こんにちは!今日も秋らしいお天気ですね。この季節は一雨ごとに寒くなるといいますが、先日の雨からまだそれほど気温は下がっていないようでこれくらいの気温がずっと続けばいいのになあと思いますが、どうなるでしょうか。
さて、調剤薬局で仕事をしていると、毎日何十枚、時に100枚以上の処方箋を目にしますが、この処方箋、病院ごとに全くデザインが異なります。処方箋みたいな超形式的なものに統一されたテンプレートがないの?と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、本当にそうなんです。もちろん、記載しなくてはいけない項目は統一されていますが、仕様や大きさ、紙質など、改めてじっくりと見てみると1つ1つとても個性的です。
普通の人は病気をしたときくらいしか処方箋を見ることはないと思いますが、調剤事務員は毎日に処方箋とにらめっこの日々ですので、今日は処方箋の書き方・デザインエトセトラということで、さまざまな処方箋をご紹介したいと思います。
手書きのコピー
手書きで書いたものをコピーした処方箋です。一昔前は処方箋も手書きだったのでその名残でしょうか。定期的にお薬を複数処方されている患者さんの際に使用されていて、その都度、処方しない場合は二重線で削除されています。追加の薬がある場合はボールペンで書き込まれる形です。字がきれいな先生ならいいのですが、中には全く読めないものもあって、事務に就いたばかりの時は苦労しました。
症状の書き方がユニーク
塗り薬などを塗るときの指示がユニークな先生もいらっしゃいます。たとえば、かゆい時、乾燥した時になどと書くところを、カッサカサ、かゆかゆに、かゆ~いときになんて表記される先生もいらっしゃいます。小児科の先生に多い気がします。
はがきサイズくらいのもの
一般的にはA5、A4、B5くらいの大きさが多い処方箋ですが、はがきサイズのミニサイズの処方箋を出す病院があります。さらにその病院は手書きのコピーなので、複数の薬が処方されているときは、まるで古文書を解読しているような気分になります。
紙質がやたらといいもの
コピー用紙のような紙質ではなく、賞状のような厚みのある上質な紙を使われている病院もあります。スキャナーで取り込むときにちょっと詰まることがあります。
QRコード、バーコードのついていないもの
いまは処方箋にQRコード、バーコードが付いているものが増えてきて、処方箋を受け取ると、バーコードスキャナーでピッとスキャンすればデータが読み取れるようになっています。でも、4割くらいはまだQRコード、バーコードがついていません。そういう処方箋を入力するときはすべて手打ちするか、過去のデータを引っ張てきてコピペする感じになります。
こんなふうに処方箋一つとってもいろいろ個性があります。訂正の線がやたら多かったりする処方箋を見ると、どうせなら入力し直したらいいのになと思いますし、手書きすぎる?処方箋を見ると、この病院の設備は相当古いのかな?先生もかなりご年配の方かな?とちょっと心配になったりもします。
みなさんも、病院に行かれて処方箋を出されることがあったら、ぜひ一度、処方箋をご覧になってみてください。実は個性があっておもしろいですよ。
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