38才からの調剤事務

38才から全くの未経験で調剤事務をはじめました!身近なようで実はあまり知られていない調剤薬局のことを書いています。ぜひ読者登録おねがいします☆ 

こんなにも差が出るの?実年齢と見た目年齢 

ようやく春の陽気になってきましたね。梅も盛りで、近所の公園ではちらほら桜の蕾もほころびはじめました。このままインフルエンザも収束してくれれば良いのですが、まだまだ朝夕の寒暖差が激しいのでうっかり油断していると体調を崩してしまいますのでみなさんご用心してくださいね。

 さて、今日は年齢について書いてみたいと思います。

 

 調剤薬局に来る方はみなさん処方箋を持参されます。その処方箋には患者さんの氏名、性別、保険番号、公費番号や、生活保護を受給しているか、などの個人情報が記載されているのですが、その中に「生年月日」も記載されています。

 処方箋を受け取ると、あらかじめ登録されている患者さんの個人情報と処方箋の内容が合致しているか照らし合わせて確認します。その際、感じることがありまして、それは、「実年齢と見た目年齢の個人差」なんです。

 若い患者さんはほとんど実年齢と見た目年齢の差を感じることはないのですが、40代以上の患者さんでは、実年齢と見た目年齢の差が個人個人でとても違うのです。

「え、このお姉さんが50才!」と思う患者さんもいれば、「このおじいちゃんが55才?」という患者さんもおられます。

  病気をすると見た目も老けて見えてしまいがちなので、薬局ではこのようなギャップを特に感じてしまうのかもしれませんが、それを覗いても個人差のようなものがとても大きいと感じました。

 たとえ話をあげると、みんな一斉に新品の靴を買ったとして、買ったばかりだとまだ綺麗なのは当たり前で、年月が経てばどんどんその人の履き癖や、手入れの仕方によって状態に差が出てくるような感じでしょうか。

 元々、美しく生まれた人でも、手入れをせずに惰性でその美しさを保てるのにも限界があって、それが40才くらいなのかな。20代、30代くらいまでならたぶん、全然大丈夫だと思うんですが。

 さすがに40才を過ぎると、どんな人でも顔、髪の毛、指先、体型、姿勢、ファッションセンスなど、気にして生きている人と、そうでない人とは差が出てきてしまうように思います。

 さらにいえば、ずっと気にして生きてきた人との差はかなりなもので、年をとればとるほど、その差が広がっていくのでしょうね。

 若く見えるのが良いというわけではないでしょうが、老け込んで見えるというのは、やはり体も老化しているということが多いでしょうし、自身の健康に対しての意識もそれほど高くないような気がします。

 年月が経てば経つほど、その人が今までどういう風に生きてきたかという「生き方」が、体に出てきてしまうんでしょうね。

 先日、来局されたご年配の患者さんとお話しした後、処方箋を確認すると、89才!お年を全く感じさせないような足取りで、背筋もすっと伸び、年下の私に敬語を使って下さいました。

 保険の変更などで少しわかりにくいお話をさせていただいた際もきちんと最後まで説明を聞いて下さり、「ご丁寧にありがとうございます」と頭を下げられました。

 ご年配の方は耳が聞こえにくい方も多く、保険の話などをしても、「ようわからんわ」とか、「まかせるわ」という感じになることも多いんですよ。でも、その方はしっかり話してる私の目を見て、説明を聞いてくださったのがとても印象的で、ああ、私もこういう大人になりたいなと思いました。

 年を重ねるという表現がありますが、それ相応のものをきちんと積み重ねて生きていきたいと考える今日この頃です。 

 

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