今日は昨日までとの晴天が嘘のように梅雨空に戻りましたね。みなさま、そろそろ雨にも慣れてこられたでしょうか。
これだけ湿気があると髪の毛が広がってうまくまとまりません。乾燥と湿気、お肌には湿気の方がよさそうですが、髪の毛の場合も湿気の方がいいのでしょうか。
さて、私がいつも働いている調剤薬局には外来の患者さん以外にも、ケアマネージャーさんや、介護士さん、ヘルパーさんなども来局されます。
在宅介護の患者さんや、施設の利用者さんにお薬を届けるために来局されたり、お薬の相談にこられたりするのですが、先日、会話の中で「介護衣料」の話題がでました。
介護衣料というものがあるということは一応、知っていたんですが、改めてカタログを見ると、こんなに進化しているのかと驚きました。
今日はその中でもとても便利でよく考えられてあるなと感心した物を取り上げてみたいと思います。
フルオープンタイプの鍵付きパジャマ
子供服のロンパースのように、首からくるぶし辺りまで前でにジッパーがついていて、介護される人がそのまま寝たままでも着替えさせることができるパジャマです。これなら上半身を起こすことなく、着替えさせられるので、介護する人がとても楽だと思います。また、自傷行為を防ぐためにジッパーに鍵がついていて施錠できるようになっています。
服に鍵が付いているなんて人を人として扱っていなんじゃないかと思ってしまいますが、認知症などが進んだ方の自傷行為は時に命に関わる深刻な問題です。リアルな介護の現場ではこのような介護服が必要とされているのだなと、改めてきれいごとでは済まされない介護の過酷さを思い知らされた気がしました。
480ccまで吸収できる吸水パンツ
ある程度の年齢になりますと尿漏れの問題は決して誰かの話ではなくなってくるわけで、尿漏れパンツや吸水パッドなどのマーケットが年々拡大しているのもこの高齢化社会では納得の事態ですが、480ccまで吸水してくれる吸水パンツがあるなんて思いもしませんでした。480ccといえば、もはやペットボトル1本分!これはとても心強い。
これなら介護される方はもちろん、介護する方も安心して眠ることができますよね。
ワンタッチテープパジャマ
これもなかなかの優れもので、一見すると、ボタン付きのふつうのパジャマに見えるんですが、実はマジックテープで開閉できるというものです。つまりボタンはすべてダミーなので外したりしなくても脱ぎ着が可能です。
これは機能的であり、介護される方の気持ちに寄り添ったとてもよいアイテムだと思います。介護される方の人としての尊厳をできるだけ守ることは、人を人として扱うという介護の基本理念のためには絶対必要なことだと思います。
このダミーのボタンがあるだけで、どれほど気持ちが救われるのか。自分が介護される側になる日のことを想像すると、このボタンは決して見逃せない工夫だなと思いました。
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