こんにちは!先日、2003年以来15年ぶりに火星が地球に大接近しましたね。その日はたまたま夜、出かけていて友人があそこに火星が見えるよと教えてくれました。
その日は月もスーパームーンのように濃い橙色に輝いていて、子供達も指をさして大喜び!都会暮らしで天体にはめっきり疎い私は、火星を肉眼で見ることができるとは思ってもみなかったので、なんだかとてつもなく得をしたような気分になりました。
このところの猛暑続きでは日中に空を見上げる気にはなりませんので、夜くらいはゆっくり月を眺めて夕涼みといきたいところです。みなさまのところでは美しい火星を見ることができたでしょうか。
さて、毎日暑い日が続いていますが、今年も夏風邪が流行りだしています。私の勤める薬局でも、毎日、風邪の子供さんが何人も来局されています。
夏風邪の代表格といえば、ヘルパンギーナですが、今年はこのヘルパンギーナが猛威を振るっているとのことです。午後のニュースによれば、宮城県ではヘルパンギーナ警報が発令されるほど患者が急増しているとか。こんな警報があったんですね。全然知りませんでした。
この英国バンドの名前みたいな病名、ヘルパンギーナとは、乳幼児のあいだで主に夏に流行する感染症で、5歳以下の患者さんが全体の90%以上といわれています。エンテロウイルス属のウイルス(コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど)に感染することによって症状が引き起こされます。
症状としては熱が出たり、口の中に口内炎のような小さなプツプツ(赤い発疹、水ほうなど)ができて、口の中が痛くなってしまいます。
うちの子供もヘルパンギーナを罹ったことがあって、熱はそれほどでなかったんですが、喉がいたいといって唾を飲み込むのもつらそうでした。
ヘルパンギーナ自体は比較的重篤化することが少ない病気ですが、大人がかかると子供よりも重症化することが多いの注意が必要です。
咳やくしゃみによる飛沫感染や、接触感染でうつりますので、お子さんがヘルパンギーナにかかってしまった場合は、お世話される方は必ずマスクをして、手洗いをこまめにするように心がけてください。睡眠不足も免疫力が落ちて病気にかかりやすくなるのでいけません。
ヘルパンギーナに対しては特効薬はありませんので、対処療法になります。うちの薬局に来る患者さんに出される薬も、発熱や頭痛などを鎮めるアセトアミノフェンや粘膜保護剤の軟膏などになっています。
小さい子供さんの場合は、兄弟の誰かがかかると連鎖してしまいますし、何よりただでさえこれだけ暑い日が続いて体力も落ちていますので、何かいつもと違うなと思ったら、できるだけすぐに病院に連れていくことをおすすめします。子供が痛がる姿を見るのは親としてとてもつらいですものね。
これからお盆休みに入りますので、病院がお休みになる前にお薬だけでももらっておくと安心かもしれません。救急病院はたいてい家から遠くて車で行かないといけないことも多いですし、とにかく常時込み合っていますものね。
せっかくのお盆休みに病院に行かなように、早めに行動しておくことをおすすめします。ただでさえ、みんながお休みだったり、お盆で人が集まったりすると、主婦は忙しいですからね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!また、お暇な時には当ブログにお越しくださいませ。