38才からの調剤事務

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同じ年の癌患者さんについて思うこと オキノームとオキシコンチン 若年性の癌

こんにちは!今日は大阪は例年通りの夏日のような気候です。もちろん暑いのは暑いのですが、ここのところの気候から比べると、かなり過ごしやすいです。これくらいならだいぶ助かるのですが、これからまた気温があがったりするのでしょうか。

 さて、今日は、ある患者さんのお話です。もちろん、プライバシーにかかわることですので個人を特定できないように内容を変えて書かかせていただきますが、その女性は私と同じ39歳の方で、オキノームとオキシコンチンというお薬を処方されている方でした。これは、オピオイド(医療用麻薬)の一種で、疼痛時に処方されるお薬です。疼痛時というのは痛みがあるときという意味ですが、頭痛や生理痛、抜歯後などによく使われるロキソニンやカロナールなどの痛み止めとは、痛みのレベルや種類が異なります。

 

 わかる方にはわかると思うのですが、これらの薬は一般的に癌による痛みが治まらない時に処方されるお薬で、薬剤師さんによればそういう状況は往々にして末期の場合が多いということだそうです。

 この患者さんは在宅で療養をされている方ですので、処方箋はファックスで送られてきて私は一度もお顔を伺ったことも話したこともないのですが、この方の処方箋を入力する度にこの方についていろいろ勝手に考えてしまいます。

 ご結婚されているのか、お子さんはいらっしゃるのか、どんなお仕事をされている、もしくはされていたのか。日々、想像を絶する痛みに耐えているのかなどです。

 私は出産のとき破水から始まったので、ひどい難産になりました。陣痛促進剤を薬と注射どちらを使用してもなかなか子宮口が開かないので、出産するまでに約2日苦しみました。あのとき、陣痛で体力が奪われすごく眠りたいのに、痛みのせいでほとんど眠れないという状態を経験しました。疲れて眠ろうとしても痛みに起こされるということの繰り返しに体から力がどんどん奪われていきました。

 よく出産は病気ではないといわれますが、あのときは早く出産したいという気持ちよりもこの痛みから抜け出したいという思いが強かったように思います。がんの痛みは想像を絶するものだと思いますが、陣痛のように定期的に襲ってくる激痛は、体力を奪うのはもちろんですが、生きる気力までどんどん奪い去っていきます。

 生理痛や頭痛でも一昔前までは痛みを感じても極力薬を飲まない方がよいという考え方が主流でしたが、最近はできるだけ痛みは早めに取り除いた方がいいという考えに変わってきています。昔より副作用の少ない鎮痛剤が作られたということも大いに関係していると思いますが、痛みを感じ続けることが、体によくない影響を及ぼすことが周知されはじめた結果なのだと思います。

 私も本当にその通りだと思います。強い痛みは、人が人として生きる力を奪ってしまいます

 私は医者や薬剤師ではありませんので、同じ年のこの患者さんがどのような状況に置かれているのかわかりませんが、もし、今ひどい痛みに眠れないほど耐えているとするなら、お薬の力で少しでも心と体が休まる瞬間が来てくれたらいいなと思います。

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