですが、インフルエンザの場合、高熱のため意識が朦朧として、水分をきちんととることができないことがあります。
特に小さなお子さんやお年寄りの場合は脱水が進行してしまい、意識障害を起こしてしまうことがありますので、注意が必要です。
脱水の症状が見られたら点滴を受ける
インフルエンザの患者さんに水分を与えても適切に摂れていないようなら、医療機関を受診し、必要なら点滴を受けるようにしてください。
うちの薬局の近くの内科でもインフルエンザで来院された方は半数近くが点滴で水分補給をされて帰宅されています。
水分も大変重要ですが、インフルエンザで高熱が出ると、食欲もでなくなって、栄養が十分に摂れなくなってしまいがちです。そうなると、治るまでに時間がかかってしまいますので、点滴で水分や必要なビタミンなどを補給することが重要です。
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