じめじめ、どんよりの天気が続いておりますが、みなさんいかがおすごしでしょうか。
今日は、前回からの続きで、「バイオシミラー」についてお話したいと思います。
バイオ医薬品のジェネリック医薬品(後発品)が、「バイオシミラー」でしたが、実際、先発品と「バイオシミラー」はどのくらい薬価が異なるのでしょうか。
平成26年2月12日厚生労働省保険局長通知代7号によりますと、バイオシミラーの薬価は先発品の薬価の原則70%で算定されるというルールがあります。
つまり、単純計算で30%引きでお薬が買えることになります。
たとえば、月2000円、年間24000円お薬代がかかっている患者の場合、
先発品からバイオシミラーに変更するだけで、
年間の薬代は16800円になり、7200円の節約になります。
バイオシミラーは先発品と同じ効果・効能がありますので、患者さんにすれば、薬の効き目などを気にすることなく、大幅に医療費の削減ができるようになるわけです。
バイオ医薬品は高度な製造技術を用いるため、一般的な薬よりも薬価が高くなりますので、これは使わない手はありませんよね。
しかも、バイオシミラーは高度なバイオ技術を用いるため製造工程が多く複雑です。そのため一般的なジェネリック医薬品よりも多くの試験やチェックが行われているということですので安全面でも信頼性が高いということがいえるかもしれません。
実際に薬局でお客さんに接していると、ジェネリック医薬品に対する抵抗感というか、不安感はまだまだ根強いものがあると感じます。
ジェネリック医薬品やバイオシミラーは先発品は効果・効能は、同じですが原材料は異なる場合もあります。
ただ、ジェネリック医薬品もバイオシミラーも国内の厳しい検査を受けて合格したものということに変わりありません。
医療費の問題はすでに個人個人の問題ではなく、国家の課題にまでなっています。
お薬を継続的に飲み続けなければならい患者さんにとって、医療費の問題は切り離すことはできないことですし、バイオシミラーのようなお薬が患者さんの闘病生活をサポートしてくれるのは紛れもない事実だと私は思っています。
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