こんにちは!昨日は晴れ間がのぞいた大阪ですが、まだまだお天気は不安定。とにかく雨続きで洗濯物が乾かないので、少しでもお日様がでたら、チャンス到来!ささっと布団を干すのですが、そのまま買い物にでも行ったら最後、ざーと振られて悲惨な目に合わないとも限りません。お天気が落ち着くまでは、布団を干したら外出せずにベランダの様子をちらちらと伺いながら過ごす他なさそうです。
さて、今日は調剤薬局では日常茶飯事の業務、「お薬の一包化」について書いてみたいと思います。
お薬の一包化とは?
一包化とは複数のお薬を処方されている方のために、お薬をひとまとめにすることをいいます。透明の袋に裸の袋が入っている状態がいわゆる一包化された状態です。
調剤薬局の調剤室にはだいだい「分包機」と呼ばれるタンスのような?大きな機械が備え付けられてあります。一包化はこの分包機を使って行います。
調剤薬局での一包化の頼み方などはこちらもどうぞ!
一包化ってどうやるの?
一包化の方法ですが、まず、患者さんからお預かりした処方箋をレセコンに入力して、処方されたお薬を集めます。そして、監査機に通すのですが、そこまでは基本的に一包化しないお薬と一緒の手順です。ここからが一包化になりますので、手順を説明すると、
集めたお薬をPTPシートから一錠ずつ取り出す→分包機にお薬をセットする→レセコンから飛んできたデータを確認し、個包装の袋に記載する事項(患者さんの氏名、薬の名前、日づけ、用法など)を入力する→分包スタート→分包機から出てきた分包されたお薬が正しく一包化されているか目視でチェックする
と、いうような感じになります。
これは、カプセルや錠剤の場合で、粉末のお薬の場合は、重さを計測して分包機にセットします。
一包化できないお薬もある
お薬の種類によっては湿気に弱かったり、光に弱かったりするお薬があり、PTPシートから取り出すことができない薬もあります。そういうお薬は一包化できませんのでPTPシートのままお渡しすることになります。また基本的に粉末のお薬と錠剤のお薬は一包化することはできませんので、こちらも別包になります。
一包化するのにかかる時間は?
一包化に要する時間は薬の種類や数、日数が増えるほど長くなります。薬の数が増えると、ピッキングするのに時間がかかりますし、一包化できた薬を目視で監査しますので、その分、時間がかかるというわけです。また、他の患者さんがいらっしゃったりする場合は順番で一包化していくのでそれだけお待ちいただくことになります。
でも、通常のお薬の量や種類であれば、だいだい15分あればできることが多いです。
服薬に不便を感じている方はご遠慮なく一包化を!
お薬の種類が多くて飲み忘れそう。または、お薬をPTPシートから一錠ずつ取り出すのが困難になってきたと、感じられてきた方などはぜひ調剤薬局で「一包化してください」と、お申し付け下さい。
本日もお読みいただきありがとうございました!もしこのブログがお気に召しましたら読者登録していただけると、大変、励みになります!よろしければ読者になるのボタンから読者登録よろしくお願いいたします。明日もぜひ、当ブログへお越しくださいませ。