38才からの調剤事務

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誰のための院外処方か 院内処方のメリット・デメリット②

 こんにちは!今日もひどい雨ですね。みなさんいかがおすごしでしょうか?

 雨が続いているので気をつけていたはずなんですが、うっかりマンホールの上で滑ってしまい、危うく転びそうになりました。すんでのところで堪えましたが、転んでいたかと思うと冷や汗がでました。どろんこのパンツで出勤したくはありませんもんね。

 みなさまもくれぐれもお気を付けください。

 さて、今日は昨日の続きの「院内処方」についてです。

 院内処方は院内処方といういうだけあって、完全に院内で処方と調剤が完結しているというお話をしましたが、ここには何点か問題があります。

 

 

医師のチェックしかない

 院外処方の場合は、薬剤師によるチェックが入るが、院内処方だとそれがありません。もし、薬の用法や容量が間違っていたとしても確認するのは基本的に医師か看護師しかいませんので、投薬ミスが発生するパーセンテージは院外処方よりは確実に高くなってしまいます。

院内にある薬で間に合わせがち

 お医者さんはどうしても院内にある薬の在庫の中から薬を出しがちになります。大きな病院以外では、調剤薬局のような多種多様な在庫を持っている病院は多くないので、どうしても選択肢が狭まれがちになります。私も一度、内科の病院で花粉症の診断を受けた時に、たまたまその病院が在庫を切らしていた薬があり、他の薬に変更されたことがありました。

ジェネリック医薬品を希望しにくい

 前項とも重なりますが、院内処方の病院の場合は基本的に院内にある薬を投薬されることが多いので、もし、投薬された薬が先発品の場合、その薬のジェネリックがあったとしても、その病院に先発品しかなかった場合は、なかなか変えてもらいづらくなってしまいます。

 院外処方なら調剤薬局でジェネリックのあるお薬なら、ジェネリックでと希望すれば簡単に変更できますし、もし、その調剤薬局が希望しているお薬のジェネリックを置いていなければ、他の薬局へ行けばいいし、取り寄せてもらうことも可能です。

 

 もちろん、ケースバイケースで院内にないお薬を処方してくれるお医者さんもいますが、そうでない場合もやはりあります。

 また調剤薬局で働いていると、「うん?これは」という処方箋もよく目にします。お医者さんだって、人間。どうしてもミスはあります。(ただ、ミスの頻度は意外と高いんですよね)

 そういう人為的ミスを減らすためにはやはり物理的にチェックの回数を増やすのが一番効果的で、そう考えると、やはり安心のためには「院外処方」だなあと思うわけです。

 さらにいえば、もう一段階チェック機能を増やすということも重要かなと思います。今はネットでたいていのお薬が調べられるようになっています。ですので、病院で処方箋を出してもらって、調剤薬局でお薬を受け取ったら、お家で患者本人もチェックしてみる。自分の体ですので、そういう癖をつけておくことも重要かなと思います。私も実際に実践していますので、みなさんもよかったら試してみて下さいね。

 

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