38才からの調剤事務

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健康診断と人間ドックの違い 費用、検査項目、どこで受ければいいの?

 こんにちは!みなさん、お元気ですか?今年は猛暑日の連続記録が更新された都道府県も多かったようですね。 挨拶状は暑中見舞いから残暑見舞いにかわっていますが、この残暑はいつまでつづくのでしょうか。

 さて、私が勤める調剤薬局に新患さんとしてこられる患者さんの中に、会社の健康診断でひっかかって再検査したら、糖尿病予備軍で薬を飲むことになりましたという方がちょくちょくおられます。

 

 健康診断で再検査となっていてもそのまま受診されなくてそのまま、病気が悪化する方もいらっしゃるので、きちんと受診されてよかったなと陰ながらほっとしていたのですが、そのとき、ふと、健康診断と人間ドックの違いってなんだろうと思ったんです。 なんとなく人間ドックの方が精密な検査をしてくれる分、高額というイメージをもっているのですが、きちんと違いを説明してくださいと言われたらきっとうまくできません。

 そういうわけで今回は健康診断と人間ドックの違いについて調べてみました。

 健康診断

国が定めた一定基準の検診項目が対象になる。勤務先などで雇用主の義務として行われる基本的な検診のこと。労働安全衛生規則44条により以下の項目が検査項目として設定されている。

 健康診断の11項目

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
  • 胸部エックス線検査、喀痰検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査
  • 機能検査
  • 血中脂質検査
  • 血糖検査
  • 尿検査
  • 心電図検査

 事業者は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して、医師による健康診断を実施しなければなりません。また、労働者は、事業者が行う健康診断を受けなければならないと決められている。

 実施場所は一般的な病院や診療所などの医療施設、健保連などが独自に実施する場合は、オフィスビルのワンフロアを借りて行われる場合もある。

 人間ドック

 健康診断と違って、検査前や検査後に医師の問診、説明、アフターフォローなどがある。基本的に医療保険の対象ではないので、定期健診に含まれない検査項目はオプションとなり自費となる。費用はだいたい4万~5万円程度。(ただし健保連などによっては補助が出る場合もある)検査によっては30万円以上もするドックも実施されている。
 検査項目が多岐にわたることが多いので、総合病院や人間ドック専用の医療機関で実施されることが多い。日本人間ドック学会が定めた人間ドックを受けるのに相応しい施設機能評価認定施設が全国に364施設ある。

 7月ごろにユーチューバーのヒカキンさんが人間ドックを受けられたと、ご自身の動画でお話しされていましたが、その金額はなんと32万円!

 もともとアメリカの保険会社が予防医療の観点からはじめたのが人間ドックのはじまりといわれていますが、やはり地獄の沙汰もなんとやら。健康を保つためには持つべきものがいりますね。

 人間ドックは経済的にもまだまだ受けれそうにありませんが、そろそろ定期健診を受ける時期なので、私も来週あたり病院で予約を取りたいと思っています。みなさまもご自身のため、愛するご家族のため、健康診断や人間ドックを受けてくださいね。

 ちなみに人間ドックのドックとは船渠(船を修理・点検するための設備)を意味する英語dockのことです。人間ドッグではなく人間ドックですのでお間違いのないように。

 本日も最後までお読みいただきありがとうございました!また、お暇な時には当ブログにお越しくださいませ。