38才からの調剤事務

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眠れない患者さんたち 不眠について考えてみる

 こんにちは!大阪に歴史的な被害を与えた台風21号でしたが、なんとまたさらに強い台風が上陸する可能性が強まってきたそうですね。勢力は最初の予想よりも少し弱まっているものの、今度は九州から東北地方まで縦断するということですから、被害は相当なものになるのではないでしょうか。  


 

 大阪では前回の教訓を生かして早い段階から店を閉める店舗や会社が出てきそうですが、いったいどうなることやら。

 さて、今日は眠れない患者さんについて書いてみたいと思います。私が勤める薬局でも眠れないという悩みを訴える患者さんがたくさんおられます。私は長期間眠れない日が続くという状況は経験したことが無いのですが、患者さんの表情を見ていると、本当にお辛そうだなと思います。たいていどの方も終始うつむき気味で誰が見てもつらいという顔をされているからです。

 高齢になると早起きになってしまうということはよく知られていますが、これは高齢になるとメラトニンという物質の分泌が著しく低下するため、眠りの質が悪くなってしまい、よく眠れなくなってしまうからだそうです。

 確かに眠れないとおっしゃられる方は圧倒的にご年配の方が多いです。こういう生理的な要因でしたら、すべての人にだいたいもれなく起こるわけですが、薬を処方してもらわなくてはならないほど、眠れないという方はそれ以外にも問題があることが多いので、それを解決しなければ根本的な解決にはならないのだと思います。

 眠れなくなる要因として一番やり玉に挙げられるのが、ストレスでしょうか。ストレスと言ってもその内容は様々で、借金があるとか、仕事がうまくいかない、夫婦関係が良くないなど生活面でのストレスや、持病があって、慢性的な痛みを抱えているといった身体的なストレス、とにかく、心配事やつらいことがあって、それが不安になり、ゆっくりと眠ることができないということが主な理由になっていることが多いです。

 それを証明するかのように幼い子供はぐっすりと眠ります。金銭的な不安や病気で腰が痛いなどといった悩みを抱えている子供はほとんどいませんから、ぐっすりと眠れるわけです。あと、眠るためには精神的な疲労よりも、肉体的な疲労が必要ですので、あまり体を動かせなくなった病気のご高齢の方はより眠りづらくなってしまうという悪循環が起こってしまいます。

 運動不足はご本人の努力である程度改善できるとして、問題は悩みの方です。日本で自殺される方の原因のワースト1は、ご病気を苦にしてということです。病気で体の自由が利かなくなったりすると、ストレスが溜まりますし、将来を悲観してしまうことも多くなると思います。また、働けなくなるとくらしのお金に困ります。若ければ治る見込みもありますが、ご高齢になるとなかなかそうはいきません。

 今の社会では、よほど恵まれた方でなければ、高齢者の方は肉体的にも精神的にも金銭的にもストレスを抱えやすいのだと思います。とりあえず、負の連鎖をどこかで断ち切らなくてはなりません。その糸口に睡眠を手助けする薬があるなら、私は前向きに使う方がいいと思います。

 眠れない原因を取り去るためには、まず、薬に頼ってでもいいのでよく眠って、体を休めて、そこから悩みに立ち向かっていくというようにするのが、正攻法ではないでしょうか。疲れているとき、眠れない夜などは、いい思考になりません。朝になって、体が休まってから問題を一つひとつ解決していくことが、眠れない夜からの突破口になるのではないでしょうか。一気に突破するのは難しいかもしれませんが、一段ずつステップを上がっていくことが一番の近道だと私は思います。

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