こんにちは!今日も穏やかな小春日和ですね。昨晩、雨が降ったので冬に一歩近づくかと思っていたのですが、湿度が上がった分、暖かくなりました。今年の冬が暖冬というのはどうやら本当のようですね。と、いってもまた週末は気温がぐっと下がるようですので、みなさま体調管理をお忘れなく。
さて、今日は全国的に猛威振るっている風疹(ふうしん)について書いてみたいと思います。
ここ数年、冬になると風疹が大流行し問題となっていますが、何がそこまで問題なのかといいますと、大人の風疹が大流行しているという点です。風疹といえば、一般的にはしかや水ぼうそうのように子供の病気というイメージですが、大人の感染者が大変増えているということで、どうしてかなと思っていろいろ調べてみると、ワクチンのブラックホール世代というのが問題になっているようです。
今は、定期接種になっているけれど
近年では風疹のワクチンは麻しんとの混合ワクチン(MR)として公費で接種可能なため、ほとんどの子供さんが2回ほど接種しているわけですが、ある年代以上の方は、まだそのようなしくみになっていなかったため、一度もワクチンを受けたことがない方がほとんどだというとこです。
厚生労働省のホームページを参考にして、風疹の抗体の有無をまとめてみましたので、ご確認していただければ幸いです。
風疹のワクチンを2回接種している人
平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、公費でワクチンを受ける機会があったので、きちんとスケジュール通りに予防接種を受けていれば、風疹の抗体ができていると考えられています。
風疹のワクチンを1回接種している人
昭和37年度から平成元年度に生まれた女性及び昭和54年度から平成元年度に生まれた男性は、風疹のワクチンを公費で受けていても1回だけの可能性が高い高く、風疹の抗体がきちんとできていない可能性があります。
後述していますが、私はこれに該当していました。
風疹のワクチンを一度も受けていない可能性が高い人
昭和54年4月1日以前に生まれた男性は公費で風疹のワクチンを接種する機会がなかったので、ほとんどの人がワクチンを接種していません。そのため自然に風疹にかかる以外では、風疹の抗体ができていない可能性が大変高いです。
厚生労働省の報告によれば、30代後半から50代半ばの男性約1600万人のうち、約2割が感染を防ぐ抗体がないとされ、今年の風疹患者の3分の2がこの年齢層の男性だということです。
妊娠予定の方やそのご家族は、風疹の抗体があるか病院でチェックしてみてください!
もし、抗体検査で抗体が低いとわかっても、妊娠後は風疹のワクチンを接種することができませんので、女性の方は妊娠する前にぜひ、抗体検査をしてみてください!
妊娠希望の方とそのご家族は、ほとんどの都道府県で補助が出ますので今は抗体の検査を無料で行うことができます。
実は私も抗体が低かったんです
そうなんです。実は、私も風疹の抗体が低かったんです!でも、当時はまだ大流行の前で、風疹のことなんか全然気にも留めていませんでした。そういうわけで、抗体が低いとわかったのは、なんと妊娠後の産婦人科の検査。そうなると、もうワクチンは打てませんので、風疹にかからないように人込みを避けて暮らすなど、防御するしかないわけです。
運よく、風疹にはかかりませんでしたが、出産後何年かしてから、風疹が大流行し、妊娠時の風疹感染の恐ろしさを知って、思わず冷や汗が流れそうになったというわけなんです。
私のような状況にならないためにも、そして、妊婦さんに風疹をうつさないためにもみなさん風疹の抗体検査をしてみてくださいね。
検査を行うことができる場所をお探しの場合は、お住いの地域の保健所にお電話ください。
はしかとふうしんのワクチンについてはこちらもどうぞ!
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