ぽっかぽかの初夏の陽気にすっかり慣れてしまったので例年通りの3月の気温に戻ると、少し肌寒いなあとさえ感じてしまう今日ですが、みなさんいかがおすごしでしょうか?
さて、昨日は健康を守るために調剤薬局ではぜひ問診票を書いてください!とおすすめしたのですが、「それでも問診票を書きたくない!」と、いう方もいらっしゃると思います。
今日はそんな問診票嫌いの方はどうすればいいかということについて書いてみたいと思います。
問診票の重要性については昨日も書いたのですが、そもそも問診票にはどんなことを記入しなければいけないのでしょうか?
私が勤めている調剤薬局の問診票には以下のようなこと記入するようになっています。
・名前
・性別
・年齢
・身長/体重
・主訴
・現病歴
・他に治療中の病気の有無
・既往歴
・家族歴
・アレルギーの有無
・アルコール摂取の有無
・運転をするかどうか
まあ、だいたいどの薬局でもこのようなことを記入することになっていると思います。
さて、問診票の項目を改めて見ていくと、個人的な情報を記入しなくてはいけない項目が多いことに気付かされます。
調剤薬局は一、医療機関と言えど、コンビニよりも数多いという状況の中、どの薬局でもきちんとプライバシーを守ることが徹底されているかと言えば、実際はそうではないところもあっても不思議ではないですよね。
既往歴などの項目も「精神疾患」、「泌尿器系」「婦人科系」などの病気だと記入することをためらう方がいらっしゃっても全くおかしい話ではありません。
たとえば、病院の場合なら今はほとんど個室での診療が当たり前ですが、調剤薬局の場合、狭いスペースで薬剤師と患者さんの会話が筒抜けになっていることは珍しい事ではないのではないでしょうか。
近所の知り合いの人がいるかもしれない場所でプライベートな話をされるのはほとんどの人がいい気はしないと思います。そういうこも加味すると、
「プライベートなことなので問診票は書きたくない!」
と、ストレートに断られる方もたまにいらっしゃいますが、これも一理あるのかもしれない。これくらい用心深くなっている方が自分の身を守ることができるのかなあと最近思ったりもします。
結論をいえば、調剤薬局で問診票を書く、書かないは全くの自由です。薬の飲み合わせなどの問題や特別な持病などがなければ別にすべて自己責任の世界なわけで、調剤薬局的にも保険番号や何かあった時の連絡先がわかれば事務的には全く問題ありません。
問診票の記入は患者さんの健康を守るためのものであって、決して義務ではありません。だから、調剤薬局で問診票を書きたくない場合は、書かなくても薬は受け取れます。
「問診票を書きたくないんですけど、薬は処方してもらえますか」と、言っていただければまず、書かなくていい方向になるはずです。
もし、問診票を書きたくなくて仕方ない人は一度、そう相談してみて下さい。きっと、大丈夫だと思います。
ただし子供さんの場合は、体重によって薬の量が変わりますので体重は書くようにしてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!また、お暇な時には当ブログにお越しくださいませ。