38才からの調剤事務

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調剤薬局のテレビの役割 意外と知らない 薬局雑学エトセトラ

 こんにちは!関東、甲信越地方では梅雨開けが発表されましたね!ついに本格的な夏の到来です。みなさまいかがおすごしでしょうか?

 近所のクチナシもそろそろ見頃を過ぎ、代わりに向日葵のかわいい黄色が目につくようになってきました。驚いたのは、向日葵に交じってコスモスが咲いていたこと。コスモスって暑さにも強い花なんですね。この暑さで私はすでにバテ気味ですが。うらやましい。

 

 さて、今日は調剤薬局のテレビの役割について書いてみたいと思います。

 たぶんよっぽど小さなところ以外は今は調剤薬局にテレビがないところってないんじゃないでしょうか。場所によっては超大型スクリーンを設置していたり、複数台壁掛けテレビがあったりと、なかなかに立派なテレビを見かけることが多い気がします。

 なぜ、調剤薬局にテレビがあるのかといえば、やっぱり「患者さんの待ち時間を少しでも快適にするため」だと思います。すぐにお渡しできるお薬ならいいのですが、複数のお薬を一包化される場合などは、どうしても15~20分くらい時間がかかります。

 その間に テレビがないと、待合室はしーんと静まり返って、患者さんはただひたすら待つという感じになってしまいます。そうなってくると待ち時間は余計に長く感じられると思います。

 お若い方でしたら、スマホで時間つぶしされるのでまだいいのですが、調剤薬局に来られる方は大半がご年配の方ですので、やはりテレビが主力になってきます。

 もちろん雑誌もありますが、音がある方が空間的に間が持つんですよね。ただでさえ、医療関係の施設は殺風景になりがちです。また、スタッフの立場からしても、テレビがあるとすごく助かるんです。

 例えば、患者さんの持ってこられた処方箋の薬がない場合、近くの薬局に電話をかけて分譲先を探さなくては行けないのですが、テレビはついてるとそのときの電話も聞かれずに済みます。

 別に聞かれても困らないのですが、「薬がない」という状況は少なからず患者さんを不安にさせてしまいますし、薬局への不信感にもつながってしまうんです。薬局も商売ですから、「じゃあ、よそに行こか」と、なってしまわれては困ってしまいます。

 分譲先を見つけて、お薬を確保してから、患者さんに「今お薬はないんですが、近くに取りに行けばご用意できますので、5分くらいお待ちいただけますでしょうか」という流れに持っていくようにしなくてはいけないんですよね。

 そういうわけで、そういう電話の声を極力患者さんに聞こえないようにするためにもテレビは一役買ってくれているというわけです。

 もうひとつ、処方がおかしかったときや、患者さんから薬の変更や一包化の依頼があった場合も電話をかけなくてはいけません。ファックスで対応することもありますが、近くの連携した病院には電話で処方の確認をします。

 患者さんからの依頼ならまだいいのですが、明らかに処方に不備があった場合、電話の声が患者さんに聞こえてしまうと、病院への不信感が生まれてしまいます。患者さんが不安になるようなことはできるだけ避けたいので、プロセスは極力見せないようにしなくてなりません。そういうときもテレビがあると助かるというわけなんです。

 みなさんも調剤薬局に行かれることがあったら、そういう背景を踏まえてテレビをチェックされてもおもしろいかもしれませんよ。

 

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