こんにちは!昨日、子供と買い物に出かけた帰り、空を見てあ!と思わず立ち止まりました。山吹色の大きな月が浮かぶというよりも夜空に出現したという感じで、子供が「なんか、絵みたいやね!」と驚いていました。雲を照らす月光が赤く光っていたのがなんとも神秘的でした。みなさまのところからも見られましたでしょうか?
先日、勤務先で患者さんと高額療養費制度について少し、お話しする機会があり、年収と手取りの違いがわからないので教えてほしいと尋ねられました。確かに私も昔、この2つの違いがよくわかりませんでした。
医療費が一時的に高額になった時に保険で医療費が返還される、高額療養費制度を利用するときにもこの違いをしっかり把握しておかなくてはいけないので、今日は少しまとめておこうと思いました。
年収(ねんしゅう)とは
税金(府民税や市民税、所得税など)や保険料(社会保険料や国民健康保険料、厚生年金保険料など)を引かれる前の、1年間の総支給額のこと。
この額を12カ月で割ると、ひと月当たりの月収になる。
月収と総支給額、額面は同じ意味で用いられることが多い。
手取り(てどり)とは
税金(府民税や市民税、所得税など)や保険料(社会保険料や国民健康保険料、厚生年金保険料など)が引かれた後の支給額のこと。会社などから実際に銀行に振り込まれた金額のことをさす。
ちなみに高額療養費制度の申請の際に、必要になってくるのは年収の方です。高額療養費の申請では、所得区分に応じて、ひと月当たりの自己負担限度額が決まっています。ひと月当たりの自己負担限度額というのは、つまり、ひと月の自己負担額のMAXということです。
たとえば、住民税が非課税の所得区分の方の自己負担限度額は、35400円と決まっています。その場合、ひと月に医療費が10万円かかっても、100万円かかっても、35400円しか払わなくてもいいということになります。
私の勤める薬局に来られた患者さんは、ある手術をされて、医療費が一時的に高額になったので、高額療養費制度を利用したいということでした。高額療養費制度を利用する際は計算をして、自己負担限度額を割り出さなくてはいけないのですが、年収でなく月収で計算してしまうと、金額が大幅に異なってしまいます。
普段、健康な方でも、突発的な事故などで入院し、医療費が高額になることがあります。その際、月収と手取りの違いを頭に入れていただいて、高額療養費制度を利用していただければ、きちんと医療費が返還されますので、もし、何かあったときに思い出していただければ幸いです。
これは個人でかけられている医療保険などとは別の制度ですので、保険会社から医療費が補填されても問題なく利用できる制度です。高額療養費制度を使うようなアクシデントがないことが一番ですが、長い人生どんなことが起こるかわかりませんので覚えておかれて損はないと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました!もしこのブログがお気に召しましたら読者登録していただけると、大変、励みになります!よろしければ読者になるのボタンから読者登録よろしくお願いいたします。明日もぜひ、当ブログへお越しくださいませ。